静岡県静岡市葵区羽鳥(はとり)の曹洞宗 久住山 洞慶院(とうけいいん)は、室町時代の宝徳2年(1450年)に馬鳴大明神(めみょうだいみょうじん)の社僧寺(しゃそうじ)である真言宗 喜慶院(きけいいん)として開創されました。
山門代わりに植えられたと伝えられる4本杉は、樹齢約330年・樹高約40mの巨木です。
洞慶院梅園には、例年2月下旬頃から3月中旬頃(見頃は気象条件などで変動)に多くの花見客が訪れます。
曹洞宗 久住山 洞慶院
室町時代中期の享徳元年(1452年)、駿河今川氏の家臣 福島伊賀守善忠の懇願により、石叟円柱(せきそう えんちゅう)和尚が曹洞宗の洞慶院(とうけいいん)として再建。
石叟は自分の師である恕仲天��(じょちゅう てんぎん)禅師を開山(初代)とし、自らは2世となっています。
3世 大巌宗梅(たいがんそうばい)が、洞慶院の伽藍(がらん)を整備し多くの末寺(まつじ、まつでら)を形成しました。
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曹洞宗 久住山 洞慶院の地図
静岡県静岡市葵区羽鳥1840
アクセス
・東名高速道路 静岡ICの北西
愛馬追悼碑(あいばついとうひ)
洞慶院参道入口に建つ石碑は、NHKのテレビドラマ『坂の上の雲』(さかのうえのくも)の主人公、陸軍大将 秋山好古(あきやま よしふる)の揮毫(きごう)。
参道
四本杉(大スギ)
龍門橋のたもとにある4本のスギの巨木で、山門のかわりに植えられたものと伝えられています。
樹齢約330年、樹高約40m、目通り周囲約4.2m、枝張約5m
曹洞宗 久住山 洞慶院
本堂
衆寮(しゅりょう)
衆僧のための寮舎です。
鳥瑟沙摩明王堂(うすさまみょうおうどう)
五大明王(ごだいみょうおう)の一尊(いっそん、いちぞん)に数えられる、鳥瑟沙摩明王を祀(まつ)っています。
不浄(ふじょう)を炎で焼き払う「火神(かじん)・厠(かわや)の神」として信仰されます。
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