2005年07月28日

● 歯周病生活記 :: 第23話 :: 赤点を取った劣等生の気分を味わう

 タコわさが奥歯の谷間から滑り落ちる(苦笑)抜歯から2週間経って、ようやく?!歯周病の初期治療がはじまる瞬間を迎えた。院長である歯科医師が、

「浅木さん(仮名)を呼んできてください」
と、近くにいた歯科衛生士に声をかけたのである。ほどなくして、浅木さん到着。すると、

「では、まずスケーリングとルートプレーニングをお願いします」

と院長が指示。どうやら、この浅木さんが歯周病の初期治療を担当してくださるようである。派手な感じではないが、院内ではやや茶髪度は高い方か(といっても金髪レベルではない)。歯科衛生士のなかでは年齢的にも中堅〜ベテランの部類か。どうやら、院長が信頼している歯科衛生士のようである。

 そういえば、ウェブサイトや本などで、化粧が濃かったり香水がキツイ歯科衛生士はよくない。医療機関ではいずれも控えめであることが望ましいといったことが書かれていたりもする。がしかし、濃淡はさておき茶髪が標準化している昨今の日本。どこの歯科医院でも、黒髪の歯科衛生士や助手のほうが少ないのではないか。というか、何も歯科医院にかぎらず、黒髪で清楚なイメージがあるからといって、それが人間性をあらわしているとも言い切れない。もちろん、職業意識から化粧や香水を控えめにしておられる方がいれば、それは大いに尊敬に値するけど、身だしなみも患者へのもてなしぐらいに思って、やはり真面目に治療にあたってくれる人であることを最優先したい。

 ただ、できれば無臭に近いほうが衛生的なイメージがする医療機関では、香水がキツイのは避けたほうがいいと思う。親友の歯科医師に診てもらったとき軽くコロンの香りがしたが、そういう経験ははじめてだったので軽い違和感をおぼえた。とまれ、歯科医師なのに口臭がするよりはずっとマシかもしれない(歯科医師だって人間だ。でも、過去に口臭のする歯科医師に診察してもらったことがあるけど、本人は自覚していたのであろうか)。

 また、よくブログなどでも、特に男性が好んで書くこと。それは、

「歯科衛生士さんやスタッフがかわいい子揃いだから、嫌な歯医者でも我慢して行く」



「担当の●●さんが美人でうれしい」

といった内容である。まあ、スタッフの容姿のおかげで足取りが軽くなるのであれば、それはありがたい話。でも、そんなにお気に入りの異性が、たとえば歯周病なら、あなたの口に溜まった歯石等をクリーニングする。言ってみれば、自分自身の不衛生さをさらけ出さなければならないのである。もし本当のお気に入りなら、もっと違う場所で出逢っておいたほうがよかったかもしれない。

 なんて余談はさておき、院長が他の患者のところへ行くと、早速、歯科衛生士の浅木さんが、歯磨きの具合をチェック。

「きれいに磨けてますね」

との一言をいただき、ホッとする。いやはや、多くの患者は、歯科医院へ行く前だけぐらいは徹底的に磨くのではないだろうか。磨き具合を見てかどうかはわからないが、期待していたブラッシング指導はなかった。これはやや残念というか、その時から自分自身の歯に応じたブラッシングを見つけだすのに一年以上かかってしまったが、過去のことを言ってもしかたがない。

 次に、浅木さんは、何やら歯間の唾液(歯垢?)を採取して薄ガラス板にのせ、

「では、こちらの方に来てください」

と、テレビモニターがある一角へ招かれた。すると、まずは初診時に撮った口中のパノラマ撮影についての説明。

「こちらが健全な人のパノラマ撮影で、こちらが愛山さんのものです。歯周病でない人の歯槽骨は均一の高さで根を覆ってますが・・・(そのあと無言)。歯槽骨は基本的に再生することはできませんが、治療によって進行を止めたり遅らせたりすることはできます。(後略)」

う〜ん、いきなり5段階でオール5の生徒と、1や2がちらほら見られる劣等生の生徒の通信簿を比較してみるような心境。いやはや、これも、もっと早くからケアに励んでいたら、こんなことにはならなかったのだ。いわば、ひとつの自己責任である。

 予約がいっぱいで慌ただしいのか、次に浅木さんは早口で、

「ではこちらのモニターを見てください」

(第24話につづく)

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この記事へのコメント
TBありがとうございました。
『美人手帳』というブログを書いておりますwatanabeと申します。

歯周病に関して、すごく読み応えのあるブログですね。
色々、勉強されているみたいで、参考になります。

なた豆茶のところにも、コメント入れました。
ありがとうございました。


Posted by watanabe at 2005年07月28日 20:06
watanabeさん,書き込みありがとうございます。ブログタイトルが『美人手帳』なのに・・・トラックバック一覧に「歯周病生活。」では,イメージを丸潰しのようで申し訳ありません。いやはや・・・他に実名でサイトやブログをやっていますが・・・さすがにこのブログは完全匿名です(苦笑)。自分でも「まさか」の歯周病でしたから。
ブログは食事と健康をビューティーというオブラートで包んだ感じのおもしろい内容ですね。ちなみにこちらのブログも、投書は歯の話題以外のことを書く予定でしたが、ネタが切れるまでお口の話題で進めます。といっても、人生のどこかで誰もが経験する歯周病ですので、参考になれば幸いです。これからもよろしくお願いします。
Posted by 愛山@歯周病生活。 at 2005年07月28日 21:38