乃木坂46真夏の全国ツアー2017in仙台

今年も乃木坂46を見に仙台まで行って3公演見て来ました。
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何がここまで俺を突き動かしているのか…というレベルで本当に乃木坂46夏の全国ツアーを楽しみにしてたんですよね。去年のブログを見てくれた方はわかると思いますが(去年のブログを見ている前提で話すな)すまんこいつ二重人格か?と思うレベルで酷評していて、楽しみにする要素なんて一つもないし、いつも行動を共にしているヲタクとも一緒に寝泊まりして話が尽きるまで語り合うことだってしているのに、それでも本当に楽しみでした。楽しみにしてると言いすぎて、ライブで楽しめず討ち死にするネタ振りのようになってるくらいには。

運転手を務める自分の地元に集合し仙台に向かいました。去年はさほど苦労した印象はありませんでしたが、今年は連休初日にあたったので大きい渋滞が2箇所くらいあり、ほぼ下道を使って向かいました。途中ノーザンファーム天栄に寄ってグランシルクとツーショットチェキを撮り、ライブ会場であるゼビオアリーナ仙台に着いたのは開演の15分前でしたね。
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初日の夜のライブは自分ともう一人のヲタクのみで入り、後から合流するヲタクを含めネタバレをしないで感想を伝えるという高度なミッションを与えられていたので、どちらかというと観察モードでライブを見ていました。以下には3公演見た中で印象に残ったものと初日の夜に本当に伝えたかったことを交えて書いていきます。

・逃げ水
間違いなくこのツアーを左右する2017年の乃木坂の夏曲です。公開当初からめちゃくちゃポジティブな意見もネガティブな意見も見ない感じで、悪い曲ではないけどこれが本当に夏曲なん?ってのが世間の意見なのかなと思います。僕は今までの人生で夏だからハシャごうとか、そういう経験よりはエモみの夏、それこそゲームの"ぼくのなつやすみ"みたいな感じが夏っぽくて、それこそ祖母の実家のお寺でただひたすらお経を聴きながら境内で横になって何も考えずにいた経験の方が勝ります。だからこの曲はかなり好きで、何が言いたいかってめっちゃ良かった。強いて残念なところはサビ前のせっかくの静寂で叫んでしまうヲタクくらいでしたね。何も否定するつもりはない意見として聞いてほしいのですが、今までの夏曲は完全にはしゃがせるほう寄りで、でもきっと後世に残るのはエモみの強い曲だと思うんですよね。脳にこびりつくのはこういう曲だと思います。だからこそこれが三期のセンター曲というだけで終わってしまうのは勿体無いし、この曲は後世に語り継がれるものではないかもしれないけど来年また正当な形で再チャレンジしてほしいと思います。 サビの徐々に連動するダンスいいよね。

・泣いたっていいじゃないか
高山一実初のセンター楽曲ってことで音源解禁前からどんな曲なのか楽しみで、曲を聴いたらめちゃくちゃ素晴らしい曲でツアーで聴くのも楽しみにしてました。振り付けもセンターの良さが400%くらい発揮されてるし、初見で西野白石の下を潜り、トライアングルを形成するのを見た時にはさすがに声が出ましたね。シンプルにこの人がセンターのシングルが見たいと思いました。

・未来の答え
いや突然このイントロ流すの反則やろwwとめっちゃ草を生やしてました。この曲とにかく好き(何でもかんでも好きな人)なんですが、何が好きってあんな可愛いダンスなのにサビでゾワっとくるところなんですよね。身震いするというか、シンプルに圧倒されます。最初の2公演は結構しっかり見てたんですが、これちゃんと見ると持ってかれるな…と思ったので最終公演は隣の伊藤理々杏推しのヲタクを煽ったら、想像以上に面白いコールをしたので曲の間ずっと爆笑してました。

・ライブ神
このゴミみたいな曲をきっちりしっかり最大限でやってる2期生、シンプルに見直しました。

・設定温度
いやこんな下手くそな設定温度の使い方ある?なんできっかけ枠で使うのか理解できないのですが、まぁこのツアー中だけかと思えば。(今後見る機会は少なそうですが)

・乃木坂シアター(茶番)
ああキタキタこれですよこれが夏のツアーですよと思いながら見てましたが、例年に比べればマシかな〜と思いました。そんな慈愛の心から一気に鬼瓦に変えたのが命は美しい。マジでこんな使い方して河口湖ステラシアターにどう説明するん?遊びでやっていい曲じゃないんですよね。ちなみにバレッタ。お前はなかなか良かったぞ。

・いつかできるから今日できる
映画あさひなぐの主題歌で初日の公演が初披露でした。正直インパクトは感じませんでしたが、歌詞をしっかり理解した上で映画までたどり着いたらそこそこエモそうな曲だなと思いました。あさひなぐの漫画読もうかなと思う程度には良曲でした。

・Rewindあの日
日によって変わるガチャ曲で、初日の公演で見ました。音源ではシンプルに興味がなかったので全然聴いていませんでしたが、披露されたものはとてもカッコよくてびっくりしました。これが好きなヲタクに見てほしかったですね。

・硬い殻のように抱きしめたい
ハリーおそまち曲なのでイントロが流れた瞬間に隣のヲタクとキタキタキタキタ…と声が出ました。個人的にはかなり好きな曲ですが、ライブじゃこの声は出せないだろうし、そもそもライブで聴いて良い曲でもないでしょと思ってましたが、ところがどっこい齋藤飛鳥の素晴らしい歌声に魅了されました。まずこれを生歌でこなすのマジ?という感じで、こんなスーパーアイドルがこの世に存在するのマジ感謝という感想。

・アンダー
良い曲なのは認めるんですがこの曲を認めちゃ行けないというかまぁなんていうかそんな感じでしたが、悔しいながらも素晴らしいパフォーマンスだった。この仙台ツアー通じて乃木坂の元気印みたいな存在の北野日奈子に笑顔が無く、初日はこのパフォーマンスを見せられたからこそ逆に腹が立ちました。ただ2回目も3回目もこの曲でのパフォーマンスは素晴らしいものだったし、相変わらず笑顔はありませんでした。話はぶっ飛んで猟奇的殺人鬼みたいなこと言いますが、この曲を選抜のしかも10福神くらいの存在のメンバーが披露するのを見たいですね。

・女は一人じゃ眠れない
アンダーの素晴らしいパフォーマンスを一瞬でぶった切る壮大すぎるイントロとクソみたいなダンスがマジで好きです。このツアーのセトリの中でも最も好きな繋ぎですね。強いやつは何やっても強いって感じで。

・インフルエンサー
あっ、どっか行った…。エッ?なんか箱の中に収納されながらダンスしとるけど…。えっ箱の上で何も踊っとらんけど…。ツアーなのでフル隊列でやれとは言いませんが、センターステージの端っこに沿うようにしてせめて普通に踊ってほしかったですね。本音は普通に披露しろやでしたが。まぁこういう風に披露できるようになったのもみんながちゃんと踊れるようになったからなのかなと思いますね。命は美しいもインフルエンサーも隊列組まないライブ、交通事故みたいなものなのでそれらの部分だけ記憶から抹消です。伊藤万理華さん人間の動きとは思えなかったな?

・スカイダイビング
楽しみにしてたので普通に感動しました。 サビの飛行機ダンス(?)のところ、一番は白石麻衣が二番は西野七瀬がセンターになってそれぞれで見え方が全然違うなと思いました。今後もライブでやってほしい一曲です。

・ひと夏の長さより…
このツアー史上モーストエモ歌(日本語)でした。何が良いとか説明できないけど、とにかく良かった。"愛し合ったこの日々は種の多いスイカみたいだった"こんな天才的表現をほいほいアイドルソングに連発するな秋元康。


全体としての感想はやっぱ夏のツアーって良いなってことですかね。夏のツアーがほぼヲタクデビューに等しいので、夏の全国ツアーの姿が1番このグループを感じるんですよ。バースデーは何かが違うし、クリスマスライブもなんとなく違う。もちろんフェス形式でみるライブの姿も違うし、全握ライブもまぁ紛い物。ライブに参加してるなぁと感じるのは夏のツアーだけなんですよね。それがいいライブであろうが悪いライブであろうが。本来的にはこのあとに神宮があって切腹後の介錯をしてもらえるはずなんですが今年はそれがないので本当に東京ドームを楽しみにしています。

自分がなんでこんなにこのライブを楽しみにしてたのか帰ってから考えていたのですが、一つ思ったのは、仲の良いヲタクとライブを見てその後感想を言い合った上でまた次の日ライブを見るというのはこのツアーくらいしかないからだと思いました。旅はしてもライブは見ない、アイドルの動画を見てもそれはリアルなことじゃない。けど夏だけは旅もしてライブも見て死ぬほど語り合う。まぁこの対象がアイドルなのが心底残念で最高なところなのですがそこに尽きるかなと思います。来年もみんなで行けたらいいね。お疲れ様でした。

さいたまダービー雑感

これほどまでにどんな試合になるか楽しみだったことはないというくらい試合前からどんなことが起こるんだろう?と想像しながらさいたまダービーに見に行ってきました。雑感できちんとしたものを書ける気がしないので起こったことに対して思ったことを列挙していきます。

・久々に埼スタに車で行ったので2時間前くらいにスタジアム周辺に付き、民間の駐車場に停めました。約4万5千入った試合でも停められるんやな~と思いながらスタジアムに向かったら、ちょうど選手のバスがスタジアムに入るところでした。選手のバスも2時間くらい前につくんだなと思いながらどんな顔してるか見たろwと冷やかしでバスを眺めていると、スタジアムの方からWe are Redsのコールが。バスの到着口にはものすごい数のサポーターが陣取って選手を迎えていました。もし仮に自分が選手だとしたら士気が上がるというより怖気づくなこれ…と思いました。

・最近のウォーミングアップって浦和の選手が出てくるのが早いんですよね。昔は相手GKから先にでてきてブーイング、そして浦和の選手がでてきて大歓声という感じでそれが好きでした。今回も浦和のGK2人から出てきて、大宮の選手が後でした。元浦和の加藤順大が出てきた時、大ブーイングに対して明らかに笑顔で余裕のようなものを感じました。思えば浦和の正GK西川周作の加入によって追い出されるような形での退団でしたしモチベーションは高かったでしょう。前半の宇賀神のシュートなど驚異的なシュートストップでこの日の引き分けに貢献していました。嬉しく思います。

・先発が確実視されていた長澤を楽しみにしていましたがベンチ外。抜擢となったのは菊池大介でした。関口訓充と同じようにミシャの型に嵌められることで技術的なミスが目立つ感じになっていましたが、その型が取っ払われたこと、そして久々の先発という機会で明らかに気合が入っていました。常に裏を狙う、逆サイドからのクロスには全力で飛び込んでいく、ある程度無理なところからでもドリブルで挑んでいく。その姿勢は素晴らしいものでしたし、10人が見て10人が素晴らしいとは間違いなく言わないと思いますが、僕はとても素晴らしいパフォーマンスだと思いましたし、だからこそ菊池のアシストを柏木が決めたあのゴールで試合を終えてほしかったです。

・チーム全体の話としては、今まで辟易していた攻撃面でのやり直しのバックパスがかなり減ったのかなと思いました。柏木は試合後のインタビューで「攻撃面での組み立てはまったく満足していない」ということを述べていたので不本意だったのかなと思いますが、ズラタンはこのチームに来てから初めて正しい起用をされ最高のパフォーマンスだと思ったし、とにかく燃えたぎっていた菊池と関根をサイドに置いて組み立てもなにもないと思いました。前半の細かいパス回しから菊池が抜け出してゴール前にパスをしたシーンや、ズラタンのヘディングでの落としに柏木が走り込んできたシーンなど攻撃にとにかく推進力がありました。湘南っぽいなと思いましたね。おや…?

・守備についても基本的にトライをして奪われているところからスタートするわけです。みんなが前傾になっているところからスタートするので出足は早かったですね。かなり良いと思いました。変な取られ方をしたのは1点目のパスミスだけでしょうね。あれは本当にやっちゃいけないですが、急遽3バックの左で出た宇賀神は素晴らしい働きだったと思うし、あのミスだけで無しにすることは個人的にできません。

・唯一相変わらずだったのは西川かなと。回ってきたバックパスに関してもどうせ蹴るならはよ蹴れよと思うし、溜めて蹴ってもつながらないんじゃ意味が無いんですよね。1点目もかなり不意を突かれているとは言えコースは結構限定されてるし触るところまで行ってほしかった。2失点目は正直論外です。アンラッキーな軌道でしたがそもそもなんでそんなに前に出ているのと思うし、あれくらい止めてくれないと話にならないですね。もうかなり言われていることですが一度榎本を試してほしいです。

・海外移籍が決まった関根。正直こんなタイミングで移籍するのか…と思いましたが、今年の夏にいなくなるのではというのは言われていた話でしたし、こればっかりはしょうがないですね。ここ最近のプレーは本当に気迫に溢れていましたし、海外でも恥ずかしくないプレーをしてくれると思います。ミシャがウイングバックとして起用したお陰で身体も強くファイトできる選手になりましたが、元々はドリブルなど攻撃のセンスが光る選手ですし、どんなタイプになるのか楽しみです。浦和から出ていった選手は必ず海外のチームで結果を出していますが、浦和の時とは違ったタイプになるので。

・個人的にはこの1週間でここまで整理できたならもっと良くなるんじゃないかなと思いました。槙野や那須もいない、遠藤も出られるかわからないという中でよくここまである程度まとめてきたと思うし、補強などで戦力が集まれば良い感じに落ち着くのではないかなと思います。まぁどちらにしても今年は捨てみたいなものなので、来季に向けていいチームができれば良いですね。

王朝崩壊

浦和レッズの監督ミハイロ・ペトロビッチが昨日の試合の結果を受け解任されました。

今回のアオアシのテーマがダイレクトサッカーとポゼッションサッカー、そしてアクションサッカーとリアクションサッカーについてのテーマで、本当にタイミングの良い漫画だなと関心してしまったのですが、ミハイロ・ペトロビッチ、通称ミシャのサッカーは個人的には究極のポゼッションサッカーかつアクションサッカーのコンボだと思っています。今季の当初にはバイエルンミュンヘンを目指して…という言及がなされていましたが、個人的にはペップ・グアルディオラがバルセロナを率いていた初年度から3年目くらいのサッカーと同一視しています。まぁ単純に最近海外サッカーをみていなくて知らないというだけですが。
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この図はあくまで理想ですが、例えば白色のマーカーの位置でボールをロストしたとしたら、相手のフォーメーションに関わらずスライドをしてコースを消します。コースを消し選択肢を消すことで相手のロストを誘うorプレスに寄ってボールを奪う。この連動を早くすることで相手側のハーフコートで試合を進めることができる。もちろん自分たちがボールを保持しているときは相手コートに攻めるわけなので相手コートで試合をします。要はずっと相手コートで試合を進めることができるのが理想というわけです。この原理は今現在もバルサはやっていると思います。というかペップが率いたバイエルンやマンチェスター・シティはこの原理をしようと思っているはずです。理想的には究極に近いくらい完璧なので。

時代の最先端がいつの間にか時代遅れとなることは珍しいことではありません。サッカーの世界ではそれが特に顕著です。ミシャのサッカーは確かに時代の最先端でした。ただ最先端であり続けすぎた。どのように対処すれば良いかわからなかったものを、対処され、逆に弱点を突かれ始めるようになりました。アオアシの中でいい言葉がありました。”これって結局技術力の差で押して行こうってことよね?それだけ?”漫画の中では上手い奴らがその技術力を活かしてロングボールを蹴る。正確なところに蹴ることがアドバンテージだよねと言っているわけです。それに対する対策は先に蹴る場所にポジションを移しておく、先に何をするかわかってしまうので対応できるというわけです。

それに対してミシャの教えは革新的です。蹴る場所を決めるんじゃなくて、居る場所を決める。要はどこにポジショニングを置くのかを先に決める。それだけではありません。ポジショニングを決め、さらに次にボールを蹴る位置も決めてしまうことで、選手のポジショニングに関する思考と選択肢決定に関する思考の時間(コンマ何秒の話ですが)を圧倒的に短縮するのです。基本的には能力の高い選手が揃っているので、少しでもマークを剥がすことができればそこからは選手のアイデアと高まったコンビネーションで打開することができる。少しでもダメだと感じたら起点となるディフェンスラインやGKまでボールを戻して組み立て直す。これがミシャサッカーの原理です。

じゃあこのサッカーって何が悪いと思いますか?答は素人にここまで解析されていることがダメなのです。僕が分析できてプロができないわけがないじゃないですか。今年に入り上手く行かなくなった要因はここ数年来研究され続けた浦和のポジショニングの対処方法です。それに加えこのチームは相手に起点を作られることに非常に弱い。ハーフコートで試合を支配しようとしているが故に1つ目2つ目のプレスでボールが奪えないときの切り替えがめちゃくちゃ悪かった。後ろ向きに走りたくないんですよ。だから浦和を自陣向きに走らせる回数を増やしてしまえば勝手に崩れていくわけです。ハーフコートディフェンスを思考していて選手は必死に前からプレスを掛けている。しかし相手は奪ったボールの1本目2本目のパスに命を掛けているので、上手いことボールを奪えないし、相手に崩されるシーンが増えてしまう。選手は焦ると思いますよね。最後の数試合なんか本当にディフェンスには迫力がありました。でも崩されてしまうのはそもそもこのディフェンスが欠陥だからとしか言いようが無い。後ろ向きになった時のディフェンスを教育されていなかった。だからと言ってリトリートディフェンスをしようしてもそれはできないと思います。元々そのような教育がなされていないので、もしできるとしても阿部勇樹くらいでしょう。

僕はいつかこのような限界が来るのではないかと思っていました。でもそれは守備の方ではなくて攻撃の方です。ミシャの革新的なことは先にポジショニングとその先のボールの行き先を決めてしまうことによる思考の短縮と書きましたが、と同時にそれは閉塞感なのです。行き先がわかる、出先がわかるのは上に書いたことと同じでやっぱり”それだけ?”なのです。今は確かに選手の能力の高さだけでコンビネーションは発揮できているし、打開することもできているけど、もし仮に相手の能力の高くなってポジショニングも研究されたらどうなるか?マジで何もできなくなるでしょう。より高いレベルの選手を取りますか?そういうことなのです。先にガタがきたのは守備でしたが、攻撃にもテコ入れが必要なハズでした。そういうところの圧倒的な個という点で加入したラファエル・シルバに期待していたし、そのブースト効果で今年は優勝できるんじゃないかと思いましたが、そう簡単にはいかないようです。

このチームには理屈に合わない個が必要です。でもそれを必然的に縛ってしまっている。最後に救うのはやっぱり個で、ミシャの首を一度救った広島戦の関根貴大のスーパーゴールは理屈なんてなにもない独力のスーパーゴールでした。そんな姿を浦和のサポーターは歴史的に知ってしまっています。そんな選手が大好きなのです。エメルソン、田中達也、永井雄一郎、ロブソン・ポンテ、ワシントン…数日前に開催された鈴木啓太の引退試合を見てしまったことがよりそう思わせるのかもしれませんが、まどろっこしいことなんて要らないから点を取ろうぜ、勝とうぜ?というのが、戦術も言い訳も要らないからとにかく勝てやというのがこのチーム。バルサだってパスサッカーだなんだって言われることが多いですけど、リオネル・メッシの理解不能なくらいの個で勝つ試合も数多く存在するわけです。このサッカーを染み付かせたい。ミシャがこのチームに残そうとしたことは偉大なことであると同時にありがた迷惑だったのです。とにかくこのチームには合わなすぎた。生きるか死ぬかその2択でできているチームには変化のない様は合わないんですよね。

ミシャ政権でやろうとしたことは決して否定されるべきではないと思います。財政は健全に保たれたし、クラブとの関係はとても良く信頼関係もあった。レッズランドの施設の増設を含め、チームというよりもクラブ全体を徐々に大きくしていった。ただチームを強くすればいいという監督も少なくない中、監督というよりクラブのダイレクターのような立場で助言をおこない名だけのビッグクラブから、形も整ったビッグクラブに変えようとした。チームとしての成績もタイトルには届かなかったとは言え高値安定で推移をした。でも同時に観客動員は落ちていった。魅力を感じないと思う人が増えていった。ビッグマッチにひたすら弱かった。伴うのはとても難しいことだとは思いますが、監督の名を高めるのは残念ながら成績、観客動員になってしまうのでしょう。とても難しいですね。プラスマイナス0のような状態を常に保っていたところでのこの成績。残念ながら解任が妥当と思わざるを得ません。
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今日なんとなく浦和レッズの練習場である大原サッカー場に行ってきました。午前中にTMがあったのですが、それも終わってファンも選手も誰もいなかったので特に何もありませんでした。画像の右の建物はまだ建設中なのですが、これはミシャが会見で話題にしていた新しいクラブハウスです。9月末に工事が終わるようで、もうすぐ完成します。この建物が完成するまで監督でいられなかったことはさぞかし無念でしょう。でもしょうがない。これもプロの世界で、このクラブはこれから100年先まで残り、これからも進歩していかなければいけないのですから。

ありがとうミシャ。あなたは確かに浦和レッズの一部となった。





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