
帯広から十勝平野を国道236号線で快調に飛ばしていると、道端に出ていた「ナウマン温泉ホテル」の看板に釣られてつい入ってしまいました。見事な攻撃です。

ナウマン温泉には入りませんでしたが、忠類ナウマン象記念館のほうに入ってみました。入館料300円。

このナウマン象の化石は、1969年に農道を造っていて地下10メートルの泥炭層から偶然発見され、2年がかりで、村人総掛かりで発掘を行い、復元したのだそうです。このとき同時に発掘された臼歯の化石はマンモスのものだったことが今世紀初めにわかっており、北海道にはナウマン象とマンモスがいたわけです。

てゆーか、ナウマン象とは何かというと、現在の象の祖先で、明治時代にお雇い外国人教師のナウマンさんが横須賀で見つけたのが最初なんだそうです。浜名湖や野尻湖、都営新宿線浜町駅工事、明治神宮前駅、日本銀行本店などで発見されていて、実はあんまり意識してないけど身近なものなんですね。
