2010年04月08日

安らかに

キムタクこと木村拓也が亡くなった。
2日の古巣・広島との試合前にズムスタの本塁付近で倒れ、
今日7日の未明に息を引き取った。くも膜下出血だったそうだ。

思えばこの日が自分の見た最後の姿か。
昨年のカープの広島本拠地最終戦(巨人戦)。
キムタクも現役では最後の広島での姿であった。
まさか半年後この場で倒れて亡くなるなんて。

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以下いつもにも増して独り言。


大きく誤解を招く表現ではあるが、
大変失礼ながら倒れてからというもの
毎日帰宅後はネットで状況見たり過去動画見て
気味悪くぼろぼろと泣いていたので、
今日起きてついに訃報聞いて思ったのは
「安らかに」という糞ほどよくある一言であった。


その後にどんな状態になっても、
御家族の負担がどうであっても関係無い、
はっきり言って自分とは何の関係も無く、
それでいて尊敬し憧れ勝手に親しみを持つ、
そんな元プロ野球選手のあの人だから、
生きていてくれ、
死ぬのだけは駄目だと心底願うのは
これまた俺の勝手である。
恐らく力の限り生きようとし、
けれどついに生への力を失ってしまったキムタクにかける言葉は、
「お疲れさま、安らかに」
以外には無いのではないだろか。


両の親が「逝くな」と泣き叫び、
それでも遂には居なくなった身内の間際、
その場の俺だけ「もういいよ」と手を握りながら小さくつぶやいていた事を、
実に数年ぶりに思い出した。
そういや奴も脳の病気であった。
泣きたくなるぐらい空が晴れていようが
信じられないくらい綺麗に桜が咲こうが
あっという間に人は亡くなる。


昼にラジオ聴いてたら都合悪くニュースやって、
この訃報が流れて知人のおばちゃんが
「若いのに亡くならはったんやねえ」なんて
俺の前で不用意に言うので
ついつい完無視してしまった。
俺もこの話題誰とも喋りたくない。
飲み屋行って横から悪気の無い
酒飲み話が聞こえてくるのは
オリックスのあいつの時もそうだが
ほんとに心底うんざりだ。
誰も悪くはないのだけれど。


最後まで耳だけは聴こえてるとかいう話があるが、
最後まで頑張れと願う話とも矛盾するが、
せめて倒れてからというもの、
痛みが無かった事を心から願う。
そして誰かが亡くなった時常に思う事であるが、
あちらでは生前のように
思い切り走ったり笑ったりできますように。


あの時その場に居た選手、ファンの方々、
そしてもちろん遺族の方々の
心の痛みがいずれ安らぎますように。
木村拓也という選手の鮮やかな姿が
ずっと俺のこの糞ったれの記憶に残りますように。


合掌−。