2011年10月

2011年10月31日

信用度が繁盛度

靴の売場でいつも感じること、販売スタッフが履きもしない安物を、よう売るよな〜っと思うこと
快適性、安全性、ファッション性を兼ね備えた靴なら上代1万円が下限でしょ
現状は9,800円以下の低価格品が量販店にどっさり、専門店でも散見
市場の8割方は、とんでもない安物靴が売られています。

春日部ロビンソン百貨店の靴売場で私の経験
有名ブランドAのおしゃれなスニーカーが6,900円、義姉にプレゼントしようと購入したが
でも待てよ、万一転ばれたら申し訳ないと考え、女房に履かせてテスト
コレが滑るのなんのって危険極まりない代物。百貨店の靴売場もこの有様
会員の安全性第一を考えている、生協の履物売場にも見たことがある。

昔、生協の顧問していた頃のお話、靴売場巡回していた私が担当バイヤーに質問
「どうしてこんな安物を扱うの」と聞いたら、答えは『売れるから』の一言
売れれば安全性は二の次、東電の原発事故と同じ感覚なのでしょうね。
こんないい加減な商いをしていたら、これから売上不振を招くのは必至

今から44年前、マギー直営店店長時代だった頃のお話。
扱い商品は出来るだけ、私と店のスタッフが履いてみて安全性をチェック
それでも全品チェックはとても出来ません。そこで販売直後にお客様へに電話して
「如何ですか、履き心地は?、滑りませんでしたか?」をず〜っと追跡調査
『ダメ』って言われた危険靴は、即交換・販売中止したことがある。

成熟社会は、「売れれば何でも売る」のはまだ許されました。
でも精熟社会は智衆化社会、安全・安心を第一義と考える社会
安物だったらキチンと安全性を確認してから売って下さいね。

shoebag_mizukai at 10:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年10月23日

商いを科学にすれば繁盛する

同じように皆な努力しているのに、繁盛のスピードが違うのは
ビジネスを経験に頼るするか、科学と捉えるかの違い
何時まで経っても、経験とカンで動かしているから失敗の連続
今度の東日本大震災と原発事故も、科学をバカにした「想定内」の事故

今から1100年前の貞観年代に起きた大震災の検証と
チェルノブイリとスニーマイル島事故を生かしていれば
1万5千人もの尊い命が失われなくても済んだのにと悔やまれる
今回の大震災と原発事故は、科学者や政治家、役人が過去の災害や事故を甘く見た人災

商いも同じ、殆んどデータを取らないし、取っても分からないし、
分かっていても使わない。経営者と社員は無知と横着の塊りなんですよ。
年中同じ失敗を繰り返し、売上を減らし、利益を下げて、欠損企業にする。
売れない理由、儲けられない理由は、キチンとデータを取れば対策は取れる。
売れないを売る理由に変える、儲けられないを儲ける理由に変えるのが皆さんの仕事でしょ

勘はデータの裏付けがあつてこそ働くもの
データの無い勘と、データがあっても使わない勘は、ただのヤマ勘に過ぎない。
反省ばかりしていても科学者は食うのに困らないが
店を潰したら社員は路頭に迷う。商人はいい加減な科学者や政治家、役人と立場が違う
だからしっかりしてね。

shoebag_mizukai at 09:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年10月17日

繁盛させる売上げデータの取り方

毎日取る売上データには、過去データと未来データが有る。
過去データとはニーズ・データで、低価格品や必需品の数値
5千円未満の運動靴、雨靴、ウォーキング、パンプス、ビジネスなどの商品です。
これらのデータは過去商品ですから、データを集めてもあまり意味が無い。

繁盛させるには未来の数値、「これからどうなる」のを予見させるウォンツデータ、それは
1. おしゃれギャルのお得意様・購買履歴
2. 1万円以上のヒットさせているブランドの売上データ
3. 5千円以上のケミカル靴を買っているギャルの売上データ
の三つを集めること

1 はお得意ギャルのブランドチェンジからファッショントレンドを知る。
例えば今まで「P&D」を買っていたお得意様が、「SAYA」に替われば
トレンドギャルはセクシー系からワーク系へ移行するのかな、が分かるでしょ

2は今ヒットしまくっているブランドで
交差比率200以上のカテゴリーを集めてアッパートレンドを知る。
例えばギャルなら「あしながおじさん」、シニアなら「モードカオリ」
ギャルは里ガールへ、シニアはクラシックなミドル丈のブーツがいいのかな、が把握できる。

3は「シュガーシュガー」や「ヴェンティアンニ」の動きを知ることね
ケミカルギャルのボリュームトレンドはマニッシュ系だな、がバッチリ分かるでしょ。

靴量販店だけでなく靴専門店も、低価格・低感度の過去データばかり集めたがる
だから品揃えが昨年と同じになって、お客様から飽きられて繁盛度ダウン
POSで1,980円や3,900円のデータを集めてもどうしようもない
データ読みも新聞記事の見方と同じ、昨日の出来事の中に未来が隠されている。それが1面
どうでもいい社会面ばかり見ているから、トレンドを見失うのね。

shoebag_mizukai at 07:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年10月11日

靴チヨダさんはキッズギャルを集めて業績アップ

半年前、顧問をしている問屋の社長さんから
「チヨダさんの業績がおかしいから、お店を見てくれませんか」と言われたので
シュープラザを拝見したら年寄り靴ばかり、「こりゃダメだな」と思いました。
そこで4月、ISF見本市で船橋社長さんに「この頃お店の調子はいかが?」お聞きしたところ
社長さん曰く「ウーン、厳しい」と仰られたので、私「キッズギャルを集めなさい」と答えました。

繁盛はギャルを集めのが近道と、日頃申し上げていますが
郊外型量販店のバイヤーさんは、お店にギャル来ないものと思っているらしい。
確かにOLギャルは来ませんが、少・中・高校生ギャルとギャル男はいます
しかも小母ギャル、小父ギャル、シルバーギャルを含めればゴマンといる。
今はね、1億総ギャル時代なのですよ。

先日10月4日にチヨダの船橋社長さんが、ISFで私のブースにお見えになって
「お蔭さまで業績アップ、昨対5%増で株価も上昇。ありがとう」とお礼を言われました。
靴ナンバーワン企業のチヨダさんだって、不振はギャル化を図れば業績向上
量販店も専門店同様、ギャルを集めれば繁盛するのですよ。。

だいたいコンサルタントの言うことを聞く方はあまり居ません。
まして後期高齢者と思われる大社長さんが、私の一言で動くなんてスゴイと思いませんか?
大きくなるだけが全てではありませんが、繁盛させることは全てなの
ギャル量=生命力=繁盛量ですからね


shoebag_mizukai at 08:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年10月03日

無いモノを作って売った成功例

靴を履いていない徳之島で、大型靴専門店で成功した「赤い靴」さん
シャッター通り化した商店街で、繁盛店になった金田町の「まつなが専門店」さん
海岸通りの倉庫街で、ストリート靴専門店で一時期話題を呼んだ青森の「K・ニーノ」さん
日本初紳士靴セレクトショップで人気を呼んだ「ウォークイン・つるや」さん
無いモノを作って成功させた例は沢山ありますが、
今回は子供靴企画卸で大繁盛中の大阪「ジャスト」さんのお話

今から15年前、GMSで店舗開発のお仕事をされていた今泉さんが
この先今の勤め先に未来はない。「靴の企画卸をしたいのだが大穴の業態は?」と
聞かれたことがあります。即座に私は「子供靴業界」と答えました。
先進国で日本くらい、子供靴が遅れている国は無かったから

欧米諸国では、きちんとした革のレースアップシューズを履かせているのに
当時の日本では、インジェクションの運動靴が中心、それも980円から1,980円という低価格
しかも市場には、おしゃれな子供靴は皆無、という驚くべき低感度・貧困状態
その上、手間ヒマ掛かる子供靴を売るのに、この価格では販売員のお給料も出せない始末

私が今泉さんに教えたことは、「おしゃれな子供靴を高価格」で売る。それには
1 子供靴を大人のファッション・トレンドと連動させる。
2 靴店に流すと1,980円で売られてしまうからアパレルに流す
3 上代3,900円未満の靴を作ると、小売店は採算が取れないから売らない。
の三つを守らせたことがありました。

靴業界に全く経験の無い今泉さんは大成功
日本の他、中国に子会社三つ設立して、いずれも盛業中
今は悠々自適の生活を送り、大阪湾を毎日ヨット三昧とか
無いモノを作り・売ることが、どれほど豊かになれたかお分かりかな。



shoebag_mizukai at 15:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)