日経平均が1万6700円程度までは過去の累積売買代金が少なく、その真空地帯をあっという間に駆け上がってしまう可能性があることは、これまでも何度か書いた。そのために、日経平均は異常なほど下値抵抗力がついている。場中に急落しても、大引けではなぜか大きく戻して引けるのである。

 

日経平均は15日水曜日に5年ぶりに1万5000円台に乗せた。きのうは一時1万4879円まで200円以上も急落したが、大引けでは160円近く戻して1万5000円台をキープして引けた。今日も前場に1万4902円まで下げたが、大引けでは100円高の1万5138円と、終値ベースの新値を更新した。

 

やはり、いまの相場は異次元緩和の下支えで、異次元の底堅さを見せている。なお、昨日、おとといの含み資産株やノンバンク株、バイオ関連株、それに新興市場全般の急落につながったJトラスト・ショックは、今日のJトラスト株の急反発(289円高と10.3%上昇)や、東証REIT市場の大幅高(5.7%高)で一巡したようである。これまで急騰してきた大化け株ほど急落したので、一時はどうなることかと思ったが、市場はようやく落ち着きを取り戻した感がある。

 

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