2012年06月21日

ご挨拶

120527_1828~012012年4月、28年間生活したニューヨークを後に
日本へ帰国しました。
(訂正/補足 2年半のボストン、26年間のNY生活。)
自分の人生の半分以上です。
帰国を決めるまでは、いろんな事を考えていました。

人は老いていくに従って、ひとりでは何もできなかった事実を突きつけられていきます。
状況によっては若くして、それに気づく人もいます。


音楽は、聴いてくれる人がいなくては成り立ちませんし、
音楽家がいなくては、音楽がありません。
そしてその両者が健康で元気であれば、それに越した事はありませんよね。


人生の後半戦、ゆっくりじっくり更に登り続けるには、
まだまだ苦労が足りてないな、でもフレッシュでいられる環境は必要だしなあ、
なんて、結局、あの時あんなにいろいろ悩んだ事よりも、
今は今をただ一生懸命生きる事が、
毎日を新鮮に生きることにつながっているのかな、と感じています。


私は、これから生きていく場所を、再び日本に定めました。
生まれてから二十歳まで育ててくれた街です。
どこにいても同じかなあと慰めるような思いの反面、
NYという街が自分の音楽に劇的変化を強いたのと同様、
日本にいる事で、自分の音楽がまた変わっていくのを、
楽しみながら傍観していたい気持ちでもあります。




この記事へのコメント
まだまだ色々起こりますよ、人生は。楽しんで下さい。
で、なんの写真ですか?これ。
Posted by 新海 at 2012年06月21日 15:12
新海さん!

あーすみません、コメントを見過ごしておりました。
そうですよね、なんなんでしょかこの写真!?

って、これは説明が必要ですね。
これは鎌倉は八幡宮の裏の方にある、
源頼朝の墓にて撮った写真です。
墓を一周していたら、裏手にあった針葉樹と広葉樹が
仲良く(一生懸命お互いの葉っぱを伸ばし合って)
握手していたので、思わず息を飲んだのでした。

本文とは関係なさそうですよね、
でも何故かここにアップしときたいなと思って。。。。

Posted by ご本人 at 2012年06月23日 14:12
偶然、このブログに入りました。
”人は老いていくに従って、ひとりでは何もできなかった事実を突きつけられていきます”に琴線が触れています。愚凡の場合、この歳になって漸く実感として大きな意味を持っています。”諸行無常万物黙移、全ての存在は常に変化する連続の過程の内に在り、故に明確なる実態は存在せず”に悩まされています。


Posted by スーサン at 2012年11月13日 18:14
地団太踏んでます。また連絡します。
Posted by まー坊 TAP地団太 at 2013年02月23日 01:39
あれ、まーぼーさん。
かな?
NYではお世話になりました。。
お元気ですか??
帰国しているのです。。

Posted by ご本人 at 2013年02月23日 01:48