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ニセコアンヌプリから降りて、まっすぐ黄金温泉へ。近いです(すでに距離感がマヒしてしまっています)。
黄金温泉は平成6年にこの辺をボーリングして掘り当てた温泉で、オーナーの手作り感満載の温泉です。2002年オープン。
有名な蘭越米が稲穂を垂れる田んぼのまんなかに、震度6以上には耐えられなさそうな薄っぺらい木造の小屋に脱衣場と内湯があり、外に直径20メートルくらいの円形に石を並べて目隠しをし、そこに池と露天風呂と3つの釜風呂を作っています。目隠しが足りないので、一部ブルーシートになっていたりします。IMG_3352
ちょっと凝った他人の家の風呂を借りて入っている感じです。
しかし、温泉はすばらしいです。鉄分がやや多い炭酸泉。ゆるめの温度で、気持ちよく入っていられます。鉄分がタイルや石にこびりついて赤く変色し、それが夕陽に照らされて、まさに「黄金温泉」になっています。
この露天風呂は、人工の岩の壁で女湯と隔てられているのですが、湯船が尽きる前にこの壁が尽きているので、残っている湯船の部分で女湯と通行できるようになっており、要するに混浴なわけです。「事実混」です。
しかしながら池のところに立て札が立っており、オーナーの汚い字で「男女が肌を触れ合うのはご遠慮くださいと、金魚が言っております」と書いてあります。金魚に言われたんじゃあ、そういうことはよしにしといたほうがよいでしょう。
そしてまたここがすばらしいのは露天風呂からの眺めです。羊蹄山とニセコアンヌプリが隣り合って並んでいるのを、温泉に浸かりながらゆったり見ることができます。これ最高!IMG_3353
この景色が眺められる風呂は、他にないのではないでしょうか(しかし、この地域の家の内風呂からは、すべてこの景色が見られるという説も)。
露天風呂の電灯のスイッチには、「星が見られるときはこのスイッチをOFF」と、オーナーの汚い字で書いてあります。・・・ということは、この露天風呂に、星空を観ながら浸っていられるということなのか、なんとすばらしいことでしょうか!
黄金温泉、温泉として点数高すぎます! なお入浴料を払う小屋では、一日20食限定で蕎麦を出しているようですが、味のほうは知りません。
温泉の前には、鹿児島ナンバーの車が停っていた。負けた。39