今後の社会保障制度のあり方を検討する政府の社会保障制度改革国民会議の初会合が30日、首相官邸で開かれ、会長に清家篤慶応義塾長が選出され た。年金、医療、介護、少子化対策の4分野を中心に議論するが、民主党と自民、公明両党で隔たりが大きい年金や高齢者医療制度改革が焦点となる。設置期限 の13年8月21日までに結論を出す。
野田佳彦首相は会合で、「国民会議は社会保障の残された課題に議論し道筋をつけるために設置された重要な会議だ。国民の揺るぎない安心につながるよう精力的な議論をお願いしたい」とあいさつした。
国民会議は、税と社会保障の一体改革に関する民自公の3党合意で設置が決まった。委員は15人。