俺はお前の玩具じゃない「極悪パーシヴァル」呉起

2016年12月19日

姜維スパイ説?

紅白青

 昔、コーエーが発行していた歴史投稿雑誌シリーズ第一弾「光栄ゲームパラダイス」(略してゲーパラ)に、ある人が興味深い投稿をしていた。ズバリ、「姜維スパイ説」だ。
 その投稿者さんの仮説によると、姜維は仕方なく蜀に投降していたが、いつかは魏に戻ろうと思っていた。そして、孔明が死ぬのを待っていた。その孔明が亡くなってから、将来魏に戻る際の手土産として、意図的に蜀の国力を弱めるために無意味な北伐を繰り返していたというのだ。
 さらに、ゲーパラの別冊に投稿された別のお方の三国志小説では、姜維は最初から蜀を弱めるために魏から送り込まれたスパイだったという設定になっている。

 当時(90年代)は今ほど正史『三国志』が普及していなかったので、今より蜀びいきが多かった。だから、当然このお二方の仮説に対する反発は少なからずあったハズだ。しかし、この「姜維スパイ説」とはフィクションとして実に興味深い。
 その当時と比べると、今は正史『三国志』はかなり普及している。Yahoo!知恵袋の中国史カテゴリーを覗いてみると、かなりの正史通がいる。宮城谷昌光氏は一般人の三国志観=『三国志演義』と決めつけていたが、今時の三国志ファンは宮城谷さんが思うほど演義寄りではない。まあ、おそらく宮城谷さんはインターネットをやっていないだろうから、一般人の意見を知る機会が少ないのだろう(作品の原稿は手書きだし)。

 ちなみに一部のネットユーザーさんたちは宮城谷さんを「MGT」という略称で読んでいるが、おそらく宮城谷さん自身は(インターネットに触れていない限りは)それを知らないだろう。しかし、『ファイブスター物語』ファンの私はこの「MGT」という呼び名がどうしても気になるのだ。何だか「GTM」みたいだし(笑)。

shion_faust at 00:00│中国史 
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