IMG_0704ニセコグランドホテルに入浴に行ったら、「貸し切りです」と断られたんですよ。前に女子高の生徒を運んできたバスが4台ほど。「女子なら大丈夫だろう」と行ってみたんですが、このホテルは混浴・・・
それでニセコグランドホテル前の道を西に200メートルも進むと、右手に鯉川温泉と書かれた砂利道への入り口があります。
このエントランスからして、秘湯感たっぷりで、違う世界への境界みたいです。砂利道を200メートルほどいったところに、小さな池の畔に古くさい木造2階建ての温泉旅館が建っています。
IMG_0703立て付けの悪い引き戸を苦労して開けて、右側にある受付でいかにも気のきかなそうなあんちゃんにカネを払い、渡り廊下の木の床を踏み鳴らしつつ浴場へ。
前時代的な更衣室、がらっと浴場の扉を開けると、昭和の銭湯のような、天井以外全面タイル張りの浴室で、中央にまっ四角の浴槽が鎮座し、なんとカランは2つだけ。昭和30年代「三丁目の夕日」にタイムスリップした感覚が楽しめます。
さらに年代物のタイルを踏みながら露天風呂へ。この露天風呂は近年できたものらしい。浴槽のすぐ横に、一枚岩の上を水が流れる沢があって、このせせらぎの音を聞きながら、森林浴気分で入れます。塩化物泉で、ややぬるめの乳白色の湯には、いつまでも入っていられます。本当にリラックスできる、やさしい温泉です。
わたしは好きだなあ。IMG_0706