2017年04月07日

地域で生きる、地域をつくる◆畸名丱フェ風(るん)ーおしゃべりは介護だ!

以下の文章は月刊誌『むすぶ』(2017年3月号)連載の「時代を駆ける 地域で生きる、地域をつくる」のタイトルで掲載したものである。2回に分けて掲載する。

昨年10月から団地のみなさんに呼びかけて「談笑カフェ風(るん)」をはじめた。
毎回10人〜15人が参加する。
いずれも年配の男性の方である。
会の目的は「おしゃべり」=乱談である。
また、人が集まる「たまり場」作りであり、仲間を作る「サロン」である。
おしゃべりで気が若返る、年を忘れる、元気がでる、ストレスが解消されてアンチエイジングにもなる。
そうなればラッキーである。
また、知らないことをいろいろ情報交換できたら、勉強になりためになる。
知力・気力・精神力ともにのばせたら、高齢化おそるべからずだ。
さらに、地域の人と交流してつながりができたらハッピーである。
風(るん)ではテーマは決めず、自分のしゃべりたいことを遠慮なくしゃべる。
人の話に尾ひれをつけ、切り替えし、切り込み、深め、広げ、豊かにする。
そんなふうにおしゃべりを楽しみたいとして出発した。
そして、会のルールとして次の五点を確認している。
‖腓な声ではっきり話す。
意見の違いを楽しむ。
F団蠅寮党・宗教の話は避ける。また、個人名もできるだけ避ける。
い世譴任發い弔任盪臆辰任る。
シ邂豌鵑硫駟鵑鯣行する。
一番心配していたのは話題だったが、さすがに年の甲、一時間半がアッというも間に立ってしまう。
そんな様子を会報で報告してみよう。
◆談笑カフェ風 第3号─
「談笑カフェ風(るん)もいよいよエンジンがかかって軽快に走りだしました。
12月19日第3回「風(るん)」を開催しました。
今回の話題は「健康」と「髪の毛」と「お寺」と「戦争」の話でした。
健康の話では、手術前に歯の検査をするという話。
初めて聞きました。
口の中は病原菌が多いので、手術前にしっかりと口の健康を確保するということなのでしょうか。
いずれにしても「8020運動」のいうように歯は大事。
「1日でも1時間でも長く生きたい」と力強くおっしゃった方がいましたが、見事な覚悟で見習いたいものです。
次に大事なのは髪の毛。
女にとって髪は命だといわれますが、男にとっても髪の毛は若さのシンボル。
男ならだれでも多かれ少なかれ髪の毛で苦労=苦悩している。
髪を増やす努力などのせつなくもかなしい話は、男ならではの「悲哀」です。
「たかが髪の毛」「されど髪の毛」です。
お寺の話では、禅宗や曹洞宗・浄土宗・浄土真宗など、宗派によってお布施やしきたりが違うとのこと。
葬式で一番安い宗派は〇〇宗だとのことですか、当方その方面は門外漢なので、チンプンカンプンでした。
「お宝」の話も出たり、お経まで飛び出したりしたのにはビックリしましたが。
今回の話で圧巻は何といっても「戦争の話」。
わたし以外の出席者はみなさん戦中世代。 
ソ連の参戦で北海道では「青酸カリ」が家族に配られたという話は衝撃でした。
そんな話は歴史の本を読んでも出てこないことですから。
戦争中は全家庭に防空壕を作らせていたとのこと。
防空壕は庭に造ったのかと思っていたら、家の床下の土を掘って、家族3〜4人が入れるくらいのものだったとのこと。
そんなものが空襲に役に立つとは思えなかったとの話でした。
この防空壕の話も初めて知りました。
敗戦後、津軽海峡には日本軍が仕掛けた機雷が浮かんでいた。
そのため、青函連絡船が航行するとき、機雷に触れると危険なので巡視船が並走して連絡船を保護したとの話。
疎開先で三河地震にあい、大勢の学童が亡くなった話。
疎開先からもどってきたら、あまりにもやせていて家族さえも分からなかったという話。
勤労動員で大砲の弾を磨いた話。
敵機が撃ち落され米兵パイロットの死体を見たという話。…
戦後派の出番はありませんでしたが、どの話も貴重な体験で、歴史の本にも書いていないようなじつに興味ぶかい話をいろいろ聞かせていただきました。
こんなありがたいことはありません。
それにしても、戦中世代の重厚な体験には戦後世代はとてもかないません。
そして、戦争体験をくぐりぬけてきた世代のみなさんが、戦後70年の日本の平和を守ってきてくれたのだなと、つくづく思いました。」


Posted by sho923utg at 18:57│Comments(0)TrackBack(0)

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