静岡県島田市船木字南原(ふなきあざみなみはら)の竹林寺遺跡(ちくりんじいせき)は、富士山静岡空港の東側に位置する縄文時代の集落跡です。
平成9年(1997年)の茶園改植に伴う発掘調査で、竪穴式住居跡(たてあなしきじゅうきょあと)2軒と柱穴(ちゅうけつ、はしらあな)47基を検出。
1号住居跡の石囲い炉(いしがこいろ)西側から、縄文時代中期(約5,500年前~4,500年前)の釣手土器(つりてどき)と呼ばれる縄文土器が見つかっています。
有穴鍔付土器(ゆうこうつばつきどき)、石器(石皿(いしざら)、磨石(すりいし))も出土。
周辺は、奈良時代初期(8世紀初頭)に創建され平安時代初期(9世紀前半)に全焼した、豪族が建てた寺だと考えられる竹林寺廃寺跡(ちくりんじはいじあと)です。
竹林寺遺跡
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