看護師が医師の具体的な指示なしで、高度な医療行為(特定行為)ができる「特定看護師」制度について、厚生労働省の検討会「チーム医療推進会議」は29日、最終的な具体案をまとめた。
同省は来年の通常国会に保健師助産師看護師法の改正案を提出し、早ければ2015年度からの制度施行を目指す。
最終案では、気管挿管や抗けいれん薬の投与など、これまで多くの場合に医師が行ってきた41種類の医療行為を「特定行為」に選定。厚労省が指定した研修機 関で、研修を受講した場合に、あらかじめ医師が指示した手順に従い、看護師が患者の容体を判断しながら特定行為を実施できるとした。
同案は、法案通過後に設置される審議会で改めて議論され、最終確定する。