2016年04月

2016年04月14日

防音室

移転に伴い防音室を導入。

カワイのナサールDR50という防音室。


東京都内でギターアンプの音を、大音量で出すということ自体スタジオなどでない限り、現実的には難しいことです。
SHINOS AMPLIFIR COMPANY移転前は防音室を自作で作り、音だしのチェックなどをしていました。
自作の防音室の構造は、12mmの石膏ボードと遮音シートを壁と、天井に貼り、その上に吸音材を貼るという作りでした。
それでも何とか遮音できていました。ただ遮音性能は低かったです。大音量を出すと振動が床などから伝わって建物全体に伝わりますので、5、6弦弾くと全くダメでしたね。
それとエアコンが付いていないので、真夏はもう汗だくでした。

今回の移転を期に、組み立て式ではありますが、カワイのナサールDR50を導入しました。
普通はDR40くらいが一般的のようですが、遮音性能、最高のもを導入しました。
このDR50はDR40の中にもう一つ部屋を作るような構造になっているので、二枚壁の二枚扉になります。
床も浮き床構造です。そしてオプションでエアコンを付けました。カワイ楽器さんが言っていましたが、
エアコンは付けないと暑くていられないそうです。冬でも人の体温で室内温度が上がり、さらにギターアンプの熱が加わるので、
エアコンは必要だそうです。

組み込みは、専門の業者さんにやって頂くのですが、1日半くらいの時間で組み上がります。
ようやく組み上がり、いよいよ音だしチェックです。

ギターはストラトを使い、アンプはフェンダー50ワットクラスの物を使用。
スタジオ内での音は、なかなか良い感じです。個人的にはもう少し壁掛けの吸音材を増やしてもいいのかなと、
思いましたが、でも今でも十分です。それと外部からの音が遮断されるのでサウンドチェックやノイズチェックには最適です。
さあ感じんの遮音性はどうでしょう、ギターアンプのボリュームはフルテンします。

防音内は真空管アンプがオーバードライブしたサウンドが鳴り響いています。
音圧レベルは100dB以上でしょうか、そして防音室の外はと言いますと、
あれ、聞こえない、全くの無音とまでとは行きませんが、何か鳴っているかも程度です。
凄い!!これなら会社の外に出れは全くの無音です。
野外の音圧レベルが40dBくらいですから、苦情が来ることはないでしょう。
組み立て式でここまで遮音出来るのは正直、驚きました。
何度か組み立て式の防音室を見たことがありますが、DR50は今のところは一番の遮音性があると感じました。
もちろん、防音専門工事業者に頼んでスタジオのように作ってもらえば、さらにDR70とかDR100とかも可能なんでしょうが、
金額が高いのとまた移転の際には持って行けないという問題があります。組み立て式ならば費用は掛かりますが、防音室を移動できます。
DR50の場合、部屋と金銭的に余裕があるのなら、大きなものにした方がいいと思います。
DR50が2重構造なので防音室内のスペースが狭くなるからです。
但し一般家庭には設置出来ません。1階の床がコンクリートでないとDR50は設置出来ません。


とにかく導入して防音室の問題は解決できました。

お世話になりましたカワイミュージックショップ仙台様、カワイ音響システム様、
本当にありがとうございました。
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shinos713 at 23:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0)