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天気がよくて羊蹄山がよく見えそうなので、ニセコアンヌプリに登ってみることにしました。
ニセコアンヌプリゴンドラで1000メートル付近に。そこに登山口があるのですが、そこからの登りはとても急でお勧めできません。ひらふゴンドラからのほうが、時間はかかるけど楽じゃないのかな。登山路は1,300メートル。わたしは昨晩お呼ばれしていて、車で行ったので飲まなかったのですが、わたしは基本的にアルコール燃料なので、アルコール切れになりまして、なかなかエンジンがかからず登れません。
頂上付近で別の峰に行く道に入ってしまい、山頂を目指していたのですが、他の登山者に「あれは山頂じゃない」とあっさり否定されて引っ返したりして時間を食いました。ニセコアンヌプリは双耳峰といって、2つ峰があるんです。山頂じゃないほうも山頂と変わらないくらいの高さらしい。IMG_3254
IMG_3224そんなこんなで苦労して、2時間かけて山頂に到着。岩内の町から、倶知安の町、ひらふ地区、ニセコの町、西の方のニセコ連峰、五色温泉、その背後のイワオヌプリ、ニセコアンヌプリの麓の鏡沼までよく見えます。IMG_3201
でも、肝心の羊蹄山はやっぱり山頂付近に雲がかかっていてよく見えません。なんなんだこれはー! 登る前は晴れてたんですけどね。秋になると、羊蹄山は滅多にきれいな全容を現してくれないんです。せっかく登ったのにー!IMG_3259
山頂に一等三角点有り。避難小屋有り。
IMG_3299IMG_3291また山頂の碑が建てられている土台は、昭和17年から終戦にかけて、中谷宇吉郎が零戦を据え付けて、戦闘機の着氷実験をやっていた実験施設の名残なんです。実験結果の論文が残っているらしい。
中谷宇吉郎は、「雪の研究」で有名な北大の先生で、岩波新書やラジオの科学番組出演でよく知られていて、その師匠は寺田寅彦で、寺田寅彦は漱石門下で『猫』の水島寒月のモデルなんです。
ニセコアンヌプリ山頂からは、近くの道路からは見えなかった泊原発の建屋もよく見えます。「ガスタンクかなー」とかボケたことを言ってる登山者がいたので「泊原発ですよ、動いてないけど」と教えてやったら、「動かして欲しくないわねー」との反応。この雄大な風景を見ていたら、そう思うのが自然です。
IMG_3263この辺は全部火山なんです。温泉湧き放題なんです。硫黄の産地だったんです。地震もあるんです。「なんでこんなところに原発を作ったのか、さっぱりわからんなあ」と疑問符が一杯浮かんでしまいます。
いくら待っても羊蹄山頂は姿を現さないので、ブツブツ言いながら下山。IMG_3249