静岡県焼津市石脇下(いしわきしも)の臨済宗妙心寺派 石脇山 宝積寺(いしわきさん ほうしゃくじ)は、平安時代頃に法華寺(焼津市花沢)の寺坊として海岸の小浜(おばま)に創建されました。

津波で流失したため、瑞室仙公(ずいしつせんこう)和尚が寺の移転を発願。

室町時代の正長元年(1428年)、瑞室仙公は移転の実現前に示寂(じじゃく、高僧などが亡くなること)。

永享10年(1438年)、後継者の瑞然(ずいねん)和尚が石脇に臨済宗建長寺派 石脇山 宝積寺として再建しました。

改宗開山(かいしゅうかいさん)は瑞室仙公和尚、開基(かいき)は石脇の土豪 原川新三郎。

本尊は、聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)です。

安土桃山時代(戦国時代末期)の天正8年(1580年)、臨済宗妙心寺派 青龍山 長楽寺(藤枝市本町)の末寺となって、臨済宗妙心寺派に改められました。

宝積寺には、江戸時代の西國三十三番観世音菩薩と木喰仏(もくじきぶつ)の市指定文化財 地蔵菩薩像があります。

臨済宗妙心寺派 石脇山 宝積寺 西国三十三番観世音菩薩
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 昭和41年(1966年)には、東名高速道路建設により現在地へ移転しました。

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臨済宗妙心寺派 石脇山 宝積寺(寶積寺)の地図
静岡県焼津市石脇下692
TEL 054₋629₋1770
無料駐車場あり

アクセス
・東名高速道路 焼津ICの北東

宝積寺入口
 東名高速道路 日本坂PA(パーキングエリア)東側の、石脇高架横に白い案内標識あり。
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宝積寺本堂
 本堂には、市指定文化財 地蔵菩薩像を安置。
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扁額(へんがく)
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市指定文化財 地蔵菩薩像(木喰仏)
 作者の木喰五行上人(もくじきごぎょうしょうにん)は、江戸時代中期の享保3年(1718年)に甲斐国東河内領丸畑村(山梨県南巨摩郡身延町)の名主である伊藤家の次男として誕生。
元文4年(1739年)に22歳で出家し、安永2年(1773年)56歳の時から全国を旅して、膨大な数の一木造りの仏像(木喰仏)を彫り各地に残しました。
文化7年(1810年)、93歳で死去したと伝えられています。

木喰五行上人は、寛政12年6月13日(1800年8月3日)から8月13日(1800年9月19日)まで神入寺(藤枝市(旧岡部町))に滞在し、多くの木喰仏を製作。

寛政12年(1800年)7月製作(推定)
像高77cm(2尺2寸5分)、内台座14cm(4寸6分)、材質 桜
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西國(国)三十三番観世音菩薩
 江戸時代後期の享和元年(1801年)5月及び7月、近隣住民によって勧請建立。
京都府・大阪府・和歌山県・奈良県・兵庫県・滋賀県・岐阜県の西国三十三所(さいごくさんじゅうさんしょ)観音霊場札所巡りを模した石仏。
巡礼塔(順禮塔)の一種です。
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参考文献
・『焼津市の寺院』柴田芳憲 2014年2月15日

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