最近ネタに困っているので、私の過去にあった恥ずかしい出来事を書くことにした。
これはうそ偽りのない、実話である。
あれは高校を卒業し、Jリーガーを目指し、大阪の大東市にある大学に入ったばかりの5月ころの出来事だった。
サッカー部に入っていた私は、クラブが終わり、自転車で、同じ一年生の山口県出身の子と、国道170号線(外環状線)の歩道部分を僕が運転し、二人乗りで帰っていた。
学校から寮までは約10分くらいかかるが、厳しい練習が終わった後なので、ルンルン気分で帰っていた。
この道は、大きな道で、いくつもの高架があり、私が住んでいた寮につくまでに2つの高架の下を通らなければならなかった。
私の住んでいた寮は、学研都市線の野崎駅の裏側に立っている、この上なくボロイ、四畳半、家賃1万5千円の寮だった。
野崎駅は、小さな駅だが、夕方には何千人という人が行き来をする駅だった。
そして、私たち二人が、その野崎駅のすぐ近くの高架の下を通っている時、それはおこった。
歩道を人が歩いていたので、よけるべく道路部分を通っていた。
突然、後ろからものすごい音のクラクションがなった。
(プワァプァプァプァプァッ・・・と)
びっくりして、振返るとベンツの600だった。
もちろん運転しているのは、見た目そのままの893だった。
ヤバイっと思い、すぐに歩道部分によけて止まった。
ベンツは私たちの横につけて、その眼つきの悪い顔でにらむなり、殺すぞっっ!!て一言いって通り過ぎようとしていました。
まあ、ここまではよくあることだが、その後がよくなかった。
横を通り過ぎる瞬間、僕は後ろに乗せていた友達に、笑いながら怖いにや〜、そんなに言わんでもえいやんかにやーって(高知弁)で言いました。
その瞬間・・・・・・だった。
ベンツはハンドルを私たちの前にきり、急停車した。(なんと私たちを見ていたのだっ!)たぶん横目で見てたのだろう。見るなやコラッ
今思えば、あと、0、何秒振り向くのが遅かったらこんなことにはならなかったのだが・・・。
いきなり降りてきて、私の胸ぐらをつかみ、「な〜にがおかしいんじゃっっ、オーー」って・・・。
助けを求めて横を見てみると、なんと友達は逃げていなかった。(なんと薄情なやつ・・)
そして、まだまだ不幸は続くのである。
その時、私の後ろには、高さ6メートル、コンクリート3面張りで水深なんと1センチのスーパーデンジャラスな川が流れていた。
俗に言う、「絶体絶命」である。
しかも私の前には、パチンコで負けたのか?、親分に怒られたばかりなのか知らないが、すごい形相(不細工)で怒っている893がいる!
統計上(何の統計やねん)、若い893に多いのだが、この人もまた歯が数本なかったような気がした。
胸をつかまれ、ゆすくられているうちに、駅前ということもあり、辺りは人だかりができていた。
普通なら、誰か止めてくれるはずだが、ここは大阪、大東市である!(なんやねんそれ?)
私は、なんとか川に、いやコンクリートに落ちる手前で踏みとどまっていた。
もう必死である。・・・この続きはまたおいおい・・・(笑)
人生とは、ふとした出会いによって描き出される、ドラマである。