弁護士の家本です。
6月10日午後4時45分から地元SBSテレビのイブアイしずおかにコメンテーターとして出ました。交通事故が発生した場合、事故状況によっては歩行者が刑事処分の対象となる可能性があります。
静岡新聞によると、事故の概要は、「静岡市葵区の交差点で歩行者とバイクが衝突し、バイクの運転者を死亡させたとして歩行者の男性会社員が重過失致死の疑いで書類送致された事故で、目撃者から現場状況に関する情報が複数寄せられていたことが、捜査関係者への取材で分かった。静岡中央署は、目撃情報から歩行者が赤信号で横断歩道を渡ったと裏付け、立件に踏み切ったとみられる。」とされています。
通常、交通弱者と言われる歩行者が、刑事処分の対象とされることは非常に少ないと思います。しかしその歩行者が交通事故発生にとって大きな原因になり、重大な結果(死亡や重度の後遺症などが生じた場合)を引き落とした場合でも、不問に付されることに疑問を感じることもあると思います。また歩行者であっても、赤信号で横断歩道を渡ってはいけないことは、小さい頃から教えられていることです。そのため赤信号で横断歩道を渡るなど、ルール違反が著しく、その違反により回避行動をとろうとしたバイクの運転手などが転倒をして死亡などの結果が生じた場合は、いくら歩行者であっても、刑事処罰の対象となる可能性があります。交通弱者の歩行者も事故の状況によっては、必ずしも交通弱者とは言い難い態様もあるということが指摘できると思います。
このようなことから車などの運転手や歩行者には次のようなことに注意をされると良いと思います。運転手は事故の状況をできるだけ正確に記録できるようにドライブレコーダーを取り付けるなどの措置をとることも検討されたらどうかと思います。また歩行者の方は、刑事処分の対象となるだけではなく、死亡された方に損害賠償などの民事責任を負う可能性もあります。このような場合でも賠償責任を負担できるような保険に加入されることも検討をされたら良いかと思います。
事故はどのような形態で発生するのか予想がつかないときがあります。加害者と被害者の立場が常に入れ替わる可能性があることを念頭におく必要があることを私自身も考えさせられました。
静岡合同法律事務所は市民のための法律事務所です 静岡市葵区両替町1-4-5 河村第一ビル3F [ 地図 ] TEL. 054-255-5785 URL:http://www.aaaqq.gr.jp/
6月10日午後4時45分から地元SBSテレビのイブアイしずおかにコメンテーターとして出ました。交通事故が発生した場合、事故状況によっては歩行者が刑事処分の対象となる可能性があります。
静岡新聞によると、事故の概要は、「静岡市葵区の交差点で歩行者とバイクが衝突し、バイクの運転者を死亡させたとして歩行者の男性会社員が重過失致死の疑いで書類送致された事故で、目撃者から現場状況に関する情報が複数寄せられていたことが、捜査関係者への取材で分かった。静岡中央署は、目撃情報から歩行者が赤信号で横断歩道を渡ったと裏付け、立件に踏み切ったとみられる。」とされています。
通常、交通弱者と言われる歩行者が、刑事処分の対象とされることは非常に少ないと思います。しかしその歩行者が交通事故発生にとって大きな原因になり、重大な結果(死亡や重度の後遺症などが生じた場合)を引き落とした場合でも、不問に付されることに疑問を感じることもあると思います。また歩行者であっても、赤信号で横断歩道を渡ってはいけないことは、小さい頃から教えられていることです。そのため赤信号で横断歩道を渡るなど、ルール違反が著しく、その違反により回避行動をとろうとしたバイクの運転手などが転倒をして死亡などの結果が生じた場合は、いくら歩行者であっても、刑事処罰の対象となる可能性があります。交通弱者の歩行者も事故の状況によっては、必ずしも交通弱者とは言い難い態様もあるということが指摘できると思います。
このようなことから車などの運転手や歩行者には次のようなことに注意をされると良いと思います。運転手は事故の状況をできるだけ正確に記録できるようにドライブレコーダーを取り付けるなどの措置をとることも検討されたらどうかと思います。また歩行者の方は、刑事処分の対象となるだけではなく、死亡された方に損害賠償などの民事責任を負う可能性もあります。このような場合でも賠償責任を負担できるような保険に加入されることも検討をされたら良いかと思います。
事故はどのような形態で発生するのか予想がつかないときがあります。加害者と被害者の立場が常に入れ替わる可能性があることを念頭におく必要があることを私自身も考えさせられました。
静岡合同法律事務所は市民のための法律事務所です 静岡市葵区両替町1-4-5 河村第一ビル3F [ 地図 ] TEL. 054-255-5785 URL:http://www.aaaqq.gr.jp/