2008年02月

2008年02月08日

去勢手術について

c1c9c130.JPGここのところ雪がよく降りますね。
個人的にはちょっとうれしくなってしまいますが
雪かきとか大変なことも多いです。
スマート号も出動できなくなりますし
往診や送迎に支障をきたしています。
入り口の階段も滑りやすいですから
ご来院のときはお気をつけ下さい。

雪の日は患者さんもいらっしゃるのが大変だと思います。
明日も雪の予報なのでどうかなーと思いますが
よくスキーに行かれる患者さんなどは
逆に張り切って来られますので
いろいろだなーと思います。

前回は乳腺腫瘍と避妊手術について話しましたので
今日はオスの去勢手術(特にオス犬)についてです。
よく避妊と去勢という言葉は混同されますが
動物病院的にはメスは避妊手術、オスは去勢手術という言い方をします。
メスは乳腺腫瘍のことがあるので
もし避妊手術をするつもりならばなるべく早い時期がお薦めですが
オスの場合は特にそういうことはありません。
オス犬で去勢したい場合は3歳くらいまでにすればいいかと思います。
もしマーキングや攻撃性などに問題がある場合は
早めに手術したほうがいいかもしれません。
去勢のメリット・デメリットについてお話しすると
オス犬でのメリットは男性ホルモンが関与する3つの病気が
ある程度予防できることです。
その3つの病気とは前立腺肥大、肛門周囲腫瘍、会陰ヘルニアです。
あとはよくおとなしくなるといいますが
男性ホルモンによる「やる気」みたいなものは無くなりますので
おとなしくなることもあります。
攻撃性などで問題がある場合に去勢が薦められるのはそのためです。
ただし根本的な性格が変わるわけではないので
去勢をしたら咬む子が咬まなくなるということでもありません。
多少はよくなることが期待されますが
効果はやってみないとわかりません、といったところです。
去勢をすると平均寿命が多少延びるという話もありますので
もし交配をする予定がなければ手術するほうがいいかもしれません。
デメリットとしては太りやすくなることがありますが
去勢しなくても食べ過ぎれば太りますので
これは食餌やおやつの与え方の問題かと思われます。

猫はオスメスとも家の中で飼っている場合は
たいてい発情がくるとひどいことになりますので
手術をされる方が多いです。
できれば発情中に手術をすることは避けたいので
猫に関しては6〜9ヶ月くらいになったら
手術をしてもらいたいところです。
特に発情を迎えてしまうとマーキングとか鳴き声などで
変な癖がついてしまうことがあるので
変な癖がつく前に手術をしたいものです。

外に出るから喧嘩に弱くなるとかわいそうなので
去勢をしないという方がいます。
でも喧嘩に勝つということは傷ついている相手がいるわけですし
喧嘩をしにいけば去勢をしていなくたって怪我することもあります。
そうなれば猫エイズにかかる可能性が高くなります。
よそで子猫をつくってくる可能性もありますので
都会ではマナー的にも道徳的にも
去勢手術をして、可能ならば外に出さずに飼うのがいいでしょう。

あと手術をするしないの話になると
だいたい男性の飼い主の方が嫌がります。
女性のほうはそうでもありません。

このあたりはおもしろいところで
まあ嫌がる男性の気持ちはわからないでもないですけど
自分がとられちゃうわけではないのでよく考えてほしいものです。
他にもたとえば手術で血を見たりするのも
どちらかというと男性のほうが意気地がないようです。
女性強し。


shirasagiah at 19:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0)