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2011年12月

一年間、ありがとうございました


今年も後1時間足らず。
いろんなことがありました。
ホセ・メンドウサと闘ったわけではありませんが、それなりに真っ白になりました。
改めて自分の方向性を見つめ直した一年でした。
来年のあれこれを考えながら、年越します。

皆さんよいお年を
来年もよろしくお願いします。

shinshu_switch_labshinshu_switch_lab  at 23:21コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

偏愛


最近凝っているものがこのハッキンカイロ。
夏はデリーなみの灼熱のイエロー学校だが冬はウラジオストックばりの冷え。
当然防寒対策が必要。これまでは貼る使い捨てカイロを使っていたのだけれど。それだけではどうも。
あれこれ探した挙句辿り着いたのがハッキンカイロ。
誤解していたんだが、このカイロ、火が燃えているわけではない。
中の綿にしみ込ませたベンジンの気化したものがハッキン、すなわちプラチナの触媒作用によって水と炭酸ガスに分解される。その時に発生する酸化熱で温かくなる。実際に火は使っていないのに、直火っぽい温さがとても心地いい。

そして、この形状がとてもいい。美しい。

気付けば手の中で転がしている。

誰にでも共通ことなのかもしれないが、何かしらの機能がある手のひらサイズのものを偏愛する傾向がある(?)。
携帯はもちろんそうだが、ここ最近気付けば作ってしまうオニギリ型VOCAもそう。

考えてみるとこれって子どもの頃からかもしれない。
特撮ヒーローものに出てくる小型無線機とか、007が使う高性能な武器とか大好きだった。

特に一番好きだったのがー
超人バロム1の投げると、マッハロッドというスーパーカーに変身するボップという携帯アイテムー

このあたり、書きあぐんでいるSlideの支援機器コーナーのとっかかりにしてみるか。


shinshu_switch_labshinshu_switch_lab  at 11:49コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

道?筋


ちょいと前のことだが、娘二人が所属する小学校で『◯◯コンサート』というものが開催。
これは合唱部と金管部の子ども達がお世話になった先生や保護者に感謝の気持ちをーみたいな会。
以前にも書いたけれど、日常生活では根気、勤勉というものからは一億光年ぐらい隔たった長女と未だに地球のルールがよく理解できない異星人っぽい次女が何故か合唱部に所属し、どうしてか休日返上の練習に参加している。

しかし、こういう課外活動ってとても不思議。ご指導いただく先生の御尽力には本当に頭が下がるが3年間も活動してきた長女曰く、二度と合唱はやりたくない、ってこれ、どういうこと?

続けて曰く『うまくないと楽しくない』と。
何チャラコンクール等に出るために特訓、みたいなことはよくあった。

親馬鹿ちゃんりんを承知で言わせてもらうが、もともと合唱に向いている子ってそんなにいないんじゃないか。とすれば、向いていない子でもせめてやってよかったなあと思える活動にすることはできないのかな。
そんなことを考えながら鑑賞に。

酷寒の体育館で、子ども達は頑張って演奏。本当によくやっている。

ふとみると前方に額。
道一筋って読むのか。

達筆なんだろうな、きっと。高名な方の筆なんだろうが、娘に聞いたら何て書いてあるかわからないという。
やれやれ、崩しまくった字を権威っぽく飾るっていかにも学校ー

この多様な時代、特別支援教育隆興の時代に道一筋じゃアカんやろ。
きっと合唱にも、勉強にもいくつも道があるはずって前提でいくんじゃないのか。

『空中ブランコ』に出てくる精神科医伊良部が破壊衝動が止められない友人と交通標識に落書きをするのを思い出した。
『東大前』を『東犬前』
『王子税務署』を『玉子税務署』
『大井一丁目』を『天丼一丁目』に書き換える爆笑シーン。

黒いガムテープを適当な長さに切って貼り付けて、せめて
『道十筋』にしたい。
チャンスを待とう。

shinshu_switch_labshinshu_switch_lab  at 10:10コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

定刻主義

他県の人には信じてもらえないことが多いが、寒冷地なのに信州地方の二学期終了は極月27日とか28日。教育県だからなのかは定かでないが、インフルエンザを流行させるためにやっとるのかと思ってしまう。
終業式の夜は慰労会というか忘年会。フォーマルな宴席が苦手なのでほとんどパスするのだけれど、今回は小学部が当番。かつクラスの担当が司会進行。これは出ないわけには。
予め計画された進行に従ってマイクを握る。

出たくない会に出るためには何かしらのミッションが必要。

ミッションは定刻主義。帝国主義じゃなくて。

時間を守るということ。

意外にこれって難しい。
そもそも定刻主義とは、仮説実験授業研究会を提唱している板倉聖宣先生がよく言うこと。
例えば講演会を頼まれて15時からと言われていたのに、すいません、まだ人が集まらないので、もう少し開始を待ってくださいということがある。

ここでのポイントは2つ。まず定刻に来ている人を大事にしていない。2つめは遅れてくる人。むしろこっち。
遅れてくる人には外的または内的な理由があって遅れている。なのにもし開会が遅れたとなれば、自分のせいでと自らを責める状況を作る。そうしないためには定刻に始めるのが一番いい、というわけだ。

学校の場合、定刻開始は結構当たり前なんだが、問題は終わり。
最後の締めのあいさつが終わっても、席を立たない人が多い。

学生時代、居酒屋でバイトをしていたが、一番嫌だったのが学校関係。
まず挨拶が長く、宴会なかなか始まらない。そして終わらないー
基本的に話をするのが好きな人が多いのかもしれない。

店側からすると、終わったら早く片付けたい。
終わりと同時にさりげなく空いた皿を片付け出すと、多くの場合は空気を察して席を立ってくれることも多いが先生はーなかなか立たない。

娘達が語る学校での嫌なことは、チャイムがなったのに『もうちょっと』といって伸ばされることだという。
自分にも経験があるが、先生とすれば区切りのいいとこまで、と思うのだろうが子ども達にしてみればそうでない。きっとどんなに素晴らしいことを教えたとしても頭には残らんにちがいない。

タイムタイマーにスケジュール。特別支援学校では時間を守ることが大事だと言われるが先生達の方が怪しい。
今回の宴会は18時30分開始で終了は20時45分。

10分前から開始を予告し着席を促す。
宴会の開始と同時にスケジュールを発表。
20時10分校歌斉唱。
20時15分終わりの言葉。

それ以後30分間は時間があるが、15分前、10分前、5分前とコールをかける。

楽しそうに話をする校長先生にも終わりを促す。
それでも粘る先生は名指して、終了を告げる。

ここまでしてもやはり若干押して終わる。
さぞかし悪評いかばかりかと思いきや、思いの外好評。
『すっぱり終わっていい』
『二次会が早く始められる』

さりとて感慨もないものの、感じ悪い達成感に陶酔しながら、遥か遠い帰路を急いだ。


shinshu_switch_labshinshu_switch_lab  at 08:13コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

VOCAの音量

マイコンキットドットコムさんの音声再生キットを使った簡単VOCA。校内でもちょこちょこ活用する方が。
時折来る相談に再生音量をもっと大きくするには?というものが。
これまで他のキットに比べればまずまずの音量かと思うが、ちょっとザワザワした所では聴こえ難いのは事実。なので、何とか音量アップをと思うが待てしばしー

音量が大きいと確かにいいんだけど、例えば、先生~と録音したとして、音が大きければその分情報の伝達量は増えるから、その場にいた先生全員が、ハーイなんて集まったりしたら却って子ども達によっては?なことにならないのかなと。

大音量ってことは大声で話すことだとするとそれって基本のやりとりのかたちとは少し違うのでは。
ある程度近い距離で相手の存在を意識しながら、メッセージを伝え、伝わる経験がまず大事のような。
とすれば逆に子ども達の発信を駆逐艦のソナーのように拾うことが係わり手の腕の見せ所となるわけで、下手すりゃ、ん?今スイッチ押したんじゃないかと緊張感を保つためにはむしろ、音量はそんなになくてイイのかもー

そもそもどうして大音量が必要なのかと聞いてみると、劇遊びでセリフを子ども達に言わせたいからみたいな場合が多い。
そのへんが実は怪しくて、子ども達がホントに流れがわかってやるならいいんだけど、単にやらされてるだけなのに、ちゃんと参加してまっせ的な、先生のご都合的な目的の場合も少なからず。
何のためにVOCAを使うのかを常に念頭に置いて活動と支援を考えねば。

このへんは非常に難しいですね。

shinshu_switch_labshinshu_switch_lab  at 00:05コメント(4)トラックバック(0) この記事をクリップ!