kenshiro mori (guiter.)
2014年08月28日
こんにちは。ギター森です。
ba佑真君の作ったの杏露虫ライブの予約フォームでは好きな曲を3曲まで選べる作りになっているのですが、今回せっかくなので集計してみました。ギター森の超個人的な見解による曲紹介とあわせてどうぞ!
1位 "妖精エコー"
https://www.youtube.com/watch?v=XPaiiEeXySo
ダントツでした。最初期の曲で、リフもののスタジオでのセッションからバンド全員で曲を作り上げていった、バンドらしい曲。ゆうまいわく、曲の最後のギターはライブで70%以上の確率で間違えていたらしいが、自覚無し・・・
2位 "メランコリー"
https://www.youtube.com/watch?v=XsLlH1KUzEA
セカンドミニアルバムからの曲。The Pop Groupがどこかのインタビューで、ファンクをやりたかったが演奏が下手で気がついたらこうなってた、みたいなのを聞いて、じゃ、杏露虫でやったらどうなるだろ、と思って作った曲。イントロのベースフレーズはいい仕事してますね!ゆうま君!
3位 "薔薇色"
https://www.youtube.com/watch?v=u660nYkDP8s
妖精エコーと並んで、杏露虫最初期の曲。Ani DiFrancoみたいな2コードのパーカッシブでソリッドな曲にしたかったのだが、結果的には杏露虫で一番ポップでキャッチーな曲になった。この曲のギターは、手元の演奏もさることながら足下のディレイと歪みの踏みかえも、もはやダンス。
4位 "誰も知らない"
https://www.youtube.com/watch?v=83qifs8N98Y
2nd ep "誰も知らないep"のタイトル曲。大学の友人の自主映画を作る時にサントラを頼まれて作った曲。歌詞が素晴らしい。某映画のタイトルから曲名をパクった訳ではない!
5位 "ユーモレスク"
実は、高校を卒業した後に再度杏露虫をはじめるまで、葉抜きの3人でバンドをやっていた暗黒時代があるのだが、その時にやっていた曲。バンドに若気の至りで変拍子を導入しようとして、何のために必要なのかわからん!と猛反発をくらったのはいい思い出。
今回アンケートをとったところ、0票の曲は1曲もありませんでした!ありがたや。
8/31は上記の曲は全部、というより、杏露虫のほとんどの曲をやります。
ファーストセットは杏露虫4人、セカンドセットはAjysytzよりVo瑠奈さん、Gt有田君をお迎えしてお贈りする1時間強のライブとなります。おそらくこのボリュームでライブをすることは今後まずないと思いますので(というより、次のライブがあるかどうかもわからないので・・・・)、どうぞお見逃し無く!
2014/8.31(日)@新代田FEVER
杏露虫 presents 「杏露虫 LIVE 2014 〜夏の終わりのハーモニー〜」
http://www.diffusy.com/shinluchu_20140831
Open 16:15 / Start 17:00 ※ライブ終了は20:15頃を予定しています
Adv ¥2,800 / Door ¥3,000 + 1drink
■杏露虫
■山田杏奈 feat. 益子樹(ROVO, DUB SQUAD) / OLGA(Jimanica Band Set, jazz collective)
■AJYSYTZ
Food パラソルキッチン (by Ba.平泉佑真)
2010年06月23日
「こだわりを一枚一枚脱いでいって、最後に残った物が個性だと思うんです。」
こだわりを着ていく作業は、個性的であろうとする人間ならば誰でも自発的にしていくものですが、それが本当に必要かどうか考えて、いらないものは脱いでこだわりを洗練させていく作業は、なかなかできるものではありません。だって自分が着ているこだわりが本当は全部くだらない物で、いらないものを脱いだらすっぽんぽんになってしまうことだってあり得るわけですから。これは恐ろしい事です。それが出来るには相当な勇気と自信が必要でしょう。
個性を和英辞書で調べてみると、二つの単語に出くわしました。
[originality=個性、独創性、奇抜性、本物であること]
[individuality=個性、特性, 人格、独立したもの]
originality:個性がある、ということにおいてはおおむね、こちらのことを語る場合が多いのではないかと思います
individuality:[in(否定) divide(分ける)-al]、つまり、これ以上分ける事の出来ない状態の事を意味するそうです。まさに上述の佐野氏の発言どうり、一枚一枚脱いでいって最後に残ったものを示していると言えます。
集めたこだわりを脱いで脱いで、最後に残ったもの=[individuality]が本物=[original]だったらその人は本当の意味で個性的であり、そういう本当に個性的な人こそ、かっこいいなあと思う次第です。こじつけですけどね....
2010年04月22日
病気に苦しむことなく、元気に長生きし、病まずにコロリと死ぬ事をぴんぴんころりと言うらしいですが、まさにうちのおばあちゃんはぴんぴんころりでした。享年93歳。本日は母方のおばあちゃんのお葬式でした。
江原啓之似の悪そうな葬儀屋のあんちゃんや、髪の毛フサフサのお坊さんがかもしだすギャグのような胡散臭さが葬式にみじんの湿り気やシリアスさを演出しなかったのは、おくられるおばあちゃんにとっては良い事だったのではないでしょうか。
「お葬式はね、死んだ人をおくるだけじゃなくて、生きてる人を集めてめぐりあわせるためにあるんだよ」
次男の結婚式以来、4年ぶりに集まった森家7人(五兄弟全部男)が次に全員そろうのはいったいいつになるでしょうか。理由もなく人に会うことが、年々、おっくうになっていくことを省みた今日この頃でした。
絡み合う樹海と未来
木霊が教えてくれた唄 詞(ことば)縁の地
捧げる大空の匂い
芳しい朝焼けの叫びは悶え
葬列の人々が放つ白蓮
捧げる大空の匂い
風見鶏 小雨に濡れ時めいていた
私の想い 東へ羽ばたいていた
朝もやの中 あなたはどこへ?
体ハ飛ベナイノ? コノ街デ
今日モ待ツノ? コノママデ
唄を歌うだけ
捧げる大空の匂い
オリエンタル
2009年12月29日
仕事も納め、ようやく楽しい新居プランニングです。
新居は角地にある一軒家の二階と屋根裏で、部屋の形が四角ではないので、うまいことスペースを使って家具をおきたいところ。
壁一面収納は魅力です。ドラえもんを6人ぐらい飼えます。
屋根裏が6帖ぐらいあるのが素敵。ただ、壁紙も畳もなくベニヤの張りっぱなし。こちらは寝室にして、二階は簡易スタジオに・・・
ちなみに向かいが材木屋さんというのも良いですね。
ご挨拶に伺ったところ、「26?所帯無いのか?じゃ、お見合いするか?、よし、いいのいるから、うちの孫。」と、冗談か本気か、これが古き良き高円寺〜阿佐谷クオリティの人情味にあふれた会話なのか、圧倒されたままノーともイエスともいわずにお茶を濁しておきましたが、遠まきにみていたおそらくお孫さんとおぼしき娘さんの、これまたお茶を濁さないノーリアクションに、アイロニイを感じた今日この頃です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
2009年11月28日
スピーカー制作をはじめてはや1年、数々の失敗を繰り返し、ようやく満足のできるものができました。
Tangbandという台湾のメーカーの、竹繊維のスピーカーユニットを使用し、バッフル(スピーカー表面の板)にも竹を使用、デスクトップに置くもよし、本棚のすきまに入れるもよしの、レコードジャケットサイズです。
「並列配置型小部屋構造(MCAP)」という、なんともいかつい名前の箱の設計方式を採用しましたが、このMCAP方式、湯島に在住の鈴木さんというオーディオを趣味にしてらっしゃる方が、独自に研究、発明をしたものなのですが、その理論の徹底ぶりがまあすごい。趣味にもかかわらず、論文を発表し、特許の取得までしてしまったというのですから、頭が下がります。すぐにお宅にお邪魔し、設計方法やコツを教えていただきました。
MCAPのサイト
http://mcap.web.fc2.com/MCAP.html
スピーカーの箱は、簡単に言うと、箱の大きさと内部の筒の形状によって共振させることにより、低音を再生することができるのです。従来(市販のスピーカーの99%)のスピーカーは、この共振する周波数ポイントが1つしかないため、この共振周波数で音の癖がつきやすくなるのです。それを、複数の共振周波数をつくることにより、かなり低い帯域まで低音を再生し、かつ癖を少なくできる画期的な仕組みが、このMCAP方式なのです。
箱の中に複数の空気部屋を作らなければならないため、若干設計が難しいですが、共振周波数がほぼ設計したとおりになるので、理屈と音の因果関係が見えやすく、僕のような理系人間には楽しくて仕方がありません。
制作費も全部で2万円はいかない程度でしょうか。パーツをうまく選定したり、効率よく木材をカットできればもっとコストが下がるかな。
音は・・・・すごいです、今聴いている原田知世さんがそこにいるかのようで・・・自分が今まで作った中でも一番の出来です。竹の癖が出ているのか、とてもしなやかで弾力のある音。低音も十分です。自画自賛。近年の音響機器のドンシャリ傾向とは対極にあります。
ipodのドックを付けて、指すだけで手軽に本格的にオーディオを楽しめるものがあったら欲しがる人いるかな〜とか考えています。依頼求む、予算下さい(笑)。
2009年10月05日
思考というのは、それ自体は筋道の確認作業です。ただ、思考には、数多くのリミッターが存在します。
自己愛、常識、経験、損得勘定etc..これらは当然、保護をするために、必要であるから存在するのですが、無意識、不可避に発動します。これが発動すると、思考停止に陥り、進んでいるつもりでも、同じところにまたかえって順繰り巡りをしてしまう、つまり「思考の循環」に陥ります。
その筋道を辿って戻って来たときに、新しい見識、新しい感覚を発見でき、新たな筋道を見つける事ができる、さらにそれが連綿と続くと、「思考の螺旋」を作ることができます。
この思考の「循環」と、思考の「螺旋」は、似て非なるもの、前者は思考において非常に有害で無意味であり、後者こそが思考のあるべき姿だと思うのです。
例えば自己嫌悪について。自分に自信が無い、あぁ自分は駄目だと言いたくなるような時、こう「感じる」ことについては、無意識かつ不可避でしょう。
このときに、自分を「疑う」ことが出来るでしょうか。
何故=WHY、自分がそう「感じる」のか?ということを考えることが出来るでしょうか。
無意識のうちに、自己愛で矮小なプライドを保護しようとしているのではないか、さらにたちが悪い場合、慰めを得ようとはしていないか、ということを疑う=SUSPECT、ことができるでしょうか。
この二つの疑う:WHY/SUSPECT:は、思考にとって非常に重要だと思うのです。
これがなければ、思考が同じところを行ったり来たりして、それでいて自分はすごく苦労して考えている気になる「思考の循環」に陥ります。
かたや、この「感じた」事に関して、自分と向き合い、疑い、考える事は、「思考の螺旋」を形成するきっかけに成り得るでしょう。
慰めや自己愛、他人の頭から借りて来た思想や宗教で形成される「自信」が果たしてどれだけの力を持つでしょうか。自分を徹底的に「疑」って得た確信こそ、本当の自信に成り得るものだと思います。
自分を、感じる事を、疑うとはそういうことです。
本日記の燃料:過密予定による疲労困憊と家にあった泡盛
2009年07月14日
耐えかねた村人は、若いむすめのかわりに、その村で一番のブサ○クなむすめを貢ぎ、鬼は気づかずに喰べたところ、鬼は腹を抱えてのたうちまわり、ついには乾涸びてしぼんでしまったそうな。
乾涸びた鬼の体を海に捨てたところ、鬼の白い髭から、300年間食べ続けたむすめの魂が海に散らばり、その魂が海の中で生き返ったのが
アワビだったとさ
村人は喰べられたむすめを祀るために、毎年、村の山奥の神社に、その年一番に取れたアワビを、村一番のむすめが貢ぐことにしたとさ。それが今になって続いている、しろんご祭の伝説だと、言い伝えられているそうな。
だからアワビはあんな形なんだな。
まねきアワビ」に豊漁祈願…三重で海女の祭り
7月13日9時5分配信 読売新聞
「まねきアワビ」に豊漁祈願…三重で海女の祭りhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090712-00000465-yom-soci
神社に奉納される「まねきアワビ」
三重県鳥羽市菅島で11日、島の白髭(しらひげ)神社にアワビを奉納し、海の安全と大漁を祈願する海女の祭典「しろんご祭」(市無形民俗文化財)があった。
白い磯着姿の海女45人が、ホラ貝の音を合図に、ふだんは禁漁区となっている「しろんご浜」の海に潜り、アワビのつがいの初取りを競い合った。
最初に取れたつがいのアワビは、豊漁を招く吉兆の「まねきアワビ」といわれ、今年は西村友江さん(51)が取った。西村さんは1年間、「海女頭」として敬われる。まねきアワビは、地域代表の小寺奈緒さん(20)が同神社に奉納した。
写真の小寺奈緒さんは村一番のむすめのようです。ニヤニヤ。
ライブ告知です。
2009年7月18日(土)-19日(日)@東京 下北沢GARDEN
"光源 vol.1 "http://kogen.tv/
Open/Start 14:00/15:00(18日) 12:00/13:00(19日)
早割 2,800円/2日間通し券 5,000円
Door/Adv 3,000円/3,500円 2日間通し券 5,500円
18日 act) killie、a picture of her、raisemind、aie、Z、document not found、タテタカコ、buddhistson、anathallo(from USA)、MIRROR
19日 act) balloons、heaven in her arms、the guitar plus me、MOD LUNG、降神、bloodthirsty butchers、sora、As meias、PASTAFASTA、東京スーパースターズ
MIRRORは18(土)に出演します。オープンは14時、スタートは15時、ミラーの出番は17:15からになります。とても良いバンドがそろっていますので、是非遊びに来て下さい。
いちおう念のため断っておきますが前半は僕の作り話です
2009年02月16日
まずはこちらの動画をご覧ください。
(画質が悪いので、小さく表示してます。見づらくてごめんなさい。大きいサイズで見たい人は動画をダブルクリック)
平泉さんとこの姪っ子、あいりちゃんです。
うちに遊びにきたときに、十五年ぶりぐらいでしょうか、アルプス一万尺を一緒にやったのですが・・
ア〜ル〜プ〜ス一万尺〜 こ〜や〜りのう〜えで.....あ、あれ、合わないな〜、俺間違えたかな〜、二周目がずれちゃうな〜
ん....?
あいちゃん.......?
これはもしや......
動画をよくご覧ください
4分音符 | 1 | 2 | 3 | 4 | ||||
8分音符 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
歌 | こ | や | り | の | う | 〜 | え | で |
上の表、8分音符の"5 6"と"7 8"の動作(振り付け)は、
各々が8/8拍子における2拍・・・
つまり、4分音符 ・1拍分の振り付けが、通常のアルプス一万尺なのですが、
この"5 6"と"7 8"部分の[4分音符 ・1拍分]を【8分音符・1拍分】に減らすとどうなるか.....
一周ごとに歌と動作がズレつづけます。(=振り付けが歌を追い越します。)
これはまさにスリップビート!
アクション | 1小節内の八分の拍数 | 4小節の拍数の合計 | |||
歌 | 8 | 8 | 8 | 8 | 32 |
振り付け | 8 | 6 | 8 | 6 | 28 |
"通常"の動作(=振り付け)と歌の一対一対応を図で示すと・・・
1小節目 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
あ | る | ぷ | す | いち | まん | じゃ | く | |
2小節目 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
こ | や | り | の | う | 〜 | え | で | |
3小節目 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
あ | る | ぺ | ん | お | ど | り | を | |
4小節目 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
さ | あ | お | ど | り | ま | し | ょ |
※上段の数字は【振り付け】をさします
【参考】通常のアルプス一万尺の振り付け
と、ここで、天才あいちゃんのスリップビートにより動作(=振り付け)はどうなるかというと、
【1小節目】
通常バージョンと同じ
【2小節目】
振り付けが6/8になり、[本来3小節目の1拍目の振り付け]が、[2小節目の7拍目(歌="え"のところ)]にくる。歌は、以降すべて8/8のまま。
【3小節目】
1拍目(歌="あ"のところ)の振り付けは、[本来3小節目の3拍目でやる振り付けからスタート。]そして、7拍目で本来4小節目の1拍目でやる振り付けになる。
【4小節目】
1拍目(歌="さ"のところ)の振り付けは、[本来4小節目の3拍目]でやる振り付けからスタート。そして、[5拍目で本来次の1小節目の1拍目]でやる振り付けになる。
1小節目 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
あ | る | ぷ | す | いち | まん | じゃ | く | |
2小節目 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 1 | 2 |
こ | や | り | の | う | 〜 | え | で | |
3小節目 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 1 | 2 |
あ | る | ぺ | ん | お | ど | り | を | |
4小節目 | 3 | 4 | 5 | 6 | 1 | 2 | 3 | 4 |
さ | あ | お | ど | り | ま | し | ょ |
※上段の数字は【振り付け】をさします
上記のように、ずれ続けることになる。これはまさに"OWLS"や"ASMEIAS"がよくやるアレではないですか。ドラムが7、ギターは3で回り続け、21拍目で頭が合うような、あれですよ。
もう1回、スリップビート.verをみてみますか
【参考】 Owls - Everyone Is My Friend普通であれば、動作が歌に対してずれ続けることに対応できない、というのも、アルプス一万尺を覚えるときに、100人中99人は・・・
「動作と歌の一対一の対応」
を、無意識的なり、意識的なりにまず最初に捉えるからだ。ところがあいちゃんはおそらく偶然に動作だけずれて覚えてしまった。しかしそのずれた動作のループは崩れず、歌とスリップしていくことをなんなくやってのけてしまえる。「動作と歌の一対一の対応」という、効率的かつ束縛的な捉え方をせず、それでいて独自の構造をちゃんと作り上げている。
う〜ん、なんと自由で柔軟な感覚。子供はみなそうなのか、それともあいちゃんが天才なのか。たかだかお遊戯ですが、非常に、はっ、とさせられました。
さて、あいちゃんは、残念ながらおそらくあまり役に立たないむしろ、「正しい」アルプス一万尺をする99人にとっては有害なこの天才性を、「人と違う」ということへの疎外感や恐怖、劣等感、自信喪失を味わった上でも持ち続けようという意思を持てるのだろうか?
それには、その天才性を認めてあげるまわりの人間の理解=愛が必要になるだろう。天才は、天才故に、その天才を守る楯を持たないのだから。
スリップビートアルプス一万尺は出来なくなってもいいけど、「正しい」ことにとらわれない、自由で柔軟なものごとの捉え方は是非持ち続けてくれたらうれしいです。
【追記】 2009/2/18 見やすいように記事のデザインを変更しました by ベース
続きを読む2009年02月13日
作りました。後輩の依頼により制作。
座って耳の高さにくるぐらいの大きさのスリムなトールボーイタイプですが、とても気に入りました。このタイプは良いですね、空間が見えます。低音もサイズから考えられないぐらい出ます。あげるの惜しいぐらい。鳴らし込めばもっと良い音になってくるでしょう。
ユニットとダクト(穴)の位置をもうちょっと考えればよかったかな...見た目が若干バランスが悪い。
しかしこれは楽しいな。次なる制作依頼を待ち、研究しておきます。
2009年01月26日
ギター森です。昨日は熊谷ブルーフォーレストにてMIRRORのライブでしたが、そこで共演した、ドラびでおこと、一楽儀光さんの映像&ドラムのパフォーマンスに、久しぶりに鳥肌が立ちました。
映像が、ドラムのトリガーに合わせて再生、停止、逆再生、早送りをできるプログラムをMax dpsというソフトウェアにより構築しているとのことです。
こちらは2005年のラフォーレのCM
あ〜、youtubeにあがっているものだけでは絶対わからないな....
個人的には、かの女子十二楽坊が落ちぶれて歌舞伎町で中国四千年の歴史を駆使した絶技(舌技?)によって男を骨抜きにするストーリーの"女子十二尺棒"、旅館での宴会で太った中年コンパニオンガールを押し倒して抱きつくオッサンたちのを映した"実録!公務員空出張の実態!"がどうしてももう一度見たくて、あの映像のDVDはないんですかと尋ねたところ、
「いやあ、あんなの出したらビデ倫ひっかかっちゃうよ!」
とのことで、出版前に廃盤になったとのこと....残念...
他にも、佐藤B作出演の"トイレその後に"のCMをコラージュしたもの、天皇賛美の右翼の映像、などなど。今まで映像と音楽を同期させてやってる人達はよく見ましたが、トリガーにより演奏で映像を動かすのを見たのは初めてでした。それ以上に、その映像のアイデア、ユーモア、芸術性etc、とにかくひきつけられるパフォーマンスにただただ感動。
思わずDVDを全部買い....しようと思ったら持ち金が足りず、とりあえず3枚だけ購入しましたが、DVDも本当に素晴らしい、久しぶりに手放しですごいと思えるアーティストに出会えました。
3/28には秋葉原グッドマンで、大友氏、ジムオルークとのコラボレーションがあるそうなので是非見に行きたいですね。ご興味ある方、是非一度ライブ会場に足を運んでみることをお勧めします。
2008年12月22日
音、最高です。今までなんで手を出さなかったのだろう。こんな簡単に安価にいいもん作れるなら市販のを数万かけてかうのはもはや馬鹿馬鹿しい。数万かけたことないけど...とりあえず今まで所持していたスピーカー全部処分ですね。
Tangbandという台湾製のポリプロピレンのユニット(スピーカーの音出るとこ)なのだが、二千円しないのに全然良い音。バナナといい、ビビアンスーといい、台湾製はすばらしいですね。
これは楽しい。誰か作らせてくれる人いませんかね。制作費いただければやりますので。価格、形状、応相談。
東急ハンズと島忠がレジャーランドになる日は近いですね。もう既に工具萌えの症状が出てます。ドリルと電ノコ欲しい!でもスピーカーより高いからなぁ.....
2008年11月30日
ではそれを、『とある行動原理に基づいている思考の一部である』という仮定をしてみましょう。
つまり、行動原理に導かれて、人は自分を〈演じている〉という仮定を。
この行動原理は、たいてい人間の「無意識下」に存在して、それを〈疑うな〉という指令を常に出し続けています。感じるということに対して、〈疑わない〉というルールを敷く事によって原理は成り立ち、「現実」になりうるということです。見得ない、知り得ないものに対する解釈を人間は「神」に置き換え解決しますが、さながら疑い得ないこの行動原理は「神」として君臨していると言えるでしょう。無条件で〈疑わない〉ことで存在し得ているのです。
ではこれを「有意識下」で〈存在させる〉ことは可能なのでしょうか?
台本に書かれたセリフや表情、目薬で流す涙でなく、「有意識下」で造り上げた『行動原理』により、キャラクターを〈存在〉させ、〈演じる〉ことができるのでしょうか?「無意識下」と同じように、それを〈現実〉とすることができるのでしょうか?
〈演じる〉という言葉は、「有意識下」においてはおおむね、{非現実}≒{嘘}を意味します。何故なら「有意識」、つまり自分が〈触れられる〉領域には行動原理が〈存在〉し得ないことが前提であるからに他なりません。その前提によって「神」になり得るのです。「神」の一部である、思う、感じる、というようなことが、より現実的に存在し得ることになるわけです。
神が現実的に存在するなんてアホか、と思った人、ここでいう「神」は「無意識下に存在する行動原理」のことですよ。お間違いなく。文章中のかぎかっこが付いている言葉は記号、数学でいうxやyやzと同じです。同じ次元を意味しますが定数、すなわち一つの意味のみを持つ言葉ではありません。”
[〜〜今頃になってから全部演じてたなんて〜受話器越しに泣かれたってこっちがなきそう〜〜]
林檎さんの歌詞を拝借しましたが、「有意識下」で〈演じる〉事はあばかれたときには{嘘}になり、{非現実}になり、受話器越しの彼は泣くような羽目になるのですが、何を〈演じ〉ていたかはいざ知らず、受話器越しの彼がケツまくらずに〈演じる〉自分を100%〈演じ〉上げていたら、果たして林檎さんは受話器越しで泣きそうになったでしょうか?
いや、きっと呆れていたでしょうね....
まあ林檎さんが呆れてしまったかもしれないことはさておき....
「有意識下」で〈演じ〉上げること
このときに存在し得る行動原理の事を『ポリシー』と呼びます。
「無意識下」の行動原理に触れ、手をつっこんで「有意識下」に持ち出すこと。つまり「神」を有意識下に存在させてしまうこと。これを『ポリシー』を持つと言うようにしましょう。
であれば、[私にはこうこうこういうポリシーがあって....]といいながら全く別の無意識下の行動原理、例えば{欲}{外聞}{惰性}{快楽}に動かされていながら、それに気がつかないでいるのは『ポリシーを持つ』というのにはあたりません。
「無意識下」での行動原理を「有意識下」に持ち出すのであれば『ポリシー』を持つと言えるのですから、{欲}{外聞}{惰性}{快楽}を『ポリシー』とするのは矛盾しません。「有意識」に美辞麗句のかたちのみの【ポリシー】を口先で掲げながら、「無意識下」の行動原理に引き摺られている事に気付かない、という事が問題なのです。
それら『ポリシー』を有意識の上でさらに昇華させ、構築し、磨き上げたものを
『美意識』
と呼びましょう。
その『美意識』をいずれは持ち得たいと願う、ギター森でした。
さて、無意識下に存在する行動原理を有意識下に引き上げることを一例として話をしましたが、無意識下に存在せずとも、はなから有意識下に造り出すことは可能なのかどうか。
自分が思う、感じる、考えることについての行動原理自体を自分で造り上げ、受話器越しに泣く事無く、むしろ造り上げたものを疑う事すら無く演じ上げることができるかどうか。そのとき、無意識下での行動原理においては「神」として触れられずにいた、思う事、感じる事は、触れられる有意識下でどのような振る舞いをするのか。
また、美意識は二つ以上持ち得るだろうか。
おわり。
2008年09月22日
お久しぶりです。ギターです。
かなり前の話ですが、ふと、小学校時代に音楽の授業で聴いた、確かハチャトウリャンの剣の舞と一緒に聴いたあの曲が聴きたいと、おぼろげな記憶を元に探してみたら、ありました。
ravel 水の戯れ(Jeux D’Eau, 1901年)
モーツァルトもベートーベンもバッハも、教科書の肖像画に落書き対象としての興味を持った程度でしたが、この曲だけは、はっとさせられたのを覚えています。
超絶技巧の難曲として知られていて、この曲を演奏するピアニストも、旧ソヴィエトの伝説のピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテル、アルゼンチン出身の女性ピアニスト、マルタ・アルゲリッチなど、"人間離れ"した演奏をするピアニストの演奏が多く記録に残っています。
スヴャトスラフ・リヒテル
ラヴェルは同時代のフランス印象派の代表的な作曲家、クロード・ドビュッシーとよく比較をされますが、二人の違いは、あるピアニストの、Ravel、Debussy双方の全集により発見することができます。
以下、ネットからの転載です
「女流ピアニスト,モニク・アースは,同時期にラヴェルの全集録音を行っていたフランソワと並んで,当時のフランスを代表する演奏家の一人。小生は以前,この人のドビュッシー全集を買ったことがあり,それが意外につまらなかったので,このラヴェルにも全く期待しておりませんでした。しかし聴く機会を得て,大いにその不明を恥じた次第です。全集としては,これは稀に見る秀作。テンポ・ルバートを排し,作曲者の意図に忠実な奏法で演奏されたものとしては,おそらく最高レベルに位置すると思われる『水の戯れ』です。カップリングの『マ・メール・ロワ』,『ソナチヌ』,『高雅にして感傷的なワルツ』も,いずれも秀抜。60才を目前に録音されたこの演奏は,年齢のせいかミスタッチもありますが,全くそうしたアラを意識させません。しかし同じアースの演奏で,方やドビュッシーは凡庸以下,方やラヴェルは名盤。かっちりとイン・テンポで明確な演奏をするアースには成る程,近代的な和声感覚であっても構築的な書法のラヴェルが合うのは道理。彼女を通じて,ドビュッシーとラヴェルの書法の明らかな違いをかいま見たようで,興味深く聴けました」
そのモニク・アースというピアニストのRavel全集というのが、たまたま自分が買ったもので、非常に気に入って熟聴していたので、このレビューを見つけていたく納得し、Debussy全集も購入して聴きくらべました。
う〜ん、確かに。ドビュッシーが自分の中に入り込んだ陶酔的で感傷的な音楽なのに対して、ラヴェルはあくまで、自分の感情を外から眺めるような、叙情的な音楽。
ラヴェルの音楽は、言うなれば、秘密、なんですね。言葉や表向きの感情で伝えるのを嫌い、秘密を、間や、空気、というこちらに感じ取れるようなヒントを与えたり、隠したりして、相手を惹き付けていく、恋の駆け引きのような
ドビュッシーは、甘ぁい言葉や振る舞いで好きな気持ちを相手に伝えずにいられない、振られたら呑んだくれて嘆き悲しむ激情型のタイプでしょうか。
一説では、Ravelは同性愛者であったと言われています。秘密を守り、別れ際でも潔く、徹底徹尾のダンディズム....ホテルはリバーサイド川沿いリバーサイド、考えてることは本人にしかわかり得ない井上陽水
かたやドビュッシーはヒモでジゴロ、人妻と付き合い、娼婦の稼いだ金で飲み歩き、自殺未遂したり...とまさにロックンロール、六本木でカルーアミルク、岡村靖之な人生を謳歌したといえるでしょう。
言ってて恥ずかしいですが、この二人の音楽と人間性は、どうやら、当たらずも遠からずのようです。
2008年09月10日
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■2008/09/13(土) @新宿NINE SPICES 【http://9spices.rinky.info/】
オードリーシューズpresents『オードリーのプレゼントvol.4』
OPEN 18:30 / START 19:00
Advance ¥1800 / Door ¥2100 (+1D)
act:オードリーシューズ/シャムキャッツ/Hasta La Vista Babies/warsaw
2007年メカネロ解散後、中心メンバーによって結成されたバンド『オードリーシューズ』による自主イベント。今回はシャムキャッツ、Hasta La Vista Babies(ex.PENPALS)、warsawを迎え開催!
□オードリーシューズ
メンバー
☆林英樹・・・all songs&lyrics,bass,program,etc.
☆U・・・vocal,electric&acoustic drums.
サポードミュージシャン
☆森ケンシロウ・・・Gt from杏露虫、MIRROR
☆カメダタク・・・鍵盤 fromオワリカラ,ヒジカラトケイ
http://audreyshoes.com/
http://www.myspace.com/audreynokutsu
□シャムキャッツ
http://siamesecats.web.fc2.com/
http://www.myspace.com/siamesecatstone
□Hasta La Vista Babies
http://hastalavistababies.com/
http://www.myspace.com/hastalavistababies
□warsaw
http://homepage2.nifty.com/warsaw/
http://www.myspace.com/warsawspace
チケット予約はaudreyshoes@gmail.comまで。お待ちしております。
2008年02月17日
ギター森です。先日ブログに書いた内容のことについてなど考えていましたが、この本はまさに今の自分にとって渇望していたものでした。
高柳氏は、かの大友良英氏の「元」師匠で、戦後から近代に到るまでの、所謂インプロバイゼーションの分野において多大な功績を残した人物。その高柳氏の、雑誌等の評論、インタビュー等を一冊にまとめたのがこの本です。
「汎」とは、広く、そのすべてにわたるという意味で、この本では、汎音楽、すなわち音楽「そのもの」とはなんのことであるかにつて述べられているのですが、この本、読むのには相当のエネルギーが必要です。一読して破り捨てたくなるような嫌悪感に苛まれることすらあるのではないかと思います。それほどに挑戦的で、自分の持っていた音楽論なるものが、わかっていたとはいえいかに浅はかであるかを悟らずにいられない内容です。
徹底徹尾、研鑽された論理と、不屈で強靭な精神はまさにリアルパンク。パンクと名のつくもののだいたいが、一時のムーブメントの後にはセンチメンタリズム、モラトリズム、ファッション...etcと、理念なきもののみが残骸として残り、また、もてはやされるものであることはさておき、この人は本当の意味でのパンク:反骨を体現しているのではないでしょうか。あくまで私感ですが。
紀伊国屋ジャズ書籍コーナー等においてあると思うので、是非購入、通読されたし。立ち読みでは多分誤解誤読を生むことでしょう。いや〜久しぶりに面白い本みつけたわ〜
2008年02月09日
先日、藤井さんから電話があり、暇があったら一緒にスタジオに入らないかとのこと。心より尊敬する藤井さんの誘いである、暇など作るに決まっている。
藤井さんのことを紹介しておくと、彼は神戸出身、越後屋というバンドのフロントマン、歌うたいでギター弾き。杏露虫企画にはVol.1とVol.2に出てもらったので、知ってる人もいるかもしれません。
スタジオに入って、音を出し始め、自由に演奏してみる。藤井さんの出方をうかがいながら、寄り添うように...すると藤井さんが
「違うで、そういう演奏はダメ。寄り添うんじゃなくて、まずは自分だけで成立して、そんで相手の音に差し込んでみ。あと、音は埋めちゃだめよ、そうすると、もし森ちゃんが抜けたとき、まったく成立しなくなる。個々で音楽が成立してて、それで、二人のあいだのまんなからへんでも音楽が成立してないと。そのために、とにかくよく"聴く"ことやな。例えば...」
ギターのアンプのサ〜というノイズ
「これの音も含めて、その場にある音楽なんやで。この空間の全部、音楽」
目の前がぶわ〜っと開ける感じがした。なるほど、ぼんやりと感じてたことだったけど、そういうことだったのか!
例えば
音楽を物語におきかえてみる。ある人物がいて、その人物には固有の物語がある、また他の人物には、他の人物の物語があるだろう。それぞれの物語は個々で成立していて、さらに、それらの人物が交わることでまた別の物語が生まれる。
個々の物語、個々の間の物語。
それが、登場する人物が幾人にもなる場合であれば、それぞれの間に無数の物語が存在する
街の雑踏も、車の音も、空の色も物語の一部
だけど"テーマ"となる物語は一つで、無数の物語が、この到達点に収束する
音楽も、物語である。
世界中に多種多様な音楽があり、それを作り出す、聴く人間がいるが、音楽の根本は、物語なのである。
楽譜で決められた通りに寸分違わず演奏者が物語を演じるクラシックや、コード、ビートなどの定型のテンプレートの中で演じるブルース、スタンダードジャズ、ロック....、まったく台本もテンプレートもなく、時にはお互いの言語や文化すら知らずに行う即興...etc
この中で、どのような物語が織りなされるか
誰もが知っているストーリーを、解釈して、洗練された技術で演ずる舞台はクラシック、あるていどのストーリー展開が見えて安心でき、その中でキャラクターに感情移入できるドラマはポピュラーミュージック、即興はさしずめ、対談...う〜んちょっと違うかな
誰しも、現実の世界では個があり、物語がある。必ず。問題は、それを音楽という抽象概念の場においてどう形にするかなのである。つまり、抽象の具象化をするということだ。
物語はその人の人間性からしか出てこない。陳腐な人間の物語はどう具象化したところで陳腐なのである。また、いかに絢爛で壮大な物語を持っていても、それを具象化させる"技術"がなければ、出来上がるものは拙く伝わらないものになるだろう。
物語なきものは音楽にあらず。物語の先を読め、考えろ、作れ。
と常に自分言い聞かせることにしました
2008年01月29日
出し切った出し切った出し切りましたよ、こんなにアウトプット続きだと、蛇口がゆるみっぱなし、打ち上げ等で話し始めると相手もかえりみずBPM700(リアルな数字で)ぐらいの早口で持論を展開しようとするめんどくさっぷり。あることないこと放言してあとでお叱りを受けること多々なのは、だいたいこういう時なのですね。
出すもの出したら吸収しないと枯渇します。というわけで当分は自分の興味の領域に潜ることにしました。
YAMAHAのNS-10というスピーカーをご存知でしょうか?多少録音機材の知識がある方、レコーディングスタジオ等にいったことのある方、なら、まず知らない人はいないでしょう。名前は知らずとも見たことのある人も多いのではないでしょうか、定番中の定番の定番、70年代から現在に至るまで不動の地位を譲ることのないモニタースピーカーです。
モニタースピーカーは、「とりあえずイイ音が出ればイイんでしょ!?文句ある?」といったリスニングのスピーカーと違い、要求されるのは、「そのスピーカーで音作っとけば、あとはどこでどんな環境で聴いてもだいたい大丈夫」という、普遍性を持たせられる音作りのできる音(回りくどいですが...)であることが第一条件となります。
NS-10は、音楽のエネルギーの密集する、中音域の再現性について、他に類を見ない再現性を発揮するスピーカーとして、デビットボウイなどを手がける名エンジニア、ボブクリアマウンテンという人物の圧倒的支持をきっかけに、その後世界中に広がって、不動の定番になった、と言われています。
そんな不動の定番も、寄る世波には勝てず、様々な事情により生産中止になってしまいましたが、今でもレコーディング、ミキシング、マスタリングスタジオには9割以上の確立で置いてあります。
そんな定番の音を知らずしてはいられぬ、と、一年程前に中古で購入しました。二万五千円程度だったと思いますが。
らんらんで大学に持ち帰り(家ではうるさくてならせないので)、鳴らしてみてびっくり、う〜ん、全然低音が出ない(笑)!壊れてるのこれ?と思うほどスパッと低音が切れている。
しかしそれを補って余りある、中音域のリアルさ。お〜これが定番の実力か、と感嘆しました。
しかしこのスピーカー、なかなか気難しい奴で、アンプをかなりえり好みする模様なのです。相性が悪いと、本当にラジオみたいな音になったり、ぺた〜と平らな音になったり...
そこで、色々調べてみたところ、どうやら同じYAMAHAの同時代のアンプで、相性の良いものが多いらしいということで、一番評判の高かったアンプを見てみたら、なんと大学のサークルに捨ててあるも同然の扱いを受けていた、「使えない!(PAでは)」パワーアンプだったのです。それが写真中央の「PC-1002」というアンプ(真空管アンプの下のやつです)。
こんなんが本当にいいのかいなと思いつつも、ヤフオクで1万ちょいという実にリーズナブルな値段に惹かれて、気軽に購入したところ
見違えるように鳴る鳴る!ずっと気になってた変なピークもなくなり、音の見通しがかなり良くなりました。いや〜あなどってました。ま〜出力的にも、PAで使うという無茶をしてたのが間違いだったのだなと。何事も重要なのは相性だな、と。
たかだか1万円のアンプでこんだけ鳴ってくれると楽しいのですが、そうすると、ね、気になってくるわけですよ、次から次へと...
もっと低音でないかな〜このぼや〜とした感じも減るはずなんだよなスピケーかなインシュレーター挟むかあ〜ツイーター逆にしてみようかないやまて部屋の配置が....etc
2008年01月07日
さて、年越し正月気分を味わうことができたのが昨日一日だけだったのはほかでもありません
ようやく完成しました!!!
杏露虫 2nd mini album ” jacuzzi(ジャグジー)”
1.深海ランデブー
2.EVERYTHING STRANGE
3.メランコリー
4.つなぐ手
5.sad man's lover
6.サンシャワー
2008 1/20 release ¥1000
去年の11月の”Lick me〜”より一年二ヶ月ぶりの音源となりました。年末年始は最後の追い込みで家にこもりっきり...といいたいところでしたが、小遣い稼ぎにバイトしておりまして、〆切り前、最後の二日間で怒涛の追い込みをみせ、なんとか完成させることができました。毎度のことですがアレンジ、mixをぎりぎりまで引っ張りすぎ、他のメンバーには多大な迷惑と心配をかけたことを深くお詫びします。
さて、繰り返すようで恐縮ですが、こちらの音源は今のところライブ会場でないと手に入りません!
2008 1/20(日) @下北沢251
杏露虫presents ”はにかみ誘惑vol3 〜
2nd mini album ” jacuzzi(ジャグジー)”リリースライブ”
act 杏露虫
OOZE
American short hair
SALADABAR
” jacuzzi(ジャグジー)”は杏露虫の今まで、と、これから、の指針となる、素晴らしい出来上がりとなりました。是非多くの人に聴いて頂ければと思いますので、ご興味ある方はライブに足を運んでいただき、音源の方をご購入頂ければ幸いです。メンバー一同心よりお待ちしております。
2nd mini album ” jacuzzi(ジャグジー)”試聴とチケット予約はこちらから出来ます
↓
http://shinluchu.ifdef.jp/hy1101.html#jacuzzi
2007年12月21日
11月末に、新宿区のはじのはじ落合南長崎というところに引っ越しました!いやあ快適、物件大当たり。新宿の職場までチャリでいける距離(とばせば20分程度)で、電車通勤知らずのアーバンライフ(?)を満喫しております。
さて、11〜12月は、これはもう、めまぐるしい日々を送っておりました。
MIRRORのアルバムリリースツアーが、地方は全て終了し、残すは1/27のシェルターでの初ワンマンのみとなりました。
北は北海道、南は徳島まで全国津々浦々、様々な場所でライブを行ってきました。その場所ごとの地域性、人、雰囲気を強く感じることがでけ、非常に面白かったです。様々な環境の中で、とにかくいかに自分たちのライブをするか、というのがテーマになりますが、これが本当に難しい。シビアであった分、いろいろなことに気づくことができました。
今週末12/23(日)に、下北沢ERAにて、MIRRORとは縁深いあのBALLOONSとの2マンがあります。実はこの企画、昨年度にもあり、そのときにオープニングアクトをやらせてもらったのが何を隠そう我々杏露虫だったわけです。
それから巡り巡って、まさか今度はMIRRORのメンバーとしてこのライブに出ることになるとは....いやはや人生何があるかわからないものです。
杏露虫の方はただいま音源作成まっただなかです。ミニアルバムの詳細は追って公開していきますが、今回の作品は
ライブ会場でないと手に入りません(今のところ)!
というわけで告知です。
■2008/1/20(sun)@下北沢251
"はにかみ誘惑 vol.3 〜alternative〜"
miniALBUM 〜ジャグジー"jacuzzi"〜 レコ発ライブ
出演 ; 杏露虫 / American short hair / OOZE / SALADABAR
杏露虫2008年一発目のライブは、ミニアルバムのレコ発ライブです!昨年11月の"Lick me all over"より、一年二ヶ月ぶりの音源となります。多種多様な杏露虫的ジュークボックス、カラフルな仕上がりになると思います。最近ライブでやってたあの曲やこの曲、計6曲。ぜひ多くの人に聴いていただければと思います♪
詳細は live info にてご確認ください。前売予約は杏露虫ホームページ、もしくは直接連絡いただければ承ります。皆様のお越しをメンバー一同、心よりお待ちしています♪
杏露虫HP
↓
http://shinluchu.ifdef.jp/
2007年11月01日
パソコンが一週間程前に返って来ました!ハードディスクがいかれてたようですが、どうやら原因は熱ですね。修理から戻ったパソコンで先週末あらためてまたレコーディングをしたのですが、数時間経つとすんごく遅くなる、レコーディング中に止まる、などの症状が.....おかげでだいぶ手間取ってしまいました。CPUも熱でかなり寿命が縮むらしいので、気をつけて使わなければ.....
OSもtigerにしてみたのですが、動かないソフトやプラグインがあったり、途中で落ちたりと非常に不安定だったので(異常な発熱も、もしかしたらOSのせいかも)、泣く泣くpantherに戻しました。そんなわけで最近はパソコンの復旧およびインストール作業にほとんどの時間を割います。
さて、実はようやく実家を出て、自活をすることになりました。場所は落合南長崎という大江戸線で新宿から15分ぐらいのところです。閑静でいいところです。11月中旬から入居します。今まで申し訳なくも当然のようにやってもらっていたこと、洗濯とか、食事とか、他身のまわりのことを自分でやらなければいけないというのは、今まで気付けなかったことへの新たな発見につながるだろう、と、今は知らぬ様々な苦労を棚に上げて、期待感満々です。はじめ一週間だけでしょうけどね楽しいのは.....
今ある環境には不満はあれど、それに居心地の良さを確実に持っている上での不満であるからその環境を手放すのが惜しい。パソコン修理も引越しも、ある意味「リセットボタン」なわけですが、これはきっかけがないと思い切って押せない。
例えば学校だったら、「卒業」という明確な区切りがあって、それが自分の意識のリセットボタンになる。
そういう明確な区切りを、今後は自分で意識的に作っていかないといけないんだなと思いました。
環境が人間に与える影響は大きく、また、人間が環境に与える影響も大きい。その影響の与え合いの結果、環境と人間の境目はあいまいになる。すると、影響を受けることも、与えることもなくなるから、居心地がいいだけで、成長することがなくなる。
そうならないように、環境は定期的に変えていきたいと思う次第ですね。少なくとも、自分の身の回りだけは。
2007年10月09日
外付けからも起動ディスクからも再起動できないところをみると、どうやら事態は深刻なようですが...
ところが今日ソフマップの修理センターに行って、パソコンを立ち上げたら
起動した!うそ!まじで!
次の瞬間に落ち、また起動しなくなりました。機械の分際でどこまでも人をこけにしおって....
修理は中古保証期限内なので無償かもしれませんが、いつ返ってくるかわからない.....いっそi mac買うか、買っちゃうか、ねぇ...
2007年10月07日
半クラが上手く出来ず、夢に出てきたこと、教官が見本を見せる運転で事故ったこと(所内ですが)、仮免試験で同乗していた教習生が教官にキレて殴りかかったのを必死で止めに入った事(ヤンキーではなく、すごくおとなしそうな若者でした)、受付に丹野さんというかわいい事務のお姉さんがいたこと、すべてが今となってはいい思い出です。
車と言えば思い出すのは4〜5年前のこと、某○露虫ベースの平泉企画で、「利根川で石狩鍋ツアー」を断行したことがありましたね。河川敷でガスコンロ出そうと思ったら、辺り一面のすすきと強風により、車の外で火を焚こうものならすぐに引火することうけあいの状況で、しょうがないので車の後部座席で鍋を作り、ちぢこまって食べた記憶があります。あのときの鮭はうまかった!しかし帰りの車の中は Smells like 理科解剖実験のフナ、魚臭あまたの漁港の様相を呈しておりました。
せっかく苦労して取ったのにペーパーになるのはもったいないですね。余裕あるときにちょっくちょく運転する機会を作りたいものです。誰か一緒に海にいきましょう。
さて、明日は渋谷ネストで遠藤君の3ndと、私森健司郎がギターを弾くMIRRORが対バンです。お暇ある方、是非遊びにきて下さい♪
2007年09月13日
さて、夏の期間限定で、竹芝埠頭から東京湾をフェリーで一周するクルージングツアーがあることをご存知ですか?
題して、「東京都納涼船、浴衣ダンサーズたちと行く刹那のクルージングツアー」
行って参りました。杏露虫4人+われらがオビちゃん(旧高校サークル部長でした)という面々で。
普段は大島とかにいくであろう大きな旅客船に、2000人はいるんじゃないかと思うほどの人、人、人!2500円でビール飲み放題、さらに浴衣を着て行くと1000円引き、という非常にリーズナブルな価格設定のおかげで、大好評な模様です。
特に、仕事上がりのサラリーマンのおじ樣方、大学のイベントサークル(もといヤ○サー)風の人々に.........
デッキにはあふれかえらんばかりのハイテンションな人々が、あちこちでコールをかけてました...
船中に流れる、風流をあざわらうかのようなダンスミュージックや、鬼気迫るハイテンションのDJ、そして
浴衣ダンサーズ!
場内騒然でした。盛り上がりというよりは狂気の沙汰に近いような.....
いやーしかし、そんなB級感もさることながら、船から見る夜景の素晴らしさも相まって、実に味わい深い時間でした。
途中で「東京湾横断クイズ」なるものをやっているときに、出てきたお客さんが「納涼船は今年初めてですか?」と聞かれて
「いや、64回目です」
と応えたのには一同驚愕しました......ほぼ毎日じゃん......浴衣ダンサーズのおっかけか?でもリピーターがいるのも分かる気がします。
納涼船は9/23までやっているらしいので、興味ある方は是非行ってみて下さい。
詳細はこちら
↓
http://www.kanko.metro.tokyo.jp/topics/030701/3.html
2007年09月08日
職場が新宿タワレコに近いので、昼休みに最近は毎日通っています。特に、人が少なく静かな9階、jazz、classic contemporaryのコーナーは、未知なる刺激の宝庫としてついつい足を踏み入れたくなります。
そんな中で見つけた3枚をご紹介します
武満徹 ピアノ作品集(NAXOS)
先日ブログで黒沢明監督の「乱」について書きましたが、そのサントラも手がけている、というか日本の現代音楽の中で、最重要かつ唯一無二の存在、武満徹のピアノ作品集。
ピアニストは福間洸太朗、録音時23歳、1982年生まれ、つまり僕と同い年の稀代の若手ピアニストです。
1949年の作品から1992年までの作品が演奏されていますが、最初機の、現代音楽調でありながら、和楽っぽい音階を使った、「和風印象派」的音楽から、より現代的で、「澄んだ不協和音」を、構築的に作り上げている後期まで、いや、素晴らしい。暗く、ため息のようでありながら、怒りや絶望といった負の感情ではなく、もっと透き通った叙情性に昇華しているのが、たまらないですね。これは、RAVELのピアノ作品集でも同じような感覚を得ることができます。
須賀田礒太朗 交響的序曲・双龍交遊之舞(NAXOS)
この人の名前を知ってる人がいたらビックリ、20世紀初頭、横浜生まれの作曲家です。戦争で疎開した栃木にて若くして亡くなり、彼の作品は世に出ずに埋もれ続けていましたが、20世紀末に発見され、近年日の目を見る事となった、いわば「幻」の作曲家です。
作風は、武満徹とうって変わって豪放磊落、「ここで全員が、んド〜ン!」「で次にまた全員が、んド〜ン!!!」キャシイ塚本先生顔負けの切れっぷりですね。あおってなんぼな感じです。基本にあるのは、和楽のクラッシック化。しかしその思い切りが非常に良いですね。
どちらもNAXOSというレーベルの作品ですが、なんとこれ一枚1000円という安価さ。須賀田に関してはタワレコでさらに割り引いてあって、840円!古典から現代音楽まで、かゆいところに手が届く作品が多く見受けられました。クラシック通はいざしらず、特にクラシックにあまりなじみがないけど興味深々な僕のような人間にはもってこいの親切なレーベルですね。
Steve Reich different trains/electric counterpoint
ミニマルの第一人者、スティーブライヒさんです。他にも何枚か持ってますが、これは別格だと、自信を持ってお勧めします。CD一枚に二作品入っている、といえるでしょう、前半はクロノスカルテットの弦楽による演奏、後半はあのパットメセニーによる多重録音演奏です。
短いフレーズの繰り返しが重なって、あるときは次第に、あるときは急激に形を変えて、頭の中で回り続ける旋律。ともすると単調になりそうなところが、全く時間を感じさせない。そしてそのハーモニーの美しさは、意識を異次元に持って行ってくれます。特に後半、パットメセニーの方は、久々に鳥肌ものでした。
まだまだ知らない音楽の世界がたくさんありますね。
好きなものに関してはどこまでも知りたくなる。どのような音楽的構造、文化的背景があるのか。どうして自分が心動かされるのか。
しかし好きな音楽を好きなように虫かじり的に聴いてきた事のツケか、そういうのが抜け落ちてるんだよなぁ......
分析が出来ない→十分に自分の血肉にはならない、というのが、実にもったいない。
音楽的には特に、和声とかリズムとかを「見る」事が出来る、譜面的知識が本当に乏しい。
出発点が感覚的なもので、そこから理論的、構造的なものに立ち返る、というときに、もともとあった感覚は、退化するのか、それともより磨かれるのか。
子供に交じってピアノ教室にでも行ってみようか......
2007年09月04日
すんごい......むせぶような濃厚な映像と、武満徹の神秘的とも不気味ともつかない音楽と、救いのないストーリー。それに対比された自然風景が、悪夢のようでも、目が覚めたときには不思議な爽快感を覚えるような、そんな気持ちにさせてくれました。
あ、ストーリーはどっかで読んだ事あるなぁと思ったら、これシェークスピアのリア王のリメイクなんですね。
中学校以降、音楽は良く聴いてて免疫があるけど、映画と本に関してはほぼ皆無と言っていいほど見て(読んで)いないため、面白そうなものを見極める能力がない....特に本はそう。それゆえ敬遠して、なおいっそう見なく(読まなく)なるという悪循環が.....
よく思う事だけど、何かの発想を得るとき、例えば音楽で曲を作るときとかに、音楽そのものから直接発想を得ようとしたときには難しい事が多い。想像力が、広がりずらい。音楽は、様々なものを無意識の中にまで染み込ませておいて、あとはそれらを反応させる触媒みたいなものを、どこかか全く別のところから得てくる、というのが、今までで、思いもよらない発想が出てきたときのパターンである。大学時代などは、映像をやる知り合いのサントラを頼まれて、その映像やら脚本やらからアイデアが生まれる事も多々あった。
無意識にまで音楽を染み込ませる事、触媒となるものを見つける事。今現在の課題ですね。
そんなわけで、少しずつ音楽以外のものも広げて行きたいと思う次第ですね。小節とか、ほんと〜に読んでこなかったので、絶対あるはずなんだよな、ツボにはまるようなのが。
特にディープな精神世界のものが好きなので、もしお勧めのものがあれば誰か教えて下さい♪
2007年08月28日
☆MORTAR RECORD STORE (熊谷)PRESENTS!!! ”MORFES(モルフェス)2007!!!”
■2007年8月30日(木)
■at東京代官山UNIT
■OPEN/START 13:00/13:30
■TICKET \2500 にて PIA, LOWSON, MORTAR:mail予約, UNIT店頭にて発売中!
■TOTAL INFO :モルタルレコードストア(熊谷) mortarrecord@tvkumagaya.ne.jp
<出演>(参加決定&アルファベット順)
ala (http://www.alajapan.com)
Avengers in sci-fi (http://www.shonanfujisawa.com/~avge)
bandwagon (http://www.mywordsgoingnowheremusic.net)
the chef cooks me (http://www.thechefcooksme.co.uk/index.html)
DEEPSLAUTER (http://deepslauter.com)
the guitar plus me (http://www.theguitarplusme.com/disc.html)
LITE (http://lite-web.com/index.html )
miaou (http://www.miaoumusic.com/archives/biography/index.html)
MIRROR (http://www.mirrormusic.net)
onsa (http://www.onsa-net.com)
OVER ARM THROW (http://www5f.biglobe.ne.jp/~oat/oatweb-index.html)
THE SHUWA (http://theshuwa.com)
SOULKIDS (http://www.soulkids.info)
24 (http://www.24twofour.co.uk)
MORTAR HP>>http://www.mortarrecord.com/
以上総勢14バンドです!代官山UNITの広いフロアにステージをもう一つ作り、2ステージで交互にバンドが出演する模様です。我らがMIRRORはフロアの方のサブステージにて、18:30頃の出演です。既に予約で500人を越えているという噂ですが、もしご興味ある方、こちらに連絡頂ければ予約いたします。
こちら↓
moriringogozira@yahoo.co.jp
これだけのバンドが一堂に会すことはめったにありませんよ!どうぞよろしく。
2007年08月07日
毎年夏に長野県上田市の上田城跡地で行われている、「上田の音楽シーンの発展のため」に始まったフリーの野外フェスティバル、「上田JOINT」にいってまいりました!
東京から高速に乗って3〜4時間、上田は雲ひとつない快晴で、暑いんだけど、湿度が低いせいか、からっとしているので気持ちが良い。空気がおいしい。
どのバンドも夏フェスにふさわしい、男気あふれるバンドばかりでしたが、特に
犬式!いや〜あれは凄かった!揺るぎないグルーブの上に、遠くの空に抜けていくようなVo洋平さんの声が、最高!見ている人全員踊らずにはいられなかったはず。いや〜、カルチャーショックでした。この一バンド見に来るだけのために長野に来ても全然OKでしたが、さらなるごちそうを食べて帰る事になりました
SOIL&PIMP ESSIONS!!!完璧なステージ。いかにして見る人間を熱狂させるかのツボを得てますね〜。ステージ前2列目で見てましたが、圧死するかと思いました。出し惜しみしない、超ハイテンションのライブでした。最後の曲で、けたたましい土砂降りにみまわれたのも、まるでソイルが嵐を呼んできたかのようなドラマチックさでした。雨に打たれるのが最高に気持ちよかった!
何よりな〜、フェスとかいってつくづく思うのは
どうしてフェスに来るお姉さん達はかくも魅力的なのか......フェスが呼び寄せるのか、その場の雰囲気が、魅力的に見せるのか....
いろんな意味でごちそうさまでした♪
そして誘ってくれたくまさん。ありがとうございました、最高に楽しかったです。
おなかいっぱいでした♪
2007年07月29日
さて、急遽告知です。
皆様ラジオはお聞きになりますか?
明日、7/29(日)18:00~18:30の時間に、InterFM(76.1)にて、BLUES ALLEY JAPAN birth of music cinema soul という番組に、かの奇才映画監督岩井俊二が出演しますが
その番組の中で、杏露虫のCMが流れます!しかも2回!
興味あるかた、是非チェックしてみて下さい♪
2007年07月25日
僕が高校時代の頃に出てたアンプですね。パットメセニーとかが使ってたのを見た事があります。真空管ではなく、トランジスタのアンプで、いわゆる、真空管モデリングアンプ、です。ローランドがビンテージのモデリングに命をかけて作り出したマニアックなアンプです。どれくらいマニアックかというと、理解されずにすぐに生産終了になったぐらい.....
なにせ、パワー管やプリ管のモデリングをするものがあっても、整流回路が整流管かダイオードかで切り替えられるようなスイッチをとっつけるアンプはかつてなかったでしょう。アンプに多少詳しい方でなければ上の文章がまずチンプンカンプンでしょうが
.....はっきりいえば、音の違いがマニアにしかわかりません。いやマニアもわからないかも......ていうか現時点では僕もわかりません、音量上げて出さないことには。
このマニアのためにだけ作ったとしか思えない挑戦的なスイッチ他、様々な作りが実に渋い。トランジスタアンプらしからぬ音量の上がり方...ボリウムをあげていく度に徐々に音がマイルドにサチュレーション(真空管特有の歪み方)してくれたり、スプリングリバーブなんて実際にバネで、キャビの中にあるため、音量上げすぎると振動でリバーブがハウリングを起こすところまで作り込んでいる.........のかこれは?そこまで考えてたのか?リバーブハウらないように作るだろ、普通......
ローランドが作ったかなりの意欲作blues cubeですが、残念ながら同社のジャズコことJC-120ほどのスタンダードにはならなかったようで、いつのまにやら生産が終わってしまっていたようですね。当時で定価10万円ぐらいだったかな。個人的には価格をとっぱらって様々なアンプを弾き比べても「一番好き」な音が出るアンプだったのですが。
本日配送されてきて、いのいちばんにギターをつっこみ鳴らしたところ
「音が割れてる.........しかも小さい」
何だこりゃ故障か!と、アンプを解体してチェック。どうやらパワートランジスタがおかしいなぁ、まいったなあ、やっぱ安いものには理由があったのか........
としょげてとりあえずアンプの基盤を掃除して再び鳴らしてみると
「ジャリーン!!!!!」
深夜に関わらず、大爆音が出て、何の音だと家族が飛び起きてきた.......
怒られはしたものの、無事アンプが復活!余計な出費をせずにすんだ。よかった〜。
とりあえず当面の問題はどうやって持ち運ぶかだな......ガラガラかな〜、満員電車ではかなり迷惑ですな....