226712_3558004529031_1982244399_n冬になるとバイクに乗るのをためらう人は多い。寒い、路面がすべる、体が動かない。だからバイクは乗らない。まあ、一般的な考え。

僕は過去元旦にバイクで北海道最北端ツーリングに行っている。(もちろんアシスタンスカー付き)
圧雪路面どころか、アイスバーンはあるし普通のタイヤだと難しかった。
2000年にはGPZ900R、2001年モンキーバハ、2007年アプリリアSXVで行って、今年2013年は丁度周期的に6年目!

ただ、元旦は別の場所で過ごしてしまったので、いつもと違う流れ。

最近遊び仲間の、札幌のHOSSYくんの誘いもあり、急遽雪上エンデューロに出る事になったわけ。
HOSSYくんとはスーパーモタード繋がりで、公道の雪上を楽しむバイクバカ仲間とも言われる。
今回の借りるマシンはHOSSYの愛車KLX110。小さいバイクだからといて侮るなかれ。雪上で遊ぶならこのぐらいの方が足も付けるし楽しいのだ。


DSCN4269_m2月3日(日) 
前日の温かい陽気のせいで溶けた雪が再度固まってしまい、パドックもコース内も黒光りするアイスバーン。 
歩くのも 超難しい。犬も転ぶぐらいだ。

僕はソールがツルツルのモトクロスブーツを用意。
用意の悪すぎって言われても、それしか持っていないのでしょうがない。何度転びそうになった事か。

地元のライダー達のソールを見ると最低でもビブラムソール(イボイボ付きのソール)である。それでも滑るんだから悲しい俺.

DSCN4196_mパドック内は見た事がないチューニング?のバイクばかり。KLX110やXR100、TTR125、カブ系は定番らしいけど、それ以外のマシンはどう見てもマニアック。









DSCN4198_mこれ系の小径ホイールはスノータイヤがあるらしい。もしくは4輪用のスタッドレスタイヤを履いている。スパイクは禁止なのである。





 







DSCN4197_m僕にはなんだか判らなかったバイク。トライアルベースだけど、シュラウドとか明らかに最新。マニアック。 













DSCN4192_m今回の耐久レースには関係ないけど、これは今流行のスタイル。今持っているバイクに取り付けられるという事で、わざわざスノーモービルを買う必要が無いとか。 
けど、スノーモービルで行けてもこのマシンで行けない所は多いらしく、走行も難しい様だ。 けど、面白い!








DSCN4213_m今回の耐久レース、2時間半。けど、普通のエンデューロの2時間半とはちょっと疲れ方が違うらしい。
前日に八剣山という場所で雪上の練習をしたけど、コンディションも悪かったせいか、1周するのにかなりの体力と神経を使った。常に滑るという事に対しての修正で、腕やら足やらを細かく使っている。精神的にも慣れないとキツい。

ぶっつけ本番で僕はスタート直後。 



DSCN4216_mもう52台が同時に走るんだけど、どんどん転倒して行く・・・

というのも過去最悪(最高?)の路面状況で、雪上というよりかは 氷上レースとなっている。

その為、大きいバイクで走る事のメリットが全く感じられない。むしろ、小さいバイクでバンクを使い曲がっていくか、方足出しながらバイクの前後輪の3点支持で曲がっていく。


DSCN4218_mちょっとしたアイスバーンのワダチで前ぶれも無く転ぶ。場所によっては雪が積もっていて走りやすい所もあるけど、 どんどん表面の雪が飛んで行き、黒光りの磨かれたアイスバーンが出てくる。カーリングやった方がいいんじゃないの?









DSC_0030_m僕は雪上、氷上は走った事あるけど、あくまでツーリングだけ。 
やはりレーススピードでスノータイヤだけともなると、まったく今までのライディング方法が無効。 

写真のようにスタンディングして走る人なんて誰もいなかったよ。僕は足を出して走るよりも、ステップに両足を乗せて走る方がバランスが取れるので、スタンディングをしていた。もちろんコーナーでスタンディングをするのは恐怖。 
DSC_0949_mその為、コーナーでは一般的な足出しスタイルになるんだけど、この足の出し方も皆と違う。

モトクロスならば、足が路面やギャップに引っかからないように高く足を上げる。

この雪上(氷上)ではそう言うライディングはまったく意味が無くなる。 




DSC_1053_m足を路面につけながら走るのが正しい様だ。皆が足を付きながら3点支持で走って行く。
写真はHOSSY先生 。
僕が最初の30分を走りすぐに交代した。 気温は-8℃ぐらい?だけど、汗が出るほど過激な30分の走行だった。ちなみに30分間、一度も転ばなかったのは褒められた。
僕自身は、たくさんのライダーに抜かれて、 ちょっと申し訳ない感じだったけど、ま、しょうがないですかね。>初めてだし


 DSC_1008_m交代した直後はいつもの雪上レースのように走ろうとするHOSSYは何度も転倒しそうになる光景は見たけど、何度も耐えていた。大きな転倒もあった様だけど・・・

濡れたつるつるの大理石の上を歩いた事があるだろうか?

もしくは濡れた鉄板の上をハイパワーのバイクで走る時の恐怖感。 泥の中、スリックタイヤで走る方がまだ安心。
やはり氷上のワダチで前ぶれも無く突然フロントが滑るのは心臓に悪い。

DSC_1144_mさすが、HOSSY。うまく積まれた雪や氷を使い結構な勢いで曲がっていく。というか,この方法でしか早く向き替えが出来ない。 

一つ気付いたのは、皆がバイクに座りっぱなしのまま走っている。スタンディングで乗る事は一切ない。 

ほとんどハンドルと上半身の使い方だけでバランスをとっている。 僕はオフロードのエンデューロでは、いつもスタンディングなので逆にずっとシッティングで乗るのはキツい。
DSCN4239_m
 だいぶコンディションが分け判らなくなって来た。タイヤの熱や衝撃で氷が割れたりするんだけど、それが一瞬溶けて舞っても、また凍る。粉々になって行っても、下はアイスバーン。 だから写真のようになってもグリップするわけではない。

今回のコンディションはスパイクだったら相当楽だったに違いない。けど、滑りすぎるのも慣れてくると面白い。 



 DSC_1099_m一番激しかったKLX110使い。彼はクラス優勝だった。

雪山に突っ込んだ後の開けっぷりに皆の目は釘付けだった。 

左足は路面にベッタリさせて、上半身を中に入れ、 お尻はズカッと乗せてイメージで行くとリヤタイヤのみで走ろうという感じ。

確かに、リヤにどっしり重心を移すとフロントタイヤの滑りが逆に減った。

DSCN4276_mHOSSYが1時間走り、交代そしてガス給油。意外と減っていないけど、まあ満タンに。手にこぼしたガソリンが・・・全く気化しない。 寒い場所でのガソリンの扱いは、いろいろと大変だ。
 









 DSC_1224_mmoto1の時よりも、超まじめに研究した結果、かなりまともに走れるようになった。

壁をうまく使うこと。 足もうまく使う。

 








DSCN4290_m壁にぶつかったら、軽く開けて前に進ませる。
いい雪しぶき。 

で、みんながここで壁を使うのでどんどん壁の穴が深くなって行く。そして壁が崩れる。
そしてそれに刺さる人もいたり(笑 










DSC_1210_m本当、だいぶ慣れました。最後の50分間ぶっ続けで走りました。最初の30分の時よりも路面は滑るけれど、 ライディング方法を変えたので、精神的にも体力的にも楽。非常に楽しくなって来たし、いろいろ挑戦したくなって来た。

最後の1周は、グリップする範囲で全開。 同じクラスだと思われる車両を数台抜いて、ゴール!

DSCN4304_mよく走った!HOSSYと握手+ありがとう。 

とても楽しいレースになりました。
 
パドックに戻ったらみんなであーでもない、こーでもない、とトーク。まじめに遊んだレースだからこそ、あのコーナーでのライディングはこうだった、とか、あの速いライダーはこう走っていたとか、いろいろ振り返って話をしてしまいます。





DSCN4321_mそれにしても皆のマシンがこうなっています.(これはカブかな) 

戻って来た直後はまだシャーベット状なので すぐに落とせますが、落とさないでいると、ガチガチに凍って取れなくなるんですよね。

いろいろ寒い場所ならではのルールがあって、本当面白いです。 






DSCN4325_mこれ系のミニバイク、見ていてもなんかかわいらしい。 走りは激しい人いるけどね 。

オーバークール対策にだいたいの人はエンジンカバーを付けています。あと、ハンドカバーさえ付けていれば、モトクロスグローブでも十分行けます。 








DSC_1209_mちなみに僕の装備ですが、 
冬用のインナー上下(アンダーアーマー) 
インナープロテクター、ニーブレイス(アスタリスク) 
長い冬用靴下。 
モトクロスウェア上下。
ゴアテックスの ラリージャケット(リアットブレイス)

そんな感じ。つまり-8℃ぐらいの 気温では、普通に林道ツーリングに行くぐらいの装備で十分だという事。

 
 DSCN4330_m52台中17位。クラス4位でした。上出来でしょ。楽しんだもん勝ちです。

総合優勝は セロー225。メチャッパヤでした。
何やっている人なんだろうか・・・ 気になる。







一生、雪上・氷上を走らないで人生を終えるのは勿体ないと思ったあなた!北海道のこの時期のイベントに行ってみては?

来年も走りたいなぁー。もっと壁使った練習して起きたいし、普通に雪上レースをしたい!



マシンやいろいろ提供してくれたHOSSYのBlogのレポートもどうぞ!