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大湯沼というと函館が有名ですが、ここはニセコ湯本温泉のまさに湯元になっている源泉で、周囲を歩いて15分ほどの沼です。岸辺あたりは触れられる水温ですが、沼のあちこちからぶくぶく源泉がわき出しているのがわかります。さらに岸辺には、細かい球状になった硫黄の粒が打ち寄せられています。IMG_2339
以前はなんと間歇泉だったらしい。それを第一次大戦で硫黄の値段が上がったので、イギリス人が硫黄を採取をして源泉の構造が変わってしまったため、間歇泉はなくなってしまったそうです。
この大湯沼に接して国民宿舎の雪秩父があります。この変な名前は、秩父宮が来たからつけられたもの。この近くのニセコグランドホテルには昭和29年に昭和天皇が来ている。ことほど左様に、北海道の開発はたいへんだったということです。IMG_2324
で、この雪秩父の風呂は、何種類もの風呂が楽しめるすばらしいもので、地元の人もイチオシだったのですが、案の定今年の5月で国民宿舎ごと閉館。「建て直して2015年春オープン予定」と書いてあるが、建物は取り壊しさえされてなく(2014年8月現在)、冬場は工事できないことを考えると、果たして再開するつもりはあるんでしょうかね?
ここの女湯には泥風呂があり、そこの湯の花をケースに入れて販売しているのですが、これはもう硫黄の塊で、これをそのまま風呂に入れると、風呂釜がダメになること請け合いといってました。使い方は、お湯で溶いて肌に塗り、乾燥するのを待ってお湯で流すという、ふつうの泥風呂の使い方です。
もし雪秩父が再開したら、ぜひ行ってみたい温泉ですが、今回は源泉のみチェックしましたー
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