2010年11月23日
特別支援教育の行方
特別支援教育の行方
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/40602284.html
傑作(0) 2008/3/5(水) 午後 2:19発達障害子どもの病気 Yahoo!ブックマークに登録
精神医学的チェックリストにより、教育現場はますます混乱しています。
学校は変わったか:特別支援教育の1年/上 発達障害、積極指導
障害のある子ども一人一人の必要性に応じた支援をするとした「特別支援教育」が、全国の学校で完全実施されて1年になる。対象の子どもは、これまでの肢体不自由や知的障害などに軽度発達障害が加わったため、一挙に4倍強に増えた。学習指導要領の改定で「ゆとり教育」から「学力向上」に教育現場が方向転換しようとしている中、障害のある子の学ぶ場の現状と課題を報告する。【遠藤哲也】
◇普通学級から週数回、個別教室に
◇「子どもが成果実感」/「レッテル張り」懸念も
日本海に面する新潟県上越市にある市立大潟町(おおがたまち)小学校。2月初旬、校舎2階の空き教室を利用した「こべつの支援教室」で、5年生と2年生の男子児童2人が、教室担当の大野みずえ教諭(53)から指導を受けていた。
支援教室は、読み書きや計算などの特定分野の習得が難しい、学習障害(LD)をはじめとした軽度発達障害の可能性のある児童が、その分野の時間などに普通学級から離れて、個別授業を受ける場になっている。
「読めるかな。きっとできると思うよ」。2時間目の授業。国語が苦手な5年生の男児に、大野教諭は優しく声を掛け、漢字を大きく書いたボードを使って読み方の練習をさせた。そばで2年生は九九の練習を続けた。2人が普段過ごす普通学級では、クラスメートが国語の授業を受けている。
3時間目になると、別の1〜4年生の男女児童4人に入れ替わった。落ち着きがなく衝動的な行動をする注意欠陥多動性障害(ADHD)などの傾向があると見られる子どもたちだ。
「ソーシャル・スキル・トレーニング(SST)」と呼ばれ、グループで友だち付き合いのコツやルールを学ぶ。「相手の気持ちになるにはどうしたらよいでしょう」。この日は4コマ漫画を使って、大野教諭と児童がロールプレーをしながら、感情のコントロール方法を学んだ。
*
特別支援教育の特徴は、従来の「特殊教育」の7障害(盲、ろう、知的障害、肢体不自由、病弱、言語障害、情緒障害)に、こうした軽度発達障害を対象に加えた点だ。
特殊教育の対象者数は、小中学の児童・生徒全体の1・8%、約20万人だった。これが特別支援教育になり、約88万人(8・1%)に急増。少子化で児童・生徒の全体数が減少する中で、12人に1人が障害児教育の対象になった計算になる。
文部科学省は、特別支援教育の実施に当たって、小中学校の校内体制の整備を求めた。具体的には、対象の子ども一人一人に「個別の教育支援計画」を策定▽校内や関係機関を調整する特別支援教育コーディネーターの指名▽校内委員会の設置−−などだ。
560人が学ぶ大潟町小では、軽度発達障害の可能性のある児童を把握するチェックリストを基に、保護者の了解が得られた14人を対象に選定した。それぞれの指導計画に基づいて、「こべつの支援教室」を活用した授業が1人週1〜4時間行われている。
同小の特別支援教育コーディネーターも兼ねる大野教諭は「子どもが努力した成果を実感し、自己肯定感を高めていて、効果を感じます」と語る。同小は、文科省の「特別支援教室制度に関する研究」の指定校にもなっており、全国でこうした教室が増えている。
*
一方で、発達障害の子どもが普通学級から取り出されるなど、特別支援教育のあり方に教育現場からは疑問の声も上がっている。
東京都内で2月に開かれた日本教職員組合教育研究全国集会の障害児教育分科会−−。
「学校では『あの子はADHDだ』などの言葉が平然と飛び交うようになった」「(軽度発達障害の)新たな障害児を作り、拡大された特殊教育が始まったように感じる」。特別支援教育の導入で、子どもに障害名のレッテルを張ろうとする一部の教育現場の変化に、担当教員らから危機感を募らせる報告が相次いだ。
都内の小学校の女性教諭は「(普通学級から)分けられる子どもの心の痛みを、教員は共有しないといけないと思う」と話した。
==============
◇軽度発達障害
知的障害を伴わない脳の機能障害と推定されている。LDやADHDの他、アスペルガー症候群や高機能自閉症などがある。見た目では障害が分かりにくいため、誤解や偏見を受けやすい。エジソンやアインシュタイン、漫画「ドラえもん」の登場人物の「のび太」が当てはまるという説もある。医学的な診断基準があるが、実際の診断は「かなりあいまい」との声が医療現場にもある。
毎日新聞 2008年3月4日 東京朝刊この記事は興味深い情報を色々と伝えています。記事中に出てきた「軽度発達障害の可能性のある児童を把握するチェックリスト」とは、このブログで何度も取り上げている例のチェックリストのことでしょう。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/3842682.html
今の教育現場では、このチェックリストを基にして実態調査や選別などが行われているようです。
発達障害という概念は、ここ数年で突然教育現場に導入されるようになり、現場の教師は混乱しています。そもそも専門家ですら発達障害について正確に定義することができず、統一された正確な見解もないため、現場の教師にとって発達障害とは混乱以外の何者でもありません。混乱している人は、通常拠り所になる情報を求めます。それが見つかれば少し混乱から解放されるからです。
恐ろしいことに、現場の教師にとって拠り所となっているのが、このチェックリストなのです。
このチェックリストが文部科学省から各教育委員会を通じて現場の教師に配布されています。権威からの情報を鵜呑みにする教師や、自分の授業がうまくいかないことの正当化の理由を見つけている教師にとっては便利なチェックリストです。
「発達障害?そんなのよくわからないしー。でも、そういえば教育委員会から配られたチェックリストがあったな。へー、これにあてはまるような子が発達障害というのか。そしたらA君は学習障害って奴だね。そうか、生まれつきの脳の障害なら仕方ないね。私の教え方が悪いんじゃなかったのね。」 このように思う教師が出てきてもおかしくありません。
皆さんも、このチェックリストがどんなものであるか、もう一度ご自身の目で確かめて下さい。そして、そのようなものさしで子どもたちが評価されているという恐ろしい現実を理解して下さい。
http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2002/021004c.htm
上記記事は、とても重要な情報で締めくくられています。
医学的な診断基準があるが、実際の診断は「かなりあいまい」との声が医療現場にもある。発達障害の判定や診断はその子の一生を左右します。しかし、教育現場のみならず、医療の現場でも子どもたちがあいまいな基準でいい加減に評価されているのが現状なのです。
ブログで繰り返し述べていますが、このような試みでも、本当にその子の支援となるのであれば私は批判しません。結果を出しているのであれば、多少のあいまいさなどには目をつぶることができるでしょう。しかし、この問題は別です。発達障害と安易に診断されることで、その子は「自分は先天的な脳の障害で、一生治らないんだ」「普通の子とは違う、異常な子なんだ」とする自己否定と絶望感に苛まれる危険性があります。何よりも、危険な投薬治療に対する正当化を周囲(親や教師ら)に与えてしまうでしょう。
支援は別にレッテルがなくてもできるはずです。レッテルは観察能力を低下させます。ある人のことを「駄目な奴」と一度決めてしまったら、それ以降はその人そのものではなく、「駄目な奴」という評価を見てしまいがちです。適切な支援をするために、対象者の特性を分析、分類するのは有効なことですが、あいまいな基準に則った発達障害のレッテルは、むしろ対象者の本当の姿を観察する妨げとなるでしょう。
今の日本社会は、他人と同じでなければならないという強迫観念に満ちています。天才的な能力や魅力的な個性、他人と違った特性は、本来あるべきでないものとして取り扱われ、教育や医療の領域で「障害」として排除されてしまう危険性があります。
本来、特別支援教育も発達障害者支援も、色々な特性を持った子どもたちが適切に支援を受け、学び、成長できるよう環境を整えることを意図したものでした。今の動きを見ていると、精神医学的支援に偏った結果、本来の理念とは全く逆の方向に歩んでいるとしか言わざるを得ないでしょう。
***********************************
精神医療現場での被害の報告を受け付けています。
特に、その被害に関して何らかの行動(刑事告発、民事訴訟、内部告発、行政交渉、マスコミへの周知、法律改正の働きかけなど)を起こしたいという方、一度ご相談下さい。
特に情報を集めている事例
・子どもの被害事例(投薬や受診の強要、不当な診断、向精神薬の副作用など)
・抗うつ剤(特にSSRI)を服用後に自殺行動を起こした事例
・精神科医からの暴力や性的虐待事例
・診療報酬などの不正請求事例思い当たることがあれば、こちらまでご報告下さい。
kebichan55@yahoo.co.jp
※この記事は「精神科医の犯罪を問う」というブログの2008年3月5日の記事を許可を得て転載させていただいています
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精神医学的チェックリストにより、教育現場はますます混乱しています。
学校は変わったか:特別支援教育の1年/上 発達障害、積極指導
障害のある子ども一人一人の必要性に応じた支援をするとした「特別支援教育」が、全国の学校で完全実施されて1年になる。対象の子どもは、これまでの肢体不自由や知的障害などに軽度発達障害が加わったため、一挙に4倍強に増えた。学習指導要領の改定で「ゆとり教育」から「学力向上」に教育現場が方向転換しようとしている中、障害のある子の学ぶ場の現状と課題を報告する。【遠藤哲也】
◇普通学級から週数回、個別教室に
◇「子どもが成果実感」/「レッテル張り」懸念も
日本海に面する新潟県上越市にある市立大潟町(おおがたまち)小学校。2月初旬、校舎2階の空き教室を利用した「こべつの支援教室」で、5年生と2年生の男子児童2人が、教室担当の大野みずえ教諭(53)から指導を受けていた。
支援教室は、読み書きや計算などの特定分野の習得が難しい、学習障害(LD)をはじめとした軽度発達障害の可能性のある児童が、その分野の時間などに普通学級から離れて、個別授業を受ける場になっている。
「読めるかな。きっとできると思うよ」。2時間目の授業。国語が苦手な5年生の男児に、大野教諭は優しく声を掛け、漢字を大きく書いたボードを使って読み方の練習をさせた。そばで2年生は九九の練習を続けた。2人が普段過ごす普通学級では、クラスメートが国語の授業を受けている。
3時間目になると、別の1〜4年生の男女児童4人に入れ替わった。落ち着きがなく衝動的な行動をする注意欠陥多動性障害(ADHD)などの傾向があると見られる子どもたちだ。
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*
特別支援教育の特徴は、従来の「特殊教育」の7障害(盲、ろう、知的障害、肢体不自由、病弱、言語障害、情緒障害)に、こうした軽度発達障害を対象に加えた点だ。
特殊教育の対象者数は、小中学の児童・生徒全体の1・8%、約20万人だった。これが特別支援教育になり、約88万人(8・1%)に急増。少子化で児童・生徒の全体数が減少する中で、12人に1人が障害児教育の対象になった計算になる。
文部科学省は、特別支援教育の実施に当たって、小中学校の校内体制の整備を求めた。具体的には、対象の子ども一人一人に「個別の教育支援計画」を策定▽校内や関係機関を調整する特別支援教育コーディネーターの指名▽校内委員会の設置−−などだ。
560人が学ぶ大潟町小では、軽度発達障害の可能性のある児童を把握するチェックリストを基に、保護者の了解が得られた14人を対象に選定した。それぞれの指導計画に基づいて、「こべつの支援教室」を活用した授業が1人週1〜4時間行われている。
同小の特別支援教育コーディネーターも兼ねる大野教諭は「子どもが努力した成果を実感し、自己肯定感を高めていて、効果を感じます」と語る。同小は、文科省の「特別支援教室制度に関する研究」の指定校にもなっており、全国でこうした教室が増えている。
*
一方で、発達障害の子どもが普通学級から取り出されるなど、特別支援教育のあり方に教育現場からは疑問の声も上がっている。
東京都内で2月に開かれた日本教職員組合教育研究全国集会の障害児教育分科会−−。
「学校では『あの子はADHDだ』などの言葉が平然と飛び交うようになった」「(軽度発達障害の)新たな障害児を作り、拡大された特殊教育が始まったように感じる」。特別支援教育の導入で、子どもに障害名のレッテルを張ろうとする一部の教育現場の変化に、担当教員らから危機感を募らせる報告が相次いだ。
都内の小学校の女性教諭は「(普通学級から)分けられる子どもの心の痛みを、教員は共有しないといけないと思う」と話した。
==============
◇軽度発達障害
知的障害を伴わない脳の機能障害と推定されている。LDやADHDの他、アスペルガー症候群や高機能自閉症などがある。見た目では障害が分かりにくいため、誤解や偏見を受けやすい。エジソンやアインシュタイン、漫画「ドラえもん」の登場人物の「のび太」が当てはまるという説もある。医学的な診断基準があるが、実際の診断は「かなりあいまい」との声が医療現場にもある。
毎日新聞 2008年3月4日 東京朝刊この記事は興味深い情報を色々と伝えています。記事中に出てきた「軽度発達障害の可能性のある児童を把握するチェックリスト」とは、このブログで何度も取り上げている例のチェックリストのことでしょう。
http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/3842682.html
今の教育現場では、このチェックリストを基にして実態調査や選別などが行われているようです。
発達障害という概念は、ここ数年で突然教育現場に導入されるようになり、現場の教師は混乱しています。そもそも専門家ですら発達障害について正確に定義することができず、統一された正確な見解もないため、現場の教師にとって発達障害とは混乱以外の何者でもありません。混乱している人は、通常拠り所になる情報を求めます。それが見つかれば少し混乱から解放されるからです。
恐ろしいことに、現場の教師にとって拠り所となっているのが、このチェックリストなのです。
このチェックリストが文部科学省から各教育委員会を通じて現場の教師に配布されています。権威からの情報を鵜呑みにする教師や、自分の授業がうまくいかないことの正当化の理由を見つけている教師にとっては便利なチェックリストです。
「発達障害?そんなのよくわからないしー。でも、そういえば教育委員会から配られたチェックリストがあったな。へー、これにあてはまるような子が発達障害というのか。そしたらA君は学習障害って奴だね。そうか、生まれつきの脳の障害なら仕方ないね。私の教え方が悪いんじゃなかったのね。」 このように思う教師が出てきてもおかしくありません。
皆さんも、このチェックリストがどんなものであるか、もう一度ご自身の目で確かめて下さい。そして、そのようなものさしで子どもたちが評価されているという恐ろしい現実を理解して下さい。
http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2002/021004c.htm
上記記事は、とても重要な情報で締めくくられています。
医学的な診断基準があるが、実際の診断は「かなりあいまい」との声が医療現場にもある。発達障害の判定や診断はその子の一生を左右します。しかし、教育現場のみならず、医療の現場でも子どもたちがあいまいな基準でいい加減に評価されているのが現状なのです。
ブログで繰り返し述べていますが、このような試みでも、本当にその子の支援となるのであれば私は批判しません。結果を出しているのであれば、多少のあいまいさなどには目をつぶることができるでしょう。しかし、この問題は別です。発達障害と安易に診断されることで、その子は「自分は先天的な脳の障害で、一生治らないんだ」「普通の子とは違う、異常な子なんだ」とする自己否定と絶望感に苛まれる危険性があります。何よりも、危険な投薬治療に対する正当化を周囲(親や教師ら)に与えてしまうでしょう。
支援は別にレッテルがなくてもできるはずです。レッテルは観察能力を低下させます。ある人のことを「駄目な奴」と一度決めてしまったら、それ以降はその人そのものではなく、「駄目な奴」という評価を見てしまいがちです。適切な支援をするために、対象者の特性を分析、分類するのは有効なことですが、あいまいな基準に則った発達障害のレッテルは、むしろ対象者の本当の姿を観察する妨げとなるでしょう。
今の日本社会は、他人と同じでなければならないという強迫観念に満ちています。天才的な能力や魅力的な個性、他人と違った特性は、本来あるべきでないものとして取り扱われ、教育や医療の領域で「障害」として排除されてしまう危険性があります。
本来、特別支援教育も発達障害者支援も、色々な特性を持った子どもたちが適切に支援を受け、学び、成長できるよう環境を整えることを意図したものでした。今の動きを見ていると、精神医学的支援に偏った結果、本来の理念とは全く逆の方向に歩んでいるとしか言わざるを得ないでしょう。
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特に、その被害に関して何らかの行動(刑事告発、民事訴訟、内部告発、行政交渉、マスコミへの周知、法律改正の働きかけなど)を起こしたいという方、一度ご相談下さい。
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・子どもの被害事例(投薬や受診の強要、不当な診断、向精神薬の副作用など)
・抗うつ剤(特にSSRI)を服用後に自殺行動を起こした事例
・精神科医からの暴力や性的虐待事例
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