オステオパシーはマッサージではありません。 整体とも違います。
ですが、日本国内ではまだ知名度が低いということもあって、カイロプラクティック、整体、
マッサージなどの他の治療法と間違われることも珍しくはありません。
では、オステオパシーは、現在世の中にあふれている一般的な治療法と
具体的にどのように違うのでしょうか?
世の中に多く見られる一般的な治療法というのは、全てが全てではないのですが、
実は「しっかりとした根拠に基づいていないものが多い」というのが
現状であると言えます。
例えば、多くの整体は「科学的・医学的根拠」ではなく「個人の経験則」を
基にして成り立っていますし、
また、皆さんがよく耳にするツボ(経絡・経穴)を始めとした東洋医学も、
長年の経験をまとめあげて作ったというだけのものに過ぎず、
決して医学的根拠があるものではありません。
「それでも、結果が出て治るのならそれでもいいじゃないか!」という意見も
あるかもしれませんが、「科学的・医学的根拠がない」ということは結局、
セラピストが「なぜ治るのか?という理屈」を理解できていないということです。
そうなると、いざ壁に当たり、「目の前の症状がなかなか改善しない・・・・」
という状況に立たされた時に、展開できずに打つ手が無くなってしまう・・・・
となってしまうのが現実です。
それが「経験則だけに頼る手法」の弱点であると言えます。
一方オステオパシーは、解剖学、生理学、病理学などの医学的知識から
生み出されたものなので、ちゃんとした「科学的・医学的根拠」が伴っている
ものであるというのが特徴です。
アメリカ合衆国内では、オステオパシーは「医師免許を持った者のみに許される
医療行為」として定められており、法律と国家資格でしっかりと管理されています。
日本では法律の違いからそこまでの厳しい管理はありませんが、
内容はアメリカ合衆国内のものとほぼ同じレベルを求められます。
つまり、
オステオパシーはちゃんと「科学的・医学的根拠」に伴っている学問であり、
他の一般的な治療法よりも、より奥の深い展開をしていける施術であると言え