静岡県静岡市葵区牧ヶ谷の牧ヶ谷古墳群(まきがやこふんぐん)は、臨済宗妙心寺派 牧ヶ谷山 耕雲寺周辺の丘陵上に築かれた古墳5基で構成されています。

古墳時代後期から終末期(6世紀末から7世紀中頃)の、主体部(埋葬施設)に横穴式石室を有する古墳です。

墳丘は、開墾などで失われ未確認。

1〜4号墳の石室内には、地元産の石灰岩の板状礫で作られた、組合式箱形石棺(くみあわせしきはこがたせっかん)が納められていました。

土器(須恵器、土師器)、金銅装大刀、鍔、鉄鏃、刀子、馬具、金銅製耳環などの副葬品が出土。

耕雲寺裏古墳群(こううんじうらこふんぐん)とも呼ばれます。

牧ヶ谷2号墳は、現地保存されている横穴式石室の中に入って見学可能。

牧ヶ谷古墳群
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明治16年(1883年)、古墳4基から遺物が出土。

昭和44年(1969年)7月、耕雲寺裏山でミカン畑開墾の際に古墳を発見。

同年8月、静岡市教育委員会によって古墳4基の発掘調査が行われました。

探訪は自己責任で!!

静岡県の歴史

牧ヶ谷古墳群の地図

アクセス
東名高速道路 静岡ICの北西

臨済宗妙心寺派 牧ヶ谷山 耕雲寺
TEL 054‐278‐0329
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案内板
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分布図
石室はすべて、南東向きに開口。
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この坂道を上って、牧ヶ谷2号墳を探訪できます。
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牧ヶ谷2号墳
南東向きに開口する横穴式石室は、全長約7m(入口部の約1.2mは追葬時に増築)、幅1.2〜1.5m、高さ約2m。
消失した天井石のかわりに、コンクリート製の板をのせて一般公開。
石灰岩の板状礫で作られた、組合式箱形石棺3基が納められています。
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組合式箱形石棺
1・2号棺内からは、金銅製耳環、鉄鏃、刀子が出土。
棺外に大刀2本が副葬。
2・3号棺の間には、積み重ねられた土器51点が見つかりました。
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牧ケ谷2号墳出土 大刀
現在長約61.5cm
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牧ヶ谷4号墳
南東向きに開口する横穴式石室内に、組合式箱形石棺が納められていました。
奥壁寄り・石室入り口付近から副葬品が出土。

牧ヶ谷5号墳
1・3・4号墳は消滅し、5号墳は石室が残存?
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参考文献
・「静岡県史 資料編2 考古二」
・「特別展 静岡・清水平野の古墳時代」 登呂博物館
・現地案内板

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