老年学者 澤岡詩野のつれづれblog

「高齢期のゆるやかなつながりづくり」に取り組む楽しむ事が大好きな研究者が、毎日の生活で発見した諸々を綴る・・・

目指すは「サラリ」なサラリさん

自慢することではないがワタシは得意なことが僅かしかないけれど、不得意なことは人に言えないことも含めて1時間では語れない程に多々。
そんな人間なので、ワタシが不得意なことをサラリとできてしまう人は、老若男女問わずに大尊敬。

だけで終わらないのが、人間観察を仕事にするワタクシ。
その人がサラリとできちゃうに至った背景を、知っている情報からあーでも無い、こーでも無いと分析。

現在、観察中のサラリさんが凄いのは、誰かの笑顔を思い浮かべての気遣いを自慢しないこと。
ワタシはこれがエラく苦手で、いかに貴方の為に苦労したのかを言ってしまう。

そのサラリさんは、女子率9割の健康づくりグループの世話役さん。
グループの活動では、司会やデモンストレーションなどの表舞台は他の世話役さんに譲り、ご自分は音源のセッティングなどの裏方ばかり。

先日は、いつものCDや名簿などが入った大きなバックの他にもう一つ、金色のリボンで結ばれた小さなピンクの袋が一杯にはいった大きな袋をもって現れたサラリさん。
休憩時間には、サラリさんから袋を手渡された世話役さんが30人の参加者に小袋を手渡し、皆さん一様に嬉しそうにニコッ。

見学に来ていたワタシにも下さった小袋を開いてみれば、中には3口分位の雛あられ。
雛祭り前だからちょっと趣向を凝らした差し入れですよ~との世話役さんの説明に、皆さんからは口々に感謝の声。

活動の見学を終え、ポケットに入れたピンクの小袋を改めて眺めながら気付いたことが一つ。
この雛あられの袋にはお店の名前がなく、どう見ても市販のものでさそうで、おそらくは世話役さんが一つ一つ、小袋に詰めて、金色のリボンで結んだもの。

会場で皆さんに渡した際にはそんな素振りも見せず、さらには誰からの差し入れかも言わなかったサラリさん。
家族に忙しいのに物好きと笑われながら、皆の喜ぶ顔を思い浮かべながら、一つ一つ夜なべ仕事にあられを詰めるサラリさんの姿を想像し、凄いな~、ワタシにはできないな~とため息一つ。

ワタシなら、さりげなく「細かい作業は駄目ね、歳だわ~」などとさりげなく自分がやったアピールをしてしまうだろうな~と思いながら、改めてため息二つ。
凄い事をサラリとできる人も凄い,でも「サラリ」とサラリができる人はもっとすごいな~と,さらに改めてため息三つの週末です。

裁量あらため「サイヨウ」

2月からようやくはじまったインタビュー調査に加え,年度末の締めくくりの行事での講演などがボチボチあり,会社にいるのは週1日.
子どもができてからは遅くなった時は無理せずに直帰するという働き方改革真っ最中ということもあり,気が付けば週に1日も会社に行っていない日もあったり.

それでもOKで野放しにしてくれる会社に無限の感謝の気持ちを伝えつつ,しっかりと成果をあげねばある日いきなり首なんてこともあるのではないかと戦々恐々してもいたり.
ここで難しいのは会社の求める成果と,いわゆる研究業界で求められる成果と,ワタシが成果だと思っているものとは違うということ.

年度末になってくると比重が大きくなる会社の求める成果も出さねばと,いつにも増してスケジュールを詰め込んだあげくに子どもがお熱だったりで数日間動けないままイライラ….
ようやく保育園に行ける様になれば,遅れを取り戻すべく,移動中もコンピューターを持ち歩き休憩や食事時間を削ってお仕事,子どもが寝た後にも睡眠時間を削って原稿書きに資料作り.

そんな状況を同業者以外の知り合いに話すと,「ブラックだね~,いくら裁量労働とはいえまずいんじゃない?」と失笑.
その後に続くのが「でもさ,やつれているけど楽しそうだよね~」という言葉.

そうなのである,今までも持ち出し不可のデータを早く分析したくてお正月に出社したことも,週末に社外で仕事した振替休日を取ったふりして家で仕事していたことも多々.
会社的には労務管理上困るといわれ,さすがにそれはやめたけれど,基本的に自分がやりたいと思った想い余っての行動.

倒れてしまっては本末転倒ではあるけれど,やりたい事をやりたいだけやった結果が今の働き方.
子どもとの時間から見えてくる新たな研究ネタも多く,気が付けば24時間365日が仕事しているみたいな感じに.

なんでこんな事を徒然と書き連ねたかといえば,最近,裁量労働制という言葉をテレビや新聞で見る機会が増えたから.
全ての人に裁量労働制が悪い事なのではなく,会社の「裁量」ではなく,自己責任はあれど自分の「裁量」が尊重される環境であれば良い事なわけであって.

多分,裁量労働が向いている職種というのもあるのだろうし,一色淡に議論されている感じが嫌だな~と感じる日々.
なんて,数年前まで裁量労働制を採用労働制(=組織の中にあっても,特定の能力を買われて特に選ばれた個人事業主的な働き方→ワタシって意外に凄いじゃない?)と理解していた自分に言えた話ではないのですが(笑)

かかりつけ選びの「ジョウケン」とは?

年末年始と親子で体調を崩して以来,保育園でインフルエンザや風邪が流行ったこともあり,1月中も金曜日の午後位にお熱で火曜日位まで御休みするという繰り返し.
仕事どうしようという以上に.高熱から軽度の痙攣なんて言う初めての経験もあり,もうその度にアタフタして過ごした約1か月.

そのたびにお世話になったのが,仕事については周囲の温かい理解とスポットで臨機応変に面倒を見てくれていたジィジとバァバ.
それ以上にお世話になったのが,家から10分にある,自宅の横で開業していらっしゃる小児科.

軟便やおう吐の場合にブツがついて洋服やオムツをもってこないと駄目な事こと,味の在り過ぎるお薬は飲みやすいけれど乳児の味覚を麻痺させるのでよくない事など,どんなネットのサイトよりも微に入り際に亘り押して下さった先生.
おかしいと思った時には直ぐに大病院を紹介してくれたり,本当にヤバいと思った時にはいつでも電話してと仰ってくれたり,親子共々頼り切っていた先生.

が,先日の痙攣で時間外にお電話をして診て頂いた際に,小児科を3月末で閉院することを伺い,子どもの状態よりもショックを受け….
年齢も60代後半くらい,気の張る激務が続く小児科を10年先も続けていくとは思っていなかった.

でもね,わかっちゃいるけど,派手さはないけれど,こんなに親の気持ちに寄り添ってくれた先生はいなかったりで.
余りにも弱い薬しか出してくれない先生に不安になり浮気もしたけれど,結局は強い薬で根治はせず,先生に戻っていたわけで.

はあ~この先どうしょうと悩みながら思い出したのが,先日のシニアの集いの場で聞いた「家での看取りをしてくれる先生とつながっているけれど,先生が先に亡くなるかもしれないと思うと不安」という,その場にいた全員が爆笑した80代女性のお話.
そうなのである,「家から近い」「薬や治療法を説明してくれるし,わかりやすく話してくれる」「こちらの要望も聞いてくれるし,話しやすい雰囲気を醸し出してくれる」「自分で判断できない時は大病院にまわしてくれる」というのがかかりつけ医を探す条件(私の私見).

でもね,でもね,一番に大事なのは10年先,いやせめて「5年先」まではお医者さんを続けてくれることが結構ダイジだったりして.
そんな条件の揃ったお医者さんに出会う事は難しく,だからこそ深刻な状態になる前から「かかりつけ医」を探し,意思疎通をはかっておかねばなのあります.

幸い1件はベストではないけれどベターな小児科があるので,しばらく軽い風邪などの際には周囲の小児科をまわってみようかと.
あとは,顔の見えない誰かの評価しかわからないネットではなく,近所の情報通のおばちゃま達にリサーチをかけてみねばと!
(あっ,ネットのサイトも一つの情報源として,もちろん有効活用します)
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