静岡県磐田市見付(みつけ)の磐田市埋蔵文化財センター 展示室には、旧石器、縄文、弥生、古墳、奈良、平安、中世、近世の時代ごとに出土品が展示され、無料で見学できます。

磐田市は県内有数の埋蔵文化財の宝庫で、大型の古墳が集中する地域です。

奈良時代(8世紀)には遠江国分寺(とおとうみこくぶんじ)がおかれ、平安時代末期(13世紀)から江戸時代(17世紀)には日本最大級の一の谷中世墳墓群(いちのたにちゅうせいふんぼぐん)がつくられました。


磐田市埋蔵文化財センター 展示室
33375


 探訪は自己責任で!!

約3,000年前の縄文人の人骨が出土
西貝塚遺跡の記事はこちら


弥生時代後期の敷地1~3号銅鐸が出土
西の谷遺跡の記事はこちら


形象埴輪と馬具が出土
古墳時代中期(5世紀後半頃) 全長55mの前方後円墳
二子塚古墳の記事はこちら


日本最大級の中世墓地 平安時代末期から江戸時代初期(13~17世紀)
一の谷中世墳墓群遺跡(一の谷遺跡)の記事はこちら


太平洋戦争中の東南海地震(1944年12月7日)で脱線転覆した貨物列車
出土した貨車の車輪の記事はこちら


磐田市埋蔵文化財センターの地図
静岡県磐田市見付3678-1
磐田市立中央図書館の東側(駐車場の奥)
TEL 0538‐32‐9699
無料駐車場あり

アクセス
鉄道の場合
東海道本線JR磐田駅より 遠鉄バス二俣、山東行き「図書館前」バス停下車 徒歩2分
車の場合
東名高速道路 磐田ICより車で約10分(約3km)

磐田市埋蔵文化財センター
静岡県磐田市見付3678-1
磐田市立中央図書館の東側(駐車場の奥)
TEL 0538‐32‐9699
開館時間 8:30~17:00
休館日 土日祝日、年末年始、臨時休館日
普段は平日のみ公開(土日祝日に特別公開される事があります)
見学無料、無料駐車場あり
変更・中止になる場合があります。
最新情報を確認してから、お出かけ下さい。
33374

磐田市埋蔵文化財センターの敷地に展示
出土した貨車の車輪
 
平成22年(2010年)4月、静岡県磐田市新貝の工事現場で深さ2mの地中から、車軸付きの車輪が出土。
調査の結果、太平洋戦争中の昭和19年(1944年)12月7日午後1時36分頃に発生した東南海地震で、脱線転覆した貨物列車の貨車の車輪と判明しました。
重さ約1.1t、車輪の直径約85cm、車軸の直径約15cm、長さ約219cm
23209

展示室
 展示物が変更になる場合があります。
33375

旧石器時代
道東遺跡(磐田市大久保) 台形様石器(だいけいようせっき)

 磐田市内で出土した最古の石器(約22,000年前)です。
33376

縄文時代後期(約4,000年前)
西貝塚遺跡 縄文土器 深鉢形土器(ふかばちがたどき)
33389

縄文・弥生時代
右側が縄文時代の石器 石鏃(せきぞく)、打製石斧(だせいせきふ)
左側が弥生時代の石器 石包丁(いしぼうちょう)、紡錘車(ぼうすいしゃ)、有孔石鏃(ゆうこうせきぞく)、磨製石斧(ませいせきふ)

33377

弥生土器 台付甕(だいつきがめ)、壺(つぼ)
33378

弥生時代後期(2世紀頃)
西の谷遺跡(磐田市(旧磐田郡豊岡村)敷地) 敷地1号銅鐸(複製)
 明治23年(1890年)、山芋掘りに来た地元住民が谷奥の丘陵斜面で愛知県東部(三河)から静岡県西部(遠江)で出土する、弥生時代後期(2世紀頃)の三遠式銅鐸(さんえんしきどうたく)2口(敷地1号銅鐸(しきじいちごうどうたく)・敷地2号銅鐸(しきじにごうどうたく))を発見。
六区画袈裟襷紋(ろっくかくけさたすきもん)銅鐸 突線鈕(とっせんちゅう)3式 三遠式(さんえんしき)
総高約68.5cm、実物は東京国立博物館所蔵

33235

古墳時代
埴輪(はにわ)、須恵器
33379

古墳時代中期(5世紀後半頃)
二子塚古墳(磐田市三ケ野台33) 人物埴輪(じんぶつはにわ)
 右手に鞭(むち)を持ち、左手で馬を曳く人物だと考えられています。
肩幅約26㎝
33390

銅鏡(どうきょう)、馬具、装身具(勾玉(まがたま)、管玉(くだたま))
33380

奈良・平安時代
33381


奈良時代(8世紀)
国指定特別史跡 遠江国分寺跡(磐田市中泉) 軒丸瓦(のきまるがわら)
33391

奈良時代(8世紀)
御殿・二之宮遺跡(磐田市二之宮) 人面墨書土器(じんめんぼくしょどき)
33382

平安時代末期~江戸時代初期(13~17世紀)
一の谷中世墳墓群(いちのたにちゅうせいふんぼぐん)遺跡(磐田市水堀)
 東海道 見附宿(磐田市見付)の北西に位置する丘陵上に造られた、日本最大級(約15,000㎡)の中世墓地です。
別名は、一の谷墳墓群遺跡、一の谷遺跡など。
昭和60年(1985年)の水堀土地区画整理事業に伴う発掘調査で、888基の墓と火葬した場所(土坑墓277基、集石墓429基、塚墓(墳丘墓)162基、コの字形区画墓20基)を検出。
平安時代末期から江戸時代初期(13~17世紀)に、見付の官人や有力な町民の墓が築かれました。

一の谷中世墳墓群遺跡 発掘調査状況(東側斜面)
33383

平安時代末期から鎌倉時代(12世紀後半頃~13世紀頃)
骨蔵器(こつぞうき) 白磁(はくじ) 四耳壺(しじこ)
 東側斜面から出土した、中国産の磁器。
骨蔵器(骨壺)として、使用されていました。
33392

鎌倉時代 骨蔵器 四耳壺
33393

鎌倉時代 骨蔵器 四耳壺
33394

鎌倉時代 骨蔵器(石で蓋がされた瀬戸産、常滑産)
33384

鎌倉時代 骨蔵器 瀬戸産 四耳壺
33395

鎌倉時代 骨蔵器 瀬戸産 瓶
33396

鎌倉時代 塚墓の副葬品
青磁皿(せいじさら)、鎌(かま)、剃刀(かみそり)、鉄鏃(てつぞく)、和鏡(わきょう)
33385

鎌倉時代 塚墓の副葬品

山茶碗(やまぢゃわん)、かわらけ、短刀(たんとう)
33386

貨銭(古銭)
 中世に中国から輸入された渡来銭(唐、明、北宋、南宋の銭)、江戸時代の寛永通宝と念仏「南無阿弥陀仏」(なむあみだぶつ)がかかれた銭などが出土。
33387

石造塔婆(石塔)、集石墓の様子
一石五輪塔(いっせきごりんとう)、宝篋印塔(ほうきょういんとう)
33388

五輪塔(ごりんとう)
33397

参考文献
・『静岡県史 資料編2 考古二』 静岡県 1990年3月20日
・『磐田市史 資料編1 考古・古代・中世』 磐田市史編さん委員会 1992年3月