静岡県島田市野田(のだ)の田ノ谷遺跡(たのやいせき)は、丘陵上に営まれた縄文・弥生・古墳時代にかけての集落跡です。

昭和57~59年(1982~1984年)、島田市中央公園建設に伴う発掘調査を実施。

弥生時代後期(2~3世紀)の楕円形の住居跡約16軒、古墳時代前期(3世紀中頃)の住居跡約4軒、溝状遺構、古墳時代終末期(7世紀前葉)の古墳1基が見つかりました。

遺物は、縄文土器、弥生土器(壺(つぼ)、甕(かめ))、須恵器、石器などが出土。

田ノ谷遺跡
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 島田市中央公園内の「古代の丘」には、竪穴式住居(たてあなしきじゅうきょ)が復元されています。

高床式倉庫(たかゆかしきそうこ)も復元されていましたが、不審火により焼失。

探訪は自己責任で!!

縄文時代晩期(約3,300~2,800年前)の集落
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平安時代の役所跡または倉庫跡
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古墳時代終末期(7世紀前葉) 横穴式石室墳
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古墳時代後期(6世紀)の横穴式石室を有する円墳15基?
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古墳時代時代後期後半(6世紀後半)から終末期(7世紀末)
横穴式石室を有する方墳
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古墳時代終末期(7世紀中葉)の須恵器が出土
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田ノ谷遺跡の地図
静岡県島田市野田田ノ谷1689 島田市中央公園内
島田市中央公園 無料駐車場あり

アクセス
・東名高速道路 吉田ICの北西
・新東名高速道路 島田金谷ICの東

案内板
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平面図
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発掘調査状況
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出土品
左上 2号住居跡出土の弥生土器 壺(つぼ)
右上 2号住居跡出土の弥生土器 甕(かめ)
左下 田ノ谷古墳
右下 田ノ谷古墳出土の須恵器 フラスコ形瓶(ふらすこがたへい)
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復元家屋(竪穴式住居)
 復元された、弥生時代後期の2号住居。
直径約5m、高さ約3.2m、床面には深さ約70cmの竪穴。
1軒の住居に5、6人が生活していたと、考えられています。
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「ふれあいの丘(花見の丘)」
 遺跡の遺構を、埋め戻して保存。
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参考文献
・『島田風土記 大津編』島田市史資料編等編さん委員会 1984年3月31日
・『静岡県文化財地図Ⅱ ―焼津市以西―』静岡県教育委員会 1989年3月1日
・『静岡県文化財地名表Ⅱ ―焼津市以西―』静岡県教育委員会 1989年3月1日
・『大津のあゆみ ―昭和の大合併から50年―』大津郷土史編纂委員会 2006年12月