決算発表が本格化してきたが、円安メリットの有無で業績は大きく明暗が分かれている。世の中では電気代が大幅に上がったと騒いでいるが、電力大手各社は値上げが遅れて軒並み中間期で大赤字に転落した。東北電力はすでに前期に1083億円の最終赤字を計上していて、今期も中間期ですでに1363億円の最終赤字、通期ではこの2倍の赤字になると計算すると、2年間で自己資本の約4割が消えてしまうことになる。
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世間全般のコメント
決算発表が本格化してきたが、円安メリットの有無で業績は大きく明暗が分かれている。世の中では電気代が大幅に上がったと騒いでいるが、電力大手各社は値上げが遅れて軒並み中間期で大赤字に転落した。東北電力はすでに前期に1083億円の最終赤字を計上していて、今期も中間期ですでに1363億円の最終赤字、通期ではこの2倍の赤字になると計算すると、2年間で自己資本の約4割が消えてしまうことになる。
日経平均は3日続伸して鬼門の2万7500円近辺に差し掛かってきた。2万7500円はすでに1年以上にわたって日経平均の大きなフシになっていて、上昇相場では下支えラインに、下降相場では上値メドになっている。今回の戻り相場では10月6日と19日、そし今日の26日と3回にわたって日経平均は2万7500円にトライしたが、今日もザラ場で2万7578円の高値をつけたものの、目標達成感から終値はそこから140円ほど安い2万7431円と伸び悩んで引けた。今日の日経平均の75日移動平均は2万7531円であり、ここ1か月半ほど75日線も2万7500円近辺にある。
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ドル円相場はついに1ドル=150円の大台に突入し、午後6時現在で150円90銭台と151円台に入りそうな気配である。ここまでくると政府日銀の市場介入が警戒されるところで、買い方は敢えて市場介入を探りに行っている面もあるのだろう。ただ、日本株は1ドル=150円台に到達しても、円安メリットを織り込む相場に至っていない。やはり、来週後半から本格化する決算発表を見極めてからでないと買えない「買いたい弱気」の投資家が多いのだろう。
ドル円相場は1ドル=149円台半ばに到達し、150円突破が秒読み段階に入ってきた。さすがに150円ともなれば、政府日銀が2回目の円買い・ドル売り介入に踏み切るだろうが、それによるドルの押し目を虎視眈々と狙っているヘッジファンドや個人投資家があまりにも多いため、介入後のドルの押し目はかなり短期間に終わると予想される。
先週末にドル円相場は一時1ドル=148円90銭台をつけ、150円台突入が秒読みになった感がある。鈴木財務大臣は先週末、「過度な円安については断固たる措置をとる」と市場介入を行なう直前に発する常套句を口にしており、いつ円買い・ドル売り介入が起きてもおかしくない情勢になっている。しかし、ミセスワタナベに代表される個人投資家やヘッジファンドなどは日銀の市場介入によって下がったドルを押し目買いしようと待ち構えているから、次の日銀の円買い・ドル売り介入の効果は1回目より大幅に落ちるだろう。