何年でも待つよと言ったら あなたはサビしくほほえみながら
そんなことをしたら不幸になるわ 忘れた方がいいと言う

西城秀樹、こんなふうに年上女子へのはかない恋、
歌うこと、得意でした。永遠の「ヤングマン」。
確かに、その視点、若者でなければ。

ありがとう 幸せだったわ 一緒に歩けなくて
ごめんなさい 暖かい春の日ざしの中で
熱があるように 僕は震えてた

主人公男子、おそらく、この恋が初恋。でなければ、
年上女子、しかも相手いる女子との恋など、
選ばないでしょう。そして、彼は。

もう恋などしないと言ったら あなたはバカねと
呟きながら そんなことを言って困らせないで
無邪気な方がいいと言う

結局、相手女子にとっても、主人公男子、一瞬の火遊び相手。
パーマネントな人ではありません。時くれば、消えてほしい。
「無邪気」であってくれないと。

ありがとう 幸せだったわ できれば もっと早く
会いたかった 賑やかな街の通りの中で
夢を見たように僕は 泣いていた

相手女子が発する「ありがとう」。そこに、
女子の本質的な冷たさ、見ること、
可能でしょうか?