タグ

タグ:特色印刷

おなかみえてますよシール

IMG_1395*
それは突然のメッセージから…

弊社製品をご覧になったきっかけで Alice Factory さまから、シール制作のご依頼メッセージを承りました。誠にありがとうございます!



Alice Factoryさま

クジラを中心に水棲生物や古代生物などのイラストを描かれている作家さま。グッズ化されたイラストのテイストも様々でとても素敵です。なかでも「おなかみえてますよ」シリーズはイチオシ!今回ご依頼いただいたシールのデザインもそのシリーズなのです!!(Twitter @AliceFactory12



Twitterのメッセージ欄で進行の打ち合わせ

会話をするようにお話しをさせていただけるので、適度な距離感のあるメッセージボードは魅力的でした。画像を送ったりもできて便利です。






では!早速メイキングをお伝えしましょう!




まずは印刷

ベースの特色印刷は、凸版輪転間欠式印刷機で印刷しました。平圧機よりもベタ面の仕上がりが美しくムラなく仕上がります。用紙はミラーコート。発色や箔の定着が良く、扱いやすい紙です。リッチな艶感があるので、ちょうど海洋生物の「肌」のような感じにぴったりかも…
印刷3
印刷2
印刷1
(写真は印刷した紙を
凸版平圧印刷機に通した状態のものです。)


そして箔押し

印刷したタック紙を、凸版平圧印刷機で「箔押し加工」します。今回は大型機を使用。馬力があるので箔の定着が良くピンホールやカスレが避けられます。

箔の色はご相談いただき、ゴージャスで色気のある金色。そして氷のようなクールな銀色を決定に至りました!仕上がりも個性的で素敵。テーマは「夏の金メダル・銀メダル!」

  

印刷+箔

下の画像は「箔押しの抜け殻」です。かわいい。。
箔の抜け殻1
箔の抜け殻2


※動画は音が出ます



完成形の画像!
箔押しは撮影が難しい…

シール完成形の画像を撮影してみました。静寂感がなんとなく海中を連想させますね…クネクネッと、今にも泳ぎだしそう…それにしても「おなか」に注目して絵のモチーフにするとは。。。とってもユニークで惹かれます。
DSC_8983*
IMG_1390*
IMG_1393*
金

パッケージはどうなるのかな…

真夏のデザインフェスタ2019に出展予定とのこと。ここからパッケージはどのようになるのでしょう。。現物もぜひ手にとっていただきたいシールになりました。この度はご発注ありがとうございます。




お客様:Alice Factory さま(@AliceFactory12)

紙 :ミラーコート<73>

印刷:特色1C

箔 :村田金箔 26号 金ツヤ

   村田金箔 24号 銀消し

特記:同じ箔版を使い「箔の色をチェンジ」してバリエーション作成

備忘録

真夏のデザインフェスタ2019(会場:東京ビッグサイト青海展示棟)

Alice Factory さま 出展予定(両日 A-160)

会期 2019年8月3日(土)・4日(日)
















双月庵様の最中「君が月」のための和紙シール

シール4
今回も和菓子店様向けのシールをご紹介させていただきます。その和菓子店とは・・・そう「御菓子司 双月庵」様でございます!

。。。。。

前回のブログでご紹介した奥州堂様と双月庵様は「板橋区和趣会」の同メンバー様だそうです。この会は和菓子の良質な材料の調達ルートや、和菓子に関する有益な情報交換の場として定期的に会合が開かれており、メンバー様の店舗では「お伝え最中」なるコラボ商品も販売されているそうです。そう!研究熱心ないたばし区の和菓子店舗様の会なのであります! →
奥州堂様のご好意で、弊社もラベル印刷をもって皆様のお役に立てるべく、「板橋区和趣会」様の会合にゲスト参加させていただいたこともあり。。。そのご縁で双月庵様からシールのご用命を承りました。あの時はキンチョーしたなぁ(遠い目。)

。。。。。

前置きが長くなりました。早速本題です!
製品+包装
大臣賞を受賞した御菓子「君が月」
お客様のご依頼は、「このパッケージフィルムからロゴを取り出し、外箱用のシールを作りたい」というご依頼。。デザインデータも版下もお手元にないため、調整をさせていただき作成させていただきました。


パッケージ空
まずは食べる
というのは冗談ですが、フィルムをスキャンするため、包装をフラットにします。多少の傷は問題なしでございます。


スキャン
画像を加工する
スキャンデータを元に、「文字の部分」と「背景の柄」のデータを分けます。文字と重なる背景部分は、なんとなく完成系をイメージしながら画像加工のアプリで調整していきます。


デザインする
最初のご要望は「品名」「大臣賞受賞」の文字だけのシールと伺っておりました。が、このうさぎさんのアンニュイなお顔を拝見してしまったからには、ぜひぜひデザインに組み込みたいっ。。と勝手ながら下記のようなご提案をさせていただきました。
ラフデザイン
1色 or 2色か。。 タテ長 or 円か。。紙は和紙の繊維感のあるものですので、どちらを選ばれても素敵ですね。


シール2
お月様のように丸いシールになりました
完成品は45mmの円型シールになりました。どんな包装にも貼りやすく応用の効くシール。例えば包装紙が無地でもワンポイントシールとして使えばとても上品です。


インク
インクは2色
既存のラッピングフィルムを見本に、職人さんが色をネリネリ。。赤みが強めのブラウンは、実直で味わい深い和菓子にふさわしい色味。どことなく懐かしさもあります


かすれ感
タック紙は「和紙白」
繊維感のある「和紙白」は、木版画のような印刷面になります。ベタ面のカスレ感がとてもよい雰囲気をだしてくれるのでとても頼もしいですね。


包装
君が月
製品
美しい型の最中「君が月」
凹凸が陰影を呼んで眺めていたくなる形。素敵な御菓子のシール作りのお手伝いをさせていただき嬉しい限りです! まるぅい最中のまるぅいシールをぜひご進物にどうぞ!包装紙も弊社にて作成させていただいております。


店舗2
御菓子司 双月庵
173-0031 東京都板橋区大谷口北町71ー11
TEL  03(3955)2764 FAX 03(3955)2764
営業時間 午前9時~午後7時半
定休日 毎週火曜日
サイト   http://otsutae.com/shops/sougetsu01.html

有楽町線、小竹向原駅(3番出口)より団地を通り抜けてすぐ徒歩12分








参加してみました。
あなたのぽちっとが
励みになります。


にほんブログ村 雑貨ブログへ
にほんブログ村 


切手型シール、鋭意製造中です

今回のブログは、フォイル(箔)イン ラヴ ❤︎切手型シールをつくろう!第二弾の製造風景をお届けします。今回もまた、独創性ある作品がガンガンと印刷機を通っております。


図柄によって異なる印刷面・箔押し面。そこに合わせて印圧や箔フィルムの糊素材を選択しながら進行しております。そうです!印刷は「オーダーメイド」なのです。お客様のデザインにあわせて調整し、技を発揮する。たとえ小さくともその心は変わりません。。。と。いつも暑苦しい文言になってしまいますが、この気持ちは大切にしております。

 。。。。。

それでは暑苦しい信陽堂にご注文いただきました皆様の印刷工程の画像を羅列してまいります。
IMG_1053
IMG_1054
IMG_1055
IMG_1058
IMG_1059
IMG_1061
IMG_1066
IMG_1069
IMG_1070
IMG_1082
IMG_1095
IMG_1096
IMG_1097

そしてこちらは動画です。音がでますのでご注意ください。







 。。。。。


IMG_1101
お客様への納品前に画像をアップするのには少し気が引けたのですが、現在のご報告とさせていただきたく。。ごめんなさい。納品までお楽しみに!














参加してみました。
あなたのぽちっとが
励みになります。


にほんブログ村 雑貨ブログへ
にほんブログ村 
  

和紙クレープってご存知ですか?

先日入ったお店に、手描きのメニューがありまして。
どどんと「黒牛」って書いてあったのです。
定員さんに「これって焼くのがオススメ?」って、思いっきり「お肉」と思って聞いちゃいました。
優しい定員さんは、フフッと微笑みながら「こちら、お酒なんですよ。」って、絶妙に他のお客さんに聞こえないように教えてくれまして。。。。。

IMG_0757
IMG_0756
はい。これが和歌山の名手酒造店が製造している黒牛です。(結局注文しました)
黒牛のなかでも中取り原酒のちょっとレアな品のようでした。上品で香りがよいお酒。。お造りとか冬瓜とエビの煮物とか、日本料理と一緒にいただきたい感じです。強い味のおつまみだとお酒の味が負けそうで。。。

几帳面にレイアウトされたラベルに、その味のイメージがでています。主張しすぎず、奇をてらったデザインでもなく、そして「純米酒」部分には「箔押し」です。このラベル。オトナですね。酒蔵の雰囲気も伝わってきそうな上品な仕上がりです。仕様としては、
紙:和紙クレープ(紙目タテ)
刷:3色(スミ・グリーン・赤)
版:凸状の版を使用?(インクの滲み具合から考察)
箔:金ツヤ

といったところでしょうか。。


。。。。。


さて。おいしいお酒「黒牛」をいただいた次の日のこと。
「そういや弊社ではこの紙で印刷したことってあんまりないな。。」と思い、サンプルをみてみると。。ありました!

DSC_7921
タック紙:「クレープ」(和紙クレープともいう)
(画像をクリックすると高解像度にリンクします)
メーカーさんの違いで若干の違いがあります。色については
・青白い紙
・きなり風
の二択のようです。青白い紙はしわの影がしっかりでて荒々しい印象ですが、きなり風の紙は優しく上品な雰囲気もあります。絞ったようなしわが特徴的。和菓子や日本酒などの和風テイストの商品によく使用されますが、ごっついアルファベットとの相性も良さそう。。デザイン次第で化けそうです。

この動画でお判りでしょうか?
そう。筋の向きによって、微妙に「違い」があります。そう。それは「影」です。
シワを「ヨコ」にすると影が下にでて、凹凸感がより際立ちます。デコボコがしっかり見えますね。
シワを「タテ」にすると影ができにくく、あっさりとした和紙クレープの印象になります。

。。。。。

はい。ここで最初の「黒牛」のラベルをもう一度見ていただきたく。。
IMG_0757
シワが「タテ」に入ってます!! ということは。。。
IMG_0760
おそらく「ロール仕様」で納品されたラベルを「機械貼り」していると思われます。
機械で貼る場合には、どうしてもこの向きでないと自動貼りできないのです。
わー推理だ。営業に聞いたら「これがわかるのなんて朝メシ前だよ」とのことです。

。。。。。。

もちろん!どちらの仕様でもラベル作成できますが、紙取りの都合で「シワをタテに入れたい」場合はちょっとコストがかかる場合があります。印刷適正は「全面ベタ」は避けたほうが。。。カスレがでるので仕上がりが一定にならないのがデメリットですが、あえてそのカスレを楽しんでみるのもアリかも。。そして「箔押し」との相性は良さそう。。フムフム。。
いつかは使ってみたいタック紙のひとつになりました。







参加してみました。
あなたのぽちっとが
励みになります。


にほんブログ村 雑貨ブログへ
にほんブログ村 
   

特色1色 プラス マットニスの質感

前回に引き続き、2018年の年賀状用ラベルの解説です。
せっかく作成するなら「製品に近いものを」というコンセプトで作成。
テキストなどは年賀状の文言ですが、全体のイメージは「ボトルの表面ラベル」をイメージしてデザインしました。

今回の目玉は「ニス引き」
質感を変えたり、印刷面の保護などに使われる仕様で、PP貼りよりも安価です。
耐摩擦はPP貼りのほうが効果的ですが、「薄さ」を必要とする場合にはニス加工がおすすめです。
つやのあるニスもありますが、今回は「上品な質感」を出すために、「マット」を使用しました。
 
動画は「左:マットニスあり」「右:マットニスなし」の比較です。
ベースの濃紫色はどちらも同じ。違うのはニスだけです。

IMG_0627*
こちらは画像です。
マットニス。シックで落ち着きのある感じ。
実際に加工してみると「右:マットニスなし」のほうが華やかさがあったので
紫1色印刷のみで進行することにしました。
ツヤツヤのキラキラです! 
IMG_0612*
IMG_0615*
機械に装着された銅版です。手前から印刷されたタック紙が通っていきます。
IMG_0613*
こちらは抜いたあとの箔フィルムです。綺麗に抜けてますね。

さて次回はぜひ特色で印刷してほしい、「エメラルドグリーン」のラベルをご紹介します。
(小出しでスミマセン。。)





参加してみました。
あなたのぽちっとが
励みになります。


にほんブログ村 雑貨ブログへ
にほんブログ村 
  
 

このページのトップヘ

見出し画像
×