日本人として25年ぶりにノーベル生理学・医学賞を受賞する山中伸弥京都大教授(50)が4日夕(日本時間5日未明)、授賞式が行われるストックホルムに到着した。
授賞式は10日夕(同11日未明)で、それまでに受賞記念講演などの関連行事に臨む。
妻の知佳さんと共に、ノーベル財団が用意した車で滞在先の高級ホテルに到着した山中教授は、小雪が舞う中、出迎えたホテルの総支配人に笑顔を見せた。
同行している京都大iPS細胞研究所の広報担当者によると、母の美奈子さんら家族も一緒といい、山中教授はノーベル財団を通して「母と一緒に二十数年ぶりで旅行ができ、うれしかった」とのコメントを出した。
(2012年12月5日 読売新聞)