こんにちは。
(´・ω・`)でございます。

最近、自分の中でかなり葛藤がありまして。
今回はそれについて書こうと思います。

まぁ仕事のことなんですけどね。

転職をして約7ヶ月が経ちました。
最初の頃は環境が大きく変わったことになかなか慣れない部分もありましたが、やってやるんだという気持ちもあり、自分で考えて動き、ポジティブな意識のもとで働いていました。

しかし、それがだんだんと薄れていき、現在ではどうしてか仕事がまったく手につかなくなってきました。

本当に自分でも驚くくらい何もする気が起きなくて、やらなきゃいけないと頭ではわかっているのに行動に移すことができなくて、すごく悩んでいます。

では、なぜこうなってしまったのか。
自分なりに考えてみました。
たぶんそれは「本当に自分のやりたい仕事」ではないからだと思います。

少し、僕の経歴を紹介しておきます。

僕は昔、塾の講師のアルバイトをしていました。
その後、そこでできた仲間とともに新しく塾を作りました。
大変でしたが、だんだんと生徒たちも集まってくるようになり、これからよくなっていくのかなぁ、なんて思っていましたがいろいろな事情により、退職しました。
そして今年の2月に転職し、こちらも塾ですが、現在に至ります。

では、僕の「本当にやりたい仕事」とは何なのか。


それは「教える仕事」です。


一般的に塾では教室を管理する責任者が1人いて、授業はアルバイトの学生が担当するという形式が多いと思います。
ちなみに私はその教室を管理する責任者であり、教室長なんて呼ばれたりしています。

今の塾業界ではこのかたちが非常に多いため、「おかしい」なんてことはまったくありません。
ただ、僕の個人的な意見としては、子供たちが直接体験する場であり、かつそこでの内容が子供たちの今後の成長に関わってくる「授業」を、軽い気持ちで入ったきたアルバイトの学生に任せていいものなのか、というのはずっと疑問に感じていました。

きちんと授業の準備をして、質問にしっかりと答えられるように知識を入れて、中途半端なものにはしない、という意識が果たしてアルバイトの学生に生まれてくるのでしょうか。
大学のテストやサークル活動や留学など、学生にもそれぞれの生活があるのでなかなか手が回らないし、余裕がないと思います。
自分の授業時間10分くらい前に来て、授業が終わればすぐに帰る。そのくらいの気持ちだと思います。
(もちろんすべての学生に当てはまるものではありません。熱心な学生ももちろんいます。)

そんな学生たちに対して「子供たちの将来がかかっているから」とか「自分が担当する生徒にはしっかりと責任を持って」とか言えますか?

現在、多くの学習塾ではそのアルバイト講師たちに、上記のことを求めるあまり、時間外労働が増えたり、教室長が過度な圧力をかけたり、学生の専門外の指導をさせたりということもあって「塾のバイト=ブラック」というイメージになっています。

しかしこれは当然の結果です。
なぜならば、アルバイトの立場でそこまでの労働や責任を負えないからです。
さきほど書いたように学生たちには学生たちの生活があります。その中で子供一人の人生を決めるような重い仕事を全うさせること自体が到底無理な話です。

当然、講師たちにそういう対応をし続ければ、講師は辞めます。
講師がいなくなれば授業ができなくなります。すなわち教室がまわらなくなり、生徒数もどんどん少なくなっていきます。
逆に「アルバイト」という立場で扱うならば、残念ながら授業の質は一定のレベルにしかならず、もしくは落ちていきます。
質が落ちるということはお客へのサービスが低下するということなので、こちらも生徒数減少へとつながることになります。

そして、すべての塾がそうではないですが、授業の質を高めることよりも、生徒数を増やすための営業的な戦略を練ったり、講習会で売上を達成するために必要以上の授業数を提案したりと、利益優先で考えてしまっている塾は数多く存在します。僕の塾もそうです。
もちろんこれは「悪」ではありません。むしろ会社としては利益を出さないと倒産してしまうので当然といえば当然です。

しかし、本当にそれが「教育」につながるかというと僕は違うと感じてしまいます。

学習塾という場所において、僕は入塾数、売上などの数字がしっかりとれる営業マンはいらないと思います。
むしろ生徒のことを考え、質の高い授業を提供してくれる講師がいてくれたほうがよっぽど評判になります。評判になるということはそれだけ口コミが広がります。口コミが広がれば紹介が生まれ、生徒は集まってきます。こういったことからも学習塾の「授業」というのは学生のアルバイト講師では力不足なのです。


そこで冒頭の「教える仕事」につながってくるわけですが、ちょっと長くなったのでこの辺で一旦区切ります。

続きはまた近いうちに。









ではでは(´・ω・`)