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「刺し身とジンギスカン 捏造と熱望の日本食」(魚柄仁之助著)
を読みました。
戦前国策で、ジンギスカン料理を日本で普及させようとしたとのことです。
防寒用軍服の原料としての羊毛が必要だったことから、牧羊を進め、綿羊からの副産物としての羊肉を無駄にすることなく、食料とすることを考えたようですが、あいにく綿羊の肉は、食用としての羊ではないことから癖があります。
そこで、いわゆるジンギスカン料理を提案し、さらに
「蒙古軍が羊肉を兜で焼いて食べていた」
という様な、伝説まで創作して普及をはかったが、あまり普及しなかったということらしいです。
戦後北海道で、松尾ジンギスカンがヒットし、その後北海道の郷土料理として、ジンギスカンが知られるようになったみたいです。
私の勝手な想像として、羊肉は体を温めることから、おそらくジンギスカン料理は北海道の気候に合っていて美味しく、そういうことからも北海道で食べられるようになったのではと、思ったりしてます。
ちなみに、
「蒙古軍が羊肉を兜で焼いて食べていた」
という事は、こちら北海道でも聞いたことがありますが、近年それを真に受けている人は、そう多くはないかと思います。
ところで、もちろん札幌市内でもそうですが、うちの近くには、ジンギスカン専門の飲食店が多かったりします。
この前も、当鍼灸院に必要に応じて来てもらっている女性とですが、仕事手伝ってもらった後、近くのジンギスカン屋に行って、腹いっぱい食べてきました。
自分の家では、後片付けが面倒なので、まずジンギスカンはやりません。
それでもたまに、煮込みジンギスカンなら一人でやりますが、最近はやってませんね。