静岡県焼津市本中根(ほんなかね)の国道150号西側には、栃山川(とちやまがわ)の第2堤防(集落を守る囲い土手?)の一部が残存。

焼津市の平野部は、かつて大井川下流域の氾濫原(はんらんげん、河原)が広がっていた場所で、「〜島」「〜河原」という地名が多くあります。

江戸時代初期の新田開発で村が発生して、本中根では集落の近くを流れる栃山川と木屋川(きやがわ)の豊富な水を利用して、水田経営が行われました。

蛇行して流れていた栃山川は、雨で増水すると低い堤防を越えて出水(しゅっすい、氾濫(はんらん))したため、第2堤防(集落を守る囲い土手?)が築かれたと考えられます。

栃山川の第2堤防
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栃山川の第2堤防の地図
静岡県焼津市本中根(ほんなかね)

栃山川(とちやまがわ)
 洪水対策で、何度も改修工事が行われてきました。
右側が焼津市本中根。
左側が焼津市大島(おおじま)で、昭和59〜61年(1984〜1986年)に蛇行して流れていた旧栃山川の流路の一部を栃山川緑地公園として整備。
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栃山川の第2堤防
 本中根の土地は砂利が多く、農地を開墾した際に出た石を積み上げたボタと呼ばれる微高地が築かれました。
堤防もボタで、集落を守る囲い土手の一部?と考えられます。
堤防上には、「上の墓地」と呼ばれる共同墓地が所在。
栃山川からの距離約20m、長さ約150m
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参考文献
・『ヤシャンボー ー焼津市南部地区民俗誌ー』1993年3月31日 のら企画
・『焼津市史民俗調査報告書第四集 本中根の民俗』2006年3月31日 焼津市総務部市史編さん室