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ただいまニセコ(倶知安町・ニセコ町・蘭越町・真狩村)というところにいるのですが、ここは結構ヤバイところです。
羊蹄山とニセコ連山という雄大な山に挟まれた高原で、ものすごくきれいなところなのでつい油断してしまいがちですが、油断は禁物です。
この地域の特色としては、まず何と言っても水が美味い。羊蹄山やニセコ連山から出てくるミネラルたっぷりのわき水があり、自由に汲むことができます。わたしは二日に一回は汲みに行ってますが、ほんとに美味い。IMG_0451
そして言わずもがなですが、野菜は味が違います。トウモロコシは、本州で食べるものとは別物です。生でも食べられます。枝豆は、大昔に実家で食べていたモノに近い。またあの味が味わえるとは! これからが盛りなので楽しみです。
メロンとか、500円からあります。食べ頃になるまでは冷蔵庫に入れずに待ってます。
さらに肉も、地元で作られた物を道の駅で買うことができます。魚は小樽から。
そうすると、わたしが素人料理で、適当に煮たり焼いたりしただけで、なんでもとびきりうまい料理ができます。素材の味がいいから。
だからいくらでも食べちゃいます。そして酒。水がいいから、地元の酒もうまいんです。またわたしは黒糖焼酎を大量に持ち込みましたが、これを羊蹄山のわき水で飲むと実に美味い! なぜこんなに違うのかよくわかりませんが、ホントにおいしいのでいくらでも飲めます。
そして最高にヤバイのが、余市のニッカで買った原酒を、羊蹄の水で飲むと、どちらも美味くていくらでも飲めます。そこでどんどん飲んでしまいます。野菜とうふ
そして満腹になって寝てしまいます。これを続けていて、ふと我に返ると「い、いかん、こんな事ではダメ人間になってしまう」と思うのですが、翌日には元に戻ってしまいます。いかなる人間でもこの呪縛から逃れることはできないでしょう(と、自分を正当化)。
ニセコは人口が増えています。何が資源かというと、なんと雪なんです。ここの雪は、内陸の富良野とかと違って海が近いのでカチカチにならずに、パウダースノーになり、それは世界最高水準の雪質なんだそうです。冬にスキーをやりたいオーストラリア人を初め、雪を見たことのないシンガポール人、中国人、台湾人、タイ人がやってきて資本を落とし、外人向けのコンドミニアムがにょきにょき建っています。
古き良き日本のスキーロッジは、ほぼ駆逐されつつあります。外人向け仕様なので畳はないですが快適です。不動産価格はべらぼうに高いです。東京都心並みです。
おカネのある人がいるので、本州から移住するレストランやサービス業関係者も多く、質の高いいろいろなサービスが提供されていて、「田舎だから」と不便を託つこともありません。むしろここにある自然の産物をつかって、美味しいものをよりうまく食べさせる店があり、そのレベルの高さに驚かされます。
わたしがいるのは「ひらふ地区」というところなのですが、この名はなんと、阿倍野比羅夫が蝦夷征伐の時に後方羊蹄に陣を敷いたことによるのだそうです。その意味では飛鳥時代に既に文明が来ていたことになります。
IMG_2097でまた温泉がたくさんあります。源泉が豊富で、泉質の違うさまざまな温泉を楽しむことができます。そういう温泉に入った後に、この辺でとれたうまい食べ物を食べて、美味い水でうまい酒を飲んで、満腹になって寝てしまうと、そういうわけでますますダメになっていくわたし・・・
でも長生きは絶対できそうです。ニセコ万歳!
(次回から、ニセコと北海道がどれだけヤバイところか詳細に解説します)IMG_2176