こんにちは、しおりです。
海外の反応にかんするブログをはじめてはみたものの、迷走してます。いきなり、最初が「バトルロワイヤル」って・・・。と友達にも絶句されました。電話でですけど。
さて、気をとりなおして、本題にいきましょう!

OUT(アウト)
OUT(アウト)

メインレビュー---

(米国エドガー賞にノミネートされた)桐野夏生の「Out」は、日本の文学市場かつてないような、厳しく張りつめていて、構造の練られた、リアリズムを追求した作品です。

 

この本に登場する残酷な殺人者は、なんと弁当屋(工場?)で夜勤のパートをしている若い子持ちの女性。虐待的な夫を絞め殺し、遺体を処分と犯罪隠蔽のために同僚に助けを求める。冷静沈着なマサコという人物がこの隠蔽計画の首謀者となるが、この事件は日本(アンダーグラウンド?)の社会の恐ろしい世界への入り口にしか過ぎないのだ。

 

ジェンダー論争についてのダークなサスペンスそして、コメディーでもあるOutは、みごとにプレッシャーや偏見などにさらされた女性達の強い結束と意志の強さを感じさせる。

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ニューヨーク在住、30代女性---
この(文学史上かつてなかった)傑作の冒頭は、3人の女性の同僚が、虐待的な夫をたまりかねて殺害したしてしまった友人の、隠蔽工作をするところからはじまるが、さらに猛烈な展開へと発展していく。 終りのない作業を強いられた夜勤の工場労働者; 親からの送金をもらいつつも、クレジットカードの負債で借金地獄を味わう(容姿では稼ぐことさえできない)若い女性達、介護をしてもらうどころか、子供や孫の世話をする高齢者; そして、市民の権利をもらえず、差別を受けるブラジルの移民達・・・桐野はこういった苦しい状況に強いられている犠牲者であり、または犯罪者でもある人物達を共感を覚える距離感で描いている。
少し反米要素がふくまれた、日本の文学を読むことに抵抗のある人にはとくに、こういった色んな国の市民にふれられるような本を読み、わたし達の国も直面している社会的・財政的・道徳的な挑戦を知りって欲しい。
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30代女性----
この本は大好きなジャンルの本だけれど、個人的にはとてもつまらなかった。受賞作品だったから、きっとこの読むときに骨が折れるような労力のいる文章は、おそらく翻訳者のせいだと思う。ようするに、日本語でかかれた原作はとても良かったんではないかと思うんだけど、翻訳のときに言葉を選び間違えたのか、原作のテーストを残しすぎたのか、英語ではとりあえず読みづらい文章だった。(日本語が読めないから)作者の名誉を守ってかいてるんだけど、とりあえず日本とアメリカの文化が違いすぎてなかなかなじめない本だった。

もし、日本文化を含んだ殺人ミステリーが読みたいなら、個人的にはSujata Masseyの本のほうが西洋人向けに書かれているから、圧倒的にお勧め。
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いかがでしたでしょうか?桐野夏生は、海外では村上春樹には及びませんが、とても人気のある作家です。また、機会があればご紹介したいと思います。

引用元はこちら


OUT 上 (講談社文庫 き 32-3)
OUT 上 (講談社文庫 き 32-3)
OUT 下 (講談社文庫 き 32-4)
OUT 下 (講談社文庫 き 32-4)
OUT [DVD]
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