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「カリンクル オホーツク流氷の民のものがたり」(菊地慶一著)を読みました。
これは自動向けの童話といった感じで、20年ほど前に北海道新聞に連載されたもののようです。
表題のように、このところなんとなくオホーツク文化の事が気になってて、読んでみました。
この話は網走市周辺の地域が舞台になっていて、陸別町で生まれ育った私としても、なじみがある地名が出てきます。
オホーツク人の素線はサハリン北部の先住民「ニブフ」だと言われていて、このものがたりでは、サハリン経由で鉄器を仕入れていたのが、なかなか手に入らなくなり、先祖の住むサハリンに住民ごと移住するという内容でした。
最近読んだ本では、オホーツク人はアイヌ人を避けて、奥尻島を拠点に佐渡島付近にまで南下し、倭人との公益でも、鉄器を手に入れていた・・・・。
また、オホーツク地域や千島列島にだんだんアイヌ人が進出してきて、オホーツク人はアイヌ人と同化したのではとも、近年言われて様です。
20年ほど前に書かれたことからか、そのあたりは触れられてはいませんが、子供達がオホーツク文化を知る意味で、良い本だと思いました。
北海道網走水産