静岡県掛川市(旧小笠郡大須賀町)山崎(やまざき)の竜天薬師堂古窯(りゅうでんやくしどうこよう)は、奈良・平安時代に遠江国分寺(磐田市見付)で使用する瓦を焼いた窯跡です。

当時は入海になっていて、船で遠江国分寺の近くまで瓦を運んでいました。

昔から古代瓦(布目瓦)の窯跡として知られており、竜田古窯遺跡、竜天古窯、竜天薬師堂窯跡、竜天国分寺瓦窯跡など様々な名前で呼ばれています。

竜天薬師堂古窯
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 竜田神社境内と隣接する茶園が、竜天薬師堂古窯の範囲です。

掛川市山崎清ヶ谷地区の他の窯跡とあわせて、清ヶ谷古窯跡群(せいがやこようせきぐん)と総称。

史跡整備されていないので、探訪は自己責任で!!

国指定特別史跡 遠江国分寺跡(とおとうみこくぶんじあと)
塔跡、講堂跡、講堂南西部分、僧房跡
発掘調査現地説明会の記事はこちら


白鳳時代 尾羽廃寺の瓦と須恵器を焼いた窯跡
東山田古窯跡群(東山田瓦窯跡群)の記事はこちら


奈良・平安時代 瓦を焼いた窯
国指定史跡 宮川瓦窯跡群 清泉寺窪地点(片山廃寺跡瓦窯跡)の記事はこちら


竜天薬師堂古窯(竜田神社周辺)の地図
静岡県掛川市(旧小笠郡大須賀町)山崎2574

アクセス
・東名高速道路 掛川ICの南西

案内板
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布目瓦(ぬのめがわら)
 案内板の下にも、布目瓦の破片が落ちています。
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竜田神社境内
 東側の茶園造成で窯跡1基が消滅しましたが、境内にもう1基あるかもしれません。
瓦(平瓦、丸瓦、軒平瓦、軒丸瓦)、磚(せん、レンガ)が出土。
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境内の布目瓦(平瓦)
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参考文献
・『静岡県史 資料編2 考古二』静岡県 1990年3月20日
・『静岡県文化財地図Ⅱ ―焼津市以西―』静岡県教育委員会 1989年3月1日
・『静岡県文化財地名表Ⅱ ―焼津市以西―』静岡県教育委員会 1989年3月1日