信州特別支援教育カンファレンス

信州特別支援教育カンファレンスは、障がいのある子どもたちに関わる
教師・保護者が日頃の実践について語り合うカンファレンスです。

実行委員長に聞く⑤

物量、スピードの時代は終わったのかもしれない。熱が徐々に下がる世情。その中でわれわれにすることはもうないのか。示された方法の流れに従っていくのみなのか。いつになくトーンの低い実行委員長。何をしているインタビュア。もっと焚き付けろと全国からの声が。いよいよ終盤ーカンファは三週間後だ。
 星新一の「未来いそっぷ」という短編集があるのを知ってますか。

ーはい。といっても星新一で短編でないものはわずかしかー

そうかもですね。その一冊の最後の作品に「たそがれ」というものがあります。当たり前の朝。起きて会社に行こうとする主人公。ところが身の回りのものが昨日とは全く違って古ぼけていて、どんどん目の前で壊れていく。テレビは映らない、鏡は曇って見えない、車のタイヤは劣化して、その場で止まるーそれは世界中で起きているらしいー

ーほうーそれでー

徐々に音が聞こえなくなるラジオだか、テレビだかでキャスターが伝えるには、世界中のすべてのものが人に使われることに疲れてしまったらしいと。

ー世界は疲れて滅びるー何とも星新一らしい作品ですね。

現実離れした話ですが、同時に現実世界に微妙にシンクロしているとも感じるんですね。

ー学校が疲れている、って実行委員長Slideに書いてましたね。

はい。というわけで、こういった時代にカンファをやる意味が徐々に見出せなくなっています。仲間内では、10回まではという暗黙の取り決めがありましたが、場合によっては今回で最後にー

ーはいはい。実行委員長。そろそろお芝居はやめてもらっていいですか。

はい?

ーイヤーいつになく、真面目っぽい内容。某国営放送のスペシャルみたいなノリ。「一億総失速」って(笑)。「老人漂流社会」、みたいで面白かったですよー

•••

ー確かに時代は確実に直線路線。しかも、低速化しているのは事実です。指導要領だけではなく、学校と先生を縛るものは多いし、この先も減ることはないでしょうし、管理は進むー

•••

ーだから、何もやることはない?またまた(笑)。
逆でしょう。
管理とスローダウンが進めば進むほど、強かな知恵と技がさらに求められる。燃え盛る火は必要ないかもしれない。しかし、鬼火のようにじわじわと燃える火は消してはいけない。

いやはや、そんなことは一言もー

ーふふふ。またまた。そんなこと言って。じゃあ、今回から勝手にスタートする「点と点シリーズ」はどうなんですか。

•••

ー荘子に、クッキー•••全く関係ない話を装いつつ、何か企んでいますね。

困りましたね。ネタばらしをされてはー

ーやはりー

よしてください。企んでいるとかではありません。
ただ、少し撃ち方を変えてみようという試みではありますね。

ーというと。

これも別に新しいことではないんです。
特別支援教育に関する情報があまりにも多く、そして多くはわかりやすい、手に入りやすい。

ーそれはいいことですよね。

しかし、同時にそのわかりやすさが最近ちょっと気になることも。

ーなんか想像つきますね。

特に支援機器、タブレット等の活用では顕著ですが、実践や機器を紹介すると、その使い方のマニュアルは?、実践例集を、使い方を動画でー

ーそのうち、代わりにきてやって下さい、とか言われそうですね。

わはは。正解がないことがさらにわかってきたからか、逆に正解を希求する衝動は強くなっているかもです。私が言うまでもないことですが、世界はそんなにわかりやすいものではないし、正解はいくつもあるし、極めていい加減な均衡の中で、われわれは生きているわけです。混沌っていいますか。それは当たり前すぎて、みんなわかっているつもりですが、一方で、あまりにもマニュアルっぽいものが多すぎて、そのせいか、何でもマニュアルで操作できるような錯覚に陥っているように感じるんですね。

ーぐむむ。

点と点シリーズ、勝手に名付けただけですが、おそらく今後、自分はカンファで特別支援の話はしないでおこうと思うんです。

それは立場がー

うーん、それは些末なことですね。すごい実践をしている人はたくさんいる。そこに自分が加わっても、そんなに大きな変化はありません。今年からは大番頭として、受付に座っているつもりです。講座という中で話すよりも、もっと気楽に雑談しながら、支援について語りたい、そしてあえて話すなら全く違った方向の話、直接的には特別支援とは関係ない話がしたい。

―それはまたどうして?

ある意味では、特別支援教育って出落ち的な側面がある。支援は大事ですよ、いい方法がありますよ、うまくいった方法はこれですよー

―それはそうですね。

こういったある意味では、お約束的なお話って、聞く方の頭をあまり刺激しないのではないか。むしろ、これがお手本って決まるとそこをなぞろうとするのではないか。

―これも昔から言っていることですよね。

はい。自分の頭で考えると基本的に間違うんです。間違うから創造的になれる。しかし、世の風潮はそれを嫌う方向にある。内からも、外からも規制する。そしてそこにー

―なるほど、あの細かい指導要領がくればー

文科省にしたって、あくまでもあれはガイドラインであって、現場の先生が料理すればいいと思っている。

―しかし、実際はそれを忠実になぞろうとする力がむしろ現場から発生するのではないでしょうか。自分の頭で考えないで、正解を求めるからー

・・・

(つづく)

50名突破!

どうも、鼻の頭をポンポンと3つほどはたいた本田です。

お陰様で申し込み数が50名を突破しましたので、恒例の都道府県別参加者数の発表!

長野 15名
東京 6名
大分 4名
神奈川、新潟、大阪 3名
千葉、埼玉、岐阜、福岡 2名
茨城、栃木、石川、静岡、愛知、滋賀、京都、和歌山、兵庫、鳥取、島根 1名

さすがに、もう驚かなくなったけど、わざわざ信州くんだりまで足を運んでくれる酔狂な他県の方々がいらっしゃってありがたいですね。

しかも、今年は、出入り禁止になったと囁かれていた大分勢も久々に・・・。

本丸の長野県の参加者数の伸びは今後に期待するとして、他県の方々もどしどしお申込み下さいませ!

実行委員長に聞く④

教室での指導の方向を指し示す学習指導要領。今回の改定はこれまでとは違う。先生たちが考えてきた指導内容が国から細かに提示されることに。先生たちは指導を考えなくていいのか。カンファはもう不必要?学校教育が、教師が大きな変化の波にぶつかろうとしているのか。実行委員長。あまり激しいことは言わないように。

かつて算数教育について、国家が示す方向と真っ向から反対し、独自の指導体系を主張したグループがありました。

―数学教育協議会ですね。

そうです。略して数教協。委員長の遠山さん、副委員長の森さん。実際に体系化に尽力した銀林さんー

―懐かしい名前ですね。検定教科書とは違う方法、序数ではなく、基数を基盤にした数概念とひっ算を中心とした計算体系、水道方式を提唱したんですね。

もう、記紀レベルの話ですね。最近、若い人にそんな話を振ってみましたが、誰も知りませんでした。

―大学でも習わないんですかね。

そうみたいです。考えてみると、教育という世界とかつては政治の世界と密接なかかわりがありましたね。
―とういうと。

今でも話題になる天下り。その当時からあったんでしょう。文科省の役人だった人が教科書会社に天下り。啓林館の取締役だった塩野直道は元文科省図書局図書監修官でしたから。俗に緑表紙と言われる「直観主義」「暗算主義」の教科書を作り、戦後は啓林館教科書作ったわけでー

―今ならアウトでしょうね。

そういった外面的なことだけでなく、そういった「お上」に対して、民間も黙ってはいない。同レベル、それ以上の論陣を張って対抗した歴史がある。塩野に対峙した遠山啓。民と官とのいい意味での緊張関係が、結果的には効果的な実践方法を生み出した、とも言えるでしょう。

―そうかもしれませんね。

障害児教育についても、権利保障の観点から、やはり政治のにおいはかつては強かったのは言うまでもないかもしれませんね。

―はい。

しかし、そのバランスが急速に崩れてきたと思うんですね。一つには教師の高齢化。政治と教育とのリンクを作ってきた世代が急速に退職の時代を迎えています。ある意味では教育運動の多くがやはり社会主義的な運動をモデルにしていたんだなと。研修会にしても全体の運営、分科会方式なんてのも、実はそういうところにあるのかもしれません。

―確かに。

そう考えると、徐々に研修会というものに人が集まらなくなる。集団で何かを動かそうという考えがなくなっていく。

ーそうか・・・

ある意味では、新学習指導要領のあの細かさは、民の弱体化の分を官がせり出した、というように見ることもできる。合わせてもう一つは、労働時間短縮の問題ですね。

―労働時間?

ワークアンドバランスの動きで、労働時間を国家的に減少させようという動きが強い。就業時間という観念が乏しいのも我々よりも上の世代。

―ふうむ。

ある先生が「最近、17時を過ぎたら学校に残っている人が少ない」なんて言っていましたがー

―これからはそういったことが当たり前になると。

だと思うんです。最近、同年代の先生とも話をしたんですが、休日に支援機器作りの講習会、身体関係の訓練会等々で、自分たちは育ったし、長じてからは、その運営をしているけれど、流れ的には、こういった会に参加する人は減っていくんじゃないか。

―なんと

そうすれば、事細かに内容を指示してくれる学習指導要領とその解説が授業運営の肝になるように設定されてしかるべき。

―ううむ。

そのうち、労働監督局から、夏の暑い時期にカンファまかりならん、なんて監査が入るというのもあながちない話ではない。

―一億総失速時代というわけですね。

はい。

(つづく)

信州カンファちらし

信州カンファちらし

どうも、ひとつのブランコの分岐点において、ヘラヘラ笑っている本田です。

今年も始まる「信州カンファ○○!」シリーズの先陣を切るのは・・・

信州カンファちらし!(生)

現実世界に召喚された信州カンファちらしを、本日テロ行為の如く県内特別支援学校に発送。

八つ墓から躍り出た八人の実行委員が丹念に呪詛を込めた信州カンファちらしを手に取れば、あなたも自動筆記で申し込みしちゃうはず!

実行委員長に聞く③

とがり続ける技術や考え。止められないその激流とそれに直面する学校と子どもの現実。そこを調整することが教師の仕事。その支援力の育成としてのカンファレンスーところが、その必要がなくなると委員長。それはどうしてなのか。委員長、発言内容に気を付けろ。

―これまでのカンファレンスでも委員長は、教師の力の重要性というか、当たり前に、楽しい、子ども達にとってプラスになることを作り出せることが大事、そういってきたじゃないですか。

はい。

―そうなれることは教師にとって成長でもあり、それは喜びでもあるとー

はい。

―そういう勉強が必要なくなるってーどうしてですか?

それは少しオーバーかもしれません。
そう、新しい学習指導要領です。

―学習指導要領?これまた実行委員長とは縁の薄いものですね。

そ、そんなことないですよ・・・

―現場にいる時に、そんな話聞いたことなかったですよ。

な、何を言っているんですか。教師である以上、何より指針にすべきものでしょ。朝と練る前に毎晩読んでましたよ・・・というのは嘘ですが、それでも若い時はいざ知らず、経験を積む中で読むようになりました。というのも、そもそもどうしてこういう教育課程なのかとやっている中で徐々に感じるようになった。特に長野県の場合はたそがれの○○中心主義教育・・・大学で働いてからはさらに使うようになって。特におすすめは自立活動の解説ですね。それにしても、今なら想像できませんが、大学時代一回も学習指導要領に触れることなく、ページも読まないで採用試験を受けてるなんて、今の学生からすれば驚天動地でしょうね。

―いい時代だったというか・・・

どうでしょう(笑)。たとえば某N県あたりでは・・・

―N県〜(笑)

新潟ですかね(笑)。当たり前の「合わせた指導」。私が現役の頃はまことしやかに「評価をすること自体があってはならない」、なんて当たり前に言われていましたが、要領解説を見ると、指導上の留意点が、たとえば生活単元学習についてなら、8つもあげられている。少なくともこの8つを知らないで実践するべきではないでしょうね。

―それをもとにして、生活単元学習を実施する上でのポイント、有名な「中山の五原則」が生まれたんですよね。

その通りです。その学習指導要領が今般改訂されました。

―ほう。

3月には小中学校、特別支援学校版は6月に。

―何が変わったんですか。

キーワード的には「主体的・対話的学び(アクティブラーニング)」「道徳教育」「社会に開かれた教育課程」「『何ができるようになるか』を明確化」「カリキュラム・マネジメント」等々あげられていますが、何より驚いたのはー

―なんです?

具体的な各教科等の内容です。

―教科の内容?

はい。従前の特別支援学校学習指導要領、たとえば第2章第1節小学部の第2款「知的障害者である児童に対する教育を行う特別支援学校」の「第1 各教科の目標及び内容」の算数を見てみましょう。「1 目標」と「2 内容」を併せても314文字しかない。

―確かにさっぱりテイストですね。

はい。「2 内容」については3段階に分けられていますが、あくまでも指導の概要について触れているだけのような印象です。

―この文言をどう解釈して、具体的な指導内容について書かれたものがいわゆる解説ですよね。

はい。平成21年6月版の特別支援学校学習指導要領解説総則等編(幼稚部・小学部・中学部)で言えば、第3章「知的障害者である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校の各教科」の「第1節 各教科の基本的な考え方」で、実質的な指導について書かれています。ちなみに、この中の「2 知的障害者である児童生徒に対する教育を行う特別支援学校における指導の特徴について」の「(2) 各教科等を合わせて指導を行う場合」に生活単元学習、日常生活の指導、作業学習、遊びの指導について出てくるわけです。

―こうして考えてみると、生活単元学習ってものは、解説には書かれていても、本体の学習指導要領には一言も書かれていないんですね。

-あまり知られていないかもですね。

いわゆる「合わせた指導あるある」かもしれません

―(笑)

話を元に戻しますと、算数の記述、前の指導要領では314文字だったのですが、改定案を見るとー

どうなったんですか?

―目標だけで305文字。内容についての記述を加えると9814文字。単純に比較すると30倍以上の記述量の増加―

-30倍って。

これまでの解説に書かれていた以上の内容が指導要領に記載されているんです。しかも、今までにはなかった項目としてA数量の基礎、B数と計算、C図形、D測定、2段階になると数量の基礎が消え、データの測定が加わる。これってつまりー

―小学校学習指導要領と同様のー

そうなんですよ。目標は完全に同じものになっている。「連続性」も改訂のキーワードではありますがー

―つまりは支援学校指導要領と小学校指導要領がつながっているー

実質的にはそう考えてもいい。そしてー
―そして?

学習要領の段階でここまでのくわしさ。きっと解説はさらに具体性を持つ、とするとー先生方は何を考えればいいのか

―・・・

(つづく)

実行委員長に聞く②

実行委員長の新しい職場は研究所らしい。情報戦略担当ー。
しかし、衝撃の告白が!ICTが苦手?
今さら何を言い出すのか。末広がりの8回目にも関わらず、インタビュウは序盤から波乱含みー

―ICTが苦手って・・・冗談はやめてくださいよ。

いやいや、本当にー

―そんなこと言ってたら、首になりますよ
かもしれません(笑)。ただ、基本的に機器の専門家ってものとは自分は違うかなと。
例えば、ICTに関しては、代表より詳しいわけがないですからね。代表に聞いた方が即時にわかるしー

―はあ。

と言っても、コミュニケーション支援の専門家というほども・・・

―そもそも、杉浦さんって一体何の専門家なんですか?

自分でもよくわからなくなって・・・

―えっ?

もともと学生時代は新行動主義に基づいたオペラント条件付けー

―そうなんですか?

はい。ところが現場に出てみたら、応用行動分析なんて言えば、切支丹レベルの迫害、天草四郎時貞は山田風太郎で魔界転生エロエムエッサイ―

―ふふふ。

隠れ蓑的に学生時代に齧った遠山啓、数概念指導。そしたらここでも生活単元からの迫害―

―迫害ばっかりじゃないですか。

重度・重複学級、訪問教育の担当になって、スイッチ。そんなころ本田さん、矢島さんと知り合いになって視覚シンボル。しましまさんと同僚になって儀式での視覚支援―

―なんでもありですな。

イヤー不惑を超えて、耳順うっていうけれど、これまでのあれこれを振り返るとしみじみしますね。

―確かに。完全に行き当たりばったりじゃないですか。

でも考えてみると、特別支援教育は行き当たりばったりの側面が強い。
―ふうむ。

基本はあるけれど、それぞれの子どもたちはまるで違う。障がい名では括れない。

―基本ですね。

したがってその時々にこれはと思うことを、周囲から情報と技術を吸収しながら変化、よく言えば成長してきた歴史と言えるかもしれない。

―8回目になる信州カンファですが、これは、初回からの中心テーゼですね。変わること、変わり続けること。ある意味ではその目標は達成されていますね。

―そういっていただけると嬉しい。なので、自分が何かの専門家であることはいいことだし、そうなりたいと思うけれど、1つの方向の専門家という枠組みとは別の視点があるでしょうね。

―つまりは?

進むべき向きはどこなのか、ということを考え、討議し、共有する専門性と言えばいいでしょうか。

―ううむ。

それぞれの専門性は永遠にとがり続けるわけで、それはある意味、それが使われる世界の範囲を超えていくー

―具体的には?

ICTなんかは端的ですね。海外なんかの実践を見ればよくありますよね。優秀な先生の講義を州の高等学校すべての生徒に家庭でPCで受けることができ、ネットで出された課題を学校で答え合わせするー

―反転学習・・・

ヒトの体の中の血液の循環の仕組みを血管の中を生徒が流れているような映像をスマホを使って体感できる。

―VRですね。

よく知りませんが(笑)。技術的なものはどんどん高まる、それは確かにいろんなものを便利にはするでしょう。しかし、本当にそれって必要なのかって立ち止まれることにも専門性が必要なのではないか。

―ううむ。

今の仕事になって、教育IT系の展示会にお邪魔することが業務として増えました。各企業が開発されている機器は毎年どんどん進歩しています。

―でしょうね。

しかし・・・

―ダメなんですか?

ダメではないけれど、?と思うこともあるんです。

―具体的には?

小学校高学年か中学校の数学で図形の回転というものを扱う単元がありますよね。2次元の線対称、点対称した図形を画きなさいとか、3次元的に回転した時にできる立体の体積を求めろとかー

―ありますね。自分なんか頭がこんがらがって、わからなかったですよー

確かに難しいんです。頭を悩ませます。ところがこれがICTを使えば、クリアされるんです。実際に展示されていましたが、タブレット上に表示された図形を動かすと回転したり、展開したり・・・

―それは楽ですね。でも・・・

そうなんです。本来は頭の中でそれらの動きを想像することに意味があるのではないかと。
それが外の世界で実現されれば、頭は何をすればいいのか。

―うーん。その結果を覚えるだけですね。きっと。

そして、テストでできればめでたしです。
でも本当にそれでいいですかね。イメージが持てないなら、デジタルな映像ではなく、具体物なのではないか。いろんな形を図形、立体物に触れるー

―うーんどうでしょうか。自分なんかはデジタルの方が楽しそうだな。具体物ってダサくないですか。それに、やはり発達障がいのある子ども達にとってはデジタルの方が。

確かにそうですね。でも、そうするとイメージを外部に出したとすると、その上で、何を学ぶべきなのか。

―・・・難しいですね。

そうなんです。これは1つの例ですが、とがり続ける技術と学習、そう、意味のある学習とのうまい仕分け、または組み合わせ。つまりは子ども達の接地面をプロデュースするのが、教師ならば、その塩梅、匙加減がこれからも、そしてこれまで以上にとても大事になるー

―だから信州カンファでそういったプロデュースの方法を学べばいいわけですねー

そうーと言いたいところですが。

―え?そういうオチじゃないんですか?

そういいたいところですが(笑)実はあまりそういった力が教師に求められなくなってきたのかもしれないー

―どうしてですか。

そう、それはー

―何なんですか?

(つづく)

実行委員長に聞く①

いつになく蒸し暑い6月だった。天気の流れも変化に富んでいる。

そんな中、今年も開催が決定した信州カンファ。なんと気づけば今回で8回目。

すっかり夏の定番になりつつある。特段ストレンジなネタもないのかもしれない。しかし、やはりこの人の話を聞くところから始まるのが信州カンファだろう。

 

―杉浦さん、お久しぶりです。


一年ぶりでしょうか。お元気でしたか。


―はい。それにしても、久里浜は結構遠いですね。


そうですかね。東京から1時間強、上田からでもうまくつながれば2時間半ですよ。


―そんなもんですか。


まあ、日本国内、そんなにどこでも遠くないですよ。


―それにしても、またしても異動。


そうですね。4年間ですね。長野大学での仕事期間は。


―なんだか腰が落ち着かないですね。今度は海へ、久里浜へ。特別支援教育総合研究所へ―


いやはや、お恥ずかしい。若くないし。その通りかもしれませんね。ただ、長野県だけかもしれませんが、教員ならば3年が1クールでの異動は一般的ですし。


―ふうむ。


それに最近よく思うんですが、自分がやっていること、仕事って、基本的にそんなに変わらないんです。ある意味では。


―ほう。


特別支援教育について考え、その考えを具体化するものとして主にスイッチを作っているーそしてできたらそれらを共有したいから、許されれば考えを話したり、スイッチを紹介したりーある意味ではそれ以外は何もしていない、できないー


―そういう見方もありますか。


基本的に、研究というか、そういった仕事って、芸を買っていただく仕事なので、買ってくれる、お座敷がかかり、それが自分の望む場ならばそこへいくだけのことー


―なるほど。


中世のイタリアなんかの大学では、何年かして、話す内容が飽きられたら別の地方の大学に移るってことがあったようですしー


―ふうむ。


そんなカッコいいものではないことは重々承知していますが(笑)。移籍を決めました。


―そうですか・・・


ただ問題が一つあって・・・


―何ですか。


今のポジションは情報・支援部情報戦略担当―


―すごい名前。
ICT等の情報発信なんかを連想させるような感じですね。


はい。ところが困ったことがあって。


―何です?


ICT
が苦手なんです・・・


―えっ?

 

(つづく)

信州カンファ2017参加申し込み受付開始!

shinshu_confe17_ページ_1

どうも、冷蔵庫の冷蔵部分が壊れほぼ室温、呼応するかのように冷蔵部分の温度になった冷凍部分だけ使っている本田です。

お待たせしました!いよいよ参加申し込み受付開始です!

右側ブログパーツの「ちらし」で内容をチェックするまでもなく、「参加申し込み」をクリックしましょう。

スマホで見られている方は、「ちらし」や「参加申し込み」のブログパーツが表示がされないと思いますので、画面を一番下までおくって「PCモード」に切り替えてご覧ください。

今年の大喜利枠は「特別支援100人に聞きました」!

申し込みにアンケートが含まれますので、お手数ですが、ご協力お願いします!

申し込み開始間近!#3

どうも、ひょうたん岩を小脇に抱えたい本田です。

やはり、男に二言なしの有言実行。

保険を打った甲斐あって、「申し込み間近!」から再々来週になる明日か明後日には、いよいよ申し込み開始です!

うん、すでにタイムスケジュール的には、地獄の窯のふちでかんかんのうを二、三度は踊らなきゃならない気が・・・。

まあ、毎年のことなので、今年もなんとかなるのが信州カンファ。

申し込み開始間近!#2

adobe

どうも、ケイデンスをぐるんぐるん上げていきたい本田です。

そうは言いつつも、今週申し込み受付開始しちゃうんでしょ!と期待してくれているカンファフリークのある意味期待に応えて、やっぱりできなさそうな・・・。

まあ、週末は無為自然にLet It Beのギターソロはいいなと昼間っからお酒を嗜んでただけではないという言い訳でもしとかないと。

そんなわけで、Adobeファミリーを駆使するが信州カンファの季節。

正直、PhotoshopもIllastratorもInDesignも使うの1年ぶりですから。
Animateという名前に未だ慣れない旧Flashはシンボルとか描くのに日々使ってるけど。

うん、なんかこれだけAdobeなアイコンがタスクバーに並ぶと、洒落乙なデザイナー気分ですね。.



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