静岡県静岡市葵区音羽町(おとわちょう)の真言宗 音羽山 清水寺(おとわさん きよみずでら)は、室町時代後期(戦国時代)の永禄2年(1559年)に8代目駿河今川氏の今川氏輝(いまがわ うじてる)の遺命で、家臣の朝比奈丹波守元長(あさひな たんばのかみ もとなが)が谷津山(やつやま)の西側山麓に創建しました。
京都の清水寺から開山として招かれた尊寿院道因大僧正(そんじゅいんだいそうしょうどういん)が、地形が似ていることから音羽山 清水寺と命名。
県指定重要文化財 観音堂は、安土桃山時代の慶長7年(1602年)に徳川家康が建立した桃山様式の木造瓦葺四注造(寄棟造)です。
真言宗 音羽山 清水寺 観音堂

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真言宗 音羽山 清水寺の地図
静岡県静岡市葵区音羽町27-8
TEL 054-246-9333
アクセス
・静岡鉄道 音羽町駅下車 徒歩約5分
徳川家康 下乗の松
清水寺の門前にある松です。

山門

地蔵



松尾芭蕉 句碑
境内には多くの句碑があります。
江戸時代の明和7年(1770年)、時雨窓六花庵社中が建てた句碑。
「駿河路や はなたちばなも 茶のにほひ」芭蕉翁

鐘楼
大正8年(1919年)12月に完成。

梵鐘
元々は、江戸時代前期の寛永12年(1635年)に鋳造され、両替町に設置されていた分時鐘でした。
2度改鋳を経た後の明治44年(1911年)に清水寺が譲りうけ、同年10月の改鋳の際に徳川慶喜と徳川家達の句を入れました。
しかし、梵鐘は太平洋戦争中に金属供出されてしまい、現在のものは昭和25年(1950年)に復元。

石灯篭

庚申塔(こうしんとう)
中国から伝来した道教(どうきょう)の庚申信仰では、人間の体内にいる三尸虫(さんしちゅう)が、60日ごとの庚申の日の夜に寝ていると抜け出して、天帝にその人間の悪事を報告しに行くとされています。
そのため、夜通し本尊を祀ったり宴会をしたりする風習があります。
室町時代(15世紀頃)に仏教と結びつき、仏教では庚申の本尊が青面金剛(しょうめんこんごう)です。
江戸時代中期(18世紀頃)より、神道(しんとう)では猿田彦(さるたひこ)が庚申の本尊として信仰されました。

県指定重要文化財 観音堂
安土桃山時代の慶長7年(1602年)、徳川家康が建立。
桃山様式の木造瓦葺四注造(寄棟造)で、極彩色に装飾されているのが特徴です。
徳川家康の持念仏 千手観世音菩薩が、安置されています。
観音堂厨子は、間口94cm、奥行73cmの木造瓦葺妻入宮殿造りで県指定重要文化財。



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