2014年11月

痔のALTA療法/アルタ療法

痔のALTA療法/アルタ療法 - マイクリニック大久保

痔とは何か


肛門の内側に生じるいぼ痔

マイクリニック大久保は長年、痔の治療に携わってまいりました。
肛門は腸の最終部であるわずか数センチの部分ですが、ここに様々な病気が起こります。なかでも痔核(いぼ痔)の頻度が最も高く、人口の約半数が罹患すると もいわれています。他に裂肛(きれ痔)、痔ろう(穴痔)、ポリープ、がんなどがあります。痔核は二足歩行する人間にのみかかる病気で、腸の終点である肛門 まで届いた血液が、重力に逆らって心臓に戻ってくる過程において、血液がうったいすることが原因のひとつと考えられています。また、硬く太い便をいきんで 排泄するときに、肛門を支える筋繊維が過進展・断裂をおこして、肛門の粘膜が滑脱することも原因と考えられています。痔核の主な症状は、出血、腫れ、脱 出、痛みです。

ALTA療法/アルタ療法=内痔核硬化療法はメスを使わない、切らずに治す痔の治療法です

痔に直接、注射を打って血管に炎症を起こします。
痔に直接、注射を打って血管に炎症を起こします。

まったく痛くない治療法です。
まったく痛くない痔の治療法です。

肛門の内側に生じるいぼ痔(内痔核)であれば、硬化療法で簡単に治せます。内痔核硬化療法(ALTA療法/ アルタ療法)とは、痔に直接、注射(ジオン注)を打って血管に炎症を起こして痔をつぶすものです。痛みを感じることのない粘膜、粘膜下層に注射しますの で、治療中まったく痛みを伴いません。所要時間は5分から10分程度。もちろん日帰りでできる治療です。

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

心的外傷後ストレス障害(PTSD)

症状や特徴


 生死にかかわるような危険や恐怖、重症の障害にかかわる出来事や患者様自身や身近な人の身体の安全に対する恐怖を体験した場合、誰もがそのことを繰り返して思い出したり、恐怖を感じたりします。

 しかし通常は、数週間のうちに恐怖が薄れ、その体験が少しずつ過去のものとなっていきます。恐怖の再体験や回避、過覚醒が1か月に満たない場合は、急性ストレス障害と診断されますが、1か月を超えると心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されることがあります。

 この場合、生活面でも重大な影響を引き起こしてくるのが特徴と言えます。またPTSDを発症した患者様の半分以上が、うつ病や不安障害を合併しています。また摂食障害やアルコール中毒を合併することもあります。

 症状としては、急に涙ぐんだり、恐怖がこみ上げてきたり、あるいはぼんやりとして話が耳に入らないということがあります。落ち着きがなくなったり、些細なことで怒ってしまったりということもあります。

 普段は元気に過ごすことができていても、何等かのきっかけにより辛い記憶を思い出したり、その時の情景が眼の前に浮かんできたりすることがあります。恐怖や被害の体験には、自然災害もあれば、近親者の事故や脂肪、性被害や虐待、DVなどの場合もあります。

当院での治療方針

 PTSDの患者様には、精神面や心理面のサポートを行い、自然に回復していくのを待つのが基本です。そのためには、患者様の安全、安心、安眠の確保が重要となります。

 その上で、精神療法や薬物療法が検討対象となることがあります。精神療法として、恐怖体験の記憶に対するコントロール力を回復させて恐怖を軽減する持続エクスボージャー療法がありますが、十分に注意して段階的に行う必要があります。

 また、薬物療法としてSSRIを使ったとしても、2-3週間で効果がでることは少なく、数か月以上経過してから効果が現れることもあります。また効果が現れたと思っても、お薬をやめると再発してしまうことがありますので、1年前後は服薬をお勧めします。

 ただ、お薬はあくまで補助的と考え、患者様を支え、ゆったりした雰囲気の中で治療やデイケアを行っていきたいと考えています。その中で、恐怖体験をな かったこととして抑えつけるのではなく、実際に起きてしまったこととして受け入れ、自分からその話ができるようになることを目指します。


不眠症(睡眠障害)

不眠症(睡眠障害)

症状や特徴

 不眠症とは、①入眠困難、②中途覚醒、③早期覚醒、④熟睡感の低下の症状のいずれか又は複数が「週2回以上、1カ月以上」持続する状態であり、さらに不眠のために辛く感じたり、社会生活上のリズムや機能がうまくいっていない場合を言います。不眠症は睡眠障害の一つと言うことができます。

  原因として、身体的な疾患によるものもありますが、多くはストレスがあったり、精神科領域の疾患(うつ病や不安障害等)の初期症状としてもみられることが多い状況です。

  診断する際には、①生活リズムに問題はないか、②昼寝をしていないか、③実際の睡眠時間はどれくらいか、④睡眠時無呼吸はないか等がポイントとなります。

当院での治療方法

 不眠症そのものが病気や原因ではなく、不眠の状態を来しているもともとの病気や原因の治療・改善が不可欠になります。

  当クリニックでは、まず患者様のお話を伺い、不眠の状態を生じさせている原因を明らかにしていきます。その上で、他のメンタル疾患の一つの症状の表れとして不眠が生じている場合には、そのメンタル疾患の治療と合わせ、不眠を改善していくためのお薬を使う場合もあります。

  前述した入眠困難、中途覚醒、早期覚醒、熟睡感の低下といった特徴に合わせ、お薬も寝つきの改善に主眼を置いたものから、一度眠ってからの途中覚醒の改善に主眼を置いたもの等、患者様の症状に合わせて処方していきます。患者様のご希望に応じて、漢方薬を処方することもあります。若い方で深夜遅くまでPCやスマホ等を操作されて不眠が生じている睡眠相後退症候群のような場合には、メラトニンを同じ効果で睡眠を促す薬剤であるラメルテオン(ロゼレム)の使用の考えらます。

  当クリニックでは、不眠症にお薬を使う場合でも、患者様と相談しながら、弱めのお薬から始め、また習慣にならないような服用の仕方に配慮してまいります。

千葉市 心療内科 椿森クリニック

千葉市 心療内科・精神科・メンタルクリニック 椿森クリニック

・不眠症(睡眠障害)
・自律神経失調症、心身症
・うつ病、双極性障害(躁うつ病)
・適応障害、パニック障害
・強迫性障害、社会不安障害、全般性不安障害
・身体表現性障害
・認知症
・統合失調症
・妄想性障害
・心的外傷後ストレス障害(PTSD)

 千葉市は人口97万人の政令指定都市、いわゆる大都市です。また近隣には、四街道市、市原市、東金市、習志野市、八千代市の都市があります。この地域に は、企業等で働いておられる方々、主婦の方々、高齢の方々等がおられ、典型的な日本の地方の大都市部としての様相をきたしています。そして千葉市内や近隣 地域には、心療内科を標榜するメンタルクリニックや病院が数多くあります。
このような大都市部において、新しくオープンした椿森クリニックは、どのような分野を得意として、地域においてどのような役割(ミッション)を果たしていこうとしているのか、この場でご説明したいと思います。

 私は、東京に近く産業都市であるとともに生活都市としての特徴がある千葉において、あるようで少なかった新しい役割(ミッション)を持った心療内科が必要ではないかと考えています。
椿森クリニックでの診療を始めるようになった出発点は次の3つです。

(1)働いていてメンタル面の体調を崩された方に対しては、職場の体制や人事の動き方等をしっかりと理解している医師が治療と職場復帰のバックアップをするべきではないか?

(2)患者様の悩みや辛さを周囲に話せない、また話しても家族等に理解してもらえない方に対して、医師がしっかりとお話を伺い、悩みと辛さを理解しながら治療を進めていくことが必要ではないか?

(3)外来まで来ることができない患者様やご自身に病識がない方には、医師が自宅や施設に往診して信頼関係を築きながら治療を進めるというニーズがあるのではないか?

早産児ケアの指針案

 予定より早く生まれた早産児らが採血や注射などを受ける際の痛みを和らげるケアの方法を示した指針案がまとまった。

 新生児集中治療室(NICU)に関係する複数の学会メンバーらで作る委員会が作成、日本未熟児新生児学会で発表された。年内には、簡易版も含め、完成する予定。

 早産児などが入るNICUでは、採血や注射、鼻や口などへのカテーテル(管)の出し入れなど、痛みが伴う様々な処置や検査が行われる。

 近年、新生児期に何度も痛みを味わうと、知覚や情緒の発達に悪影響が出る可能性があることが分かってきたが、現場での対応は遅れている。

 指針案では、痛みを和らげる方法として、毛布や両手で優しく体を包み込むことを始め、親の同意を得て、おしゃぶりや肌と肌との触れあい、針を刺して足底からの血を採る前に甘みがあるショ糖を口に含ませること――などを挙げた。

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