15歳くらいのとき、
仲良かった子の本棚でみつけて

ぱらっと開いたら
『私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。』
と不思議な書き出し。

すぐ、気に入ってすぐにかしてもらった。

その夜
今思い出すと恥ずかしいけど
こっそりキッチンに行って
冷蔵庫にもたれかかって
本の世界観に浸りながら読んだのを覚えてる。

朝方、放心したまま
いっぱい
学校で友達に勧めた。

そんな思い入れのある「キッチン」。

海外でもとても人気のある一冊ですが
さっそくレビューを見てみたいと思います。
キッチン (新潮文庫)
キッチン (新潮文庫)

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40代 シカゴ 男性
正直言って、吉本ばななが書いたものは全部大好きだよ!
とはいえ、彼女はどちらかというと万人受けはしない、
ミニマリスト向きの小説だよね。
彼女は、読み手の感情を美しい文章で一喜一憂させる才能があると思う。
特にキッチンは好きだった。
フランス映画のアメリが好きなら特にお勧め、
主人公が少し似たような成長をストーリーの中でとげているような気がする。

彼女の本を楽しむためには、しっかり吉本ばななの世界に浸って読むのが秘訣。それができる人は彼女のどの本も好きになるはずだよ。


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女性
とてもシンプルなのに、深く感情にうったえかけてくる作品。
タイムマシンに乗って人生のさまざまなイベントをさかのぼっていくような・・・
そういえば、絶対に乗り越えられないと思うような辛いことがあったとき
自分自身、よくキッチンでさまよっていたことを思いだした。

人を失ってしまったときなど、世界が目の前で崩れていくような悲しみを体験すると「食」に救われることがある。料理本の調理手順に従って料理を作ったり、丁寧に紅茶を入れたり、一生懸命料理器具に触れたりしながら秩序のある、元の安定した生活や、自分を探すような経験をしたことが私にもありました。吉本は台所で行われるこの儀式を、一種の個人セラピーのような形でとても美しく描いている。 

また、吉本は人の感情についての、的確で印象的なフレーズを書くのがうまい・・・。似たような経験をした人にはその文章から癒しを感じることができるかもしれない。喜び、悲しみ、笑いと涙。わたし達は色な感情をたくさん持ち合わせて毎日生きているけれど、普段の感情では表現しきれない「何か」がぐっと胸に詰まるようなこと気持ちになるときがある。それを、きれいな文章に変えて開放してくれるような・・・

深い悲しみから立ち直らせてくれる、セラピーのような一冊です。

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男性
Goodreadsの魅力の一つは「friends」の思いいれのある小説について、レビューを読めるところだと思う。例えば、私はきっとKITCHENという小説を私の友達の高い評価(レビュー)を呼んでいなければ、手にすることはなかったと思う。

とはいえ、3人のレビューを読んだだけでは情報が不十分だったため、吉本ばななに関する情報をウィキペディアで調べて日本での活動や成果について知りました。「ばななマニア」と呼ばれるファンがアメリカにも日本にもいるのを知り、「読みたい本のリスト」に加えようと思っていたところ、『吉本が「ノーベル文学賞を受賞したい」と言っている』という記事を読み(こういう虚勢大好き!)KITCHENを読み始めました。
 
そして、読みながら思ったこと。私は登場人物のように、こんなにも毎日の小さなできごとに対して、いちいち立ち止まって考えたりするタイプではないけれど、この『「愛」とは、「愛」を失ってしまった人にどういう意味を持たらすのか』というテーマについては深く考えさせられた。

これに答えられる人はいないと思う。登場人物も答えはわかっていなかった。でも、失っても、元あった形を再現するべく「自然」な家族を演じたり、何か別のものでおぎなったりしながら生きていた。これ以上はネタバレになるから控えるけど・・・。

この本はのめり込むことができれば、とてもパワフルな小説です。人生で直面するたくさんの難しい質問に対して答えを見つけようとしているような気がしました。途中ストーリラインで、「少しやりすぎなんじゃないの」と思ったりもしたけど、本は読者がのめり込んだだけ、自らが望んでいる答えが返ってくるものな・・・と思ったりもしました。

正直ノーベル賞は無理だと思うけどでも、現在活躍している作家の中でも、吉本はとてつもなく才能のある人だと思う!

キッチン、とてもお勧めです!!!!

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だいぶ長くなってしまいましたが

キッチンのレビュー
いかがだったでしょうか?

好きな作家さんのレビューは
やっぱり気になりますね。

育った環境

今住んでいる場所

性別

その時の気分

本当にいろんな要素で

人の感じ方って変わるから、

 

人のレビューを読んでると

「なるほど・・・!」って

自分が見えなかった視点で

作品のことを知れて

おもしろいなと感じます。

引用元はこちら


キッチン
キッチン