2011年11月

2011年11月28日

スタートダッシュの鋭い店ほど衰退店

先日小売店さんを訪問した際、バイヤーさんと私の会話
私、「ところで最近の業績は」と切り出したところ
バイヤーさんの答え、『大震災の影響が一巡して10月〜11月はまあまあ』とホッとした表情
「それはMDが年を取った証拠ですよ」と私は申し上げました。
押し詰まってから買い物するのは、生命力の衰えたお年寄りが多いから

秋・冬のトレンド靴をいち早く買うお客様はティーンズ、夏が残る8月〜9月始めに買い出動
次に買い求めるお客様はヤング、9月〜10月に売上の大きなヤマが来る。
ミセス〜シニアは10〜11月、最後にシルバーが12月
年末に買物されるのが、安物目当てのファミリーとシニアメンズ
売上のヤマが遅れ気味で、しかもヤマのピークが高い店ほど衰退店

繁盛店はギャル向けDMでシーズン・イン
OL→ヤングミセス→ミセス→シニア→シルパーとリレーのたすきを繋き
年間通してハイレベルな売上げを続ける店が繁盛店
シニア〜シルバーのお客様でも、トレンドに敏感なアクティブなお年寄りは9月に買物される

最近業績が厳しい、特に2月・8月にトレンド物が売れない店はヤバイ!
しかも売上が後ろにズレ込んで来たら、早めにMDの若返り策を進めたい。
春はパワーのある60年代ロックに注目して、2月はギャルで鋭いスタートダッシュを掛ける。
その勢いに乗せてミセスとシニアに繋ぐ、それが繁盛店のMDパターンです。

shoebag_mizukai at 18:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年11月21日

売る店が繁盛店

お店を回っていてスタッフに「最近ど〜ぉ?」って聞くと、『売れませんね〜ぇ』と返って来る。
『去年みたいにファーは売れないし、山ガールは終っちゃったし、売れるのは安物ばっか』、
私は「売れない」のでなく、「売らない」のでしょ、
「売れない」のはブランドに頼る、売れ筋に頼る、ひたすら他の力に頼って努力していない証拠

お客様は経営理念や商品主張も無い、しょーも無い店にはもう近付きません。
お店の役目はお客様が元気になるフットライフの提案。スタッフの役目はその具現化
ただただ売れ筋だけを追っ掛けて、お客様を待つ時代はとうに終っちゃいました。
お客様が求めているのはパワフルな生活、自分の女度と男度をアゲる靴が欲しい
なのに商品は去年と同じ、ヤングは買わなくっていいや、シニアは安物で充分と思うでしょ

じゃー何を売る?トレンドヤングにはパワフルな60年代ロック、シニアには80年代ヤンキー
憧れていた不良少年・少女の風俗をヒントに、洗練させて文化に変えるのが皆さんの仕事
ファッションは「私はここにいる」と周囲にアピールする力を沸き上がせもの
「おしゃれ心は免疫力を高め長生き効果がある」百歳の現役医師、日野原先生も仰っしゃる

じゃあどーする、肉食女子向けにSMチックなブーティとサイハイ
肉食シニア姫にジョッキー、肉食シニア王子にはロッカーズ風バイクブーツを売る
ヤングに「OJI」靴、シニアに「年寄り」靴を売るのは草食化の証
慎ましく生きるファッションもいいけど、お給料も慎ましくなるのを覚悟してね。


shoebag_mizukai at 16:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年11月14日

スマホ活用で繁盛度アツプ

いまスマホ(スマートホン=多機能端末)がもの凄い勢いで増えています。
これは靴小売店現場にとって大変化を起します。
在庫管理、商品知識、固定客管理に凄い威力を発揮するでしょう。
スマホが靴店現場をどう変えるかに注目。

先ず在庫管理。スマホを値札のバーコードをかざせば、色別、サイズ別の在庫状況と
欠品の場合、代替品のお勧め表示や、予定入荷日などが画面上に表示が可能になります。
またその靴の素材、製法、どんな服との相性がいいか、コーデネイト上のポイントや
作った職人さんの顔写真付き「こだわり表示」を載せることも出来ますね。

一番威力を発揮するのは、固定客管理
上得意様の顔写真や、靴の購買履歴、購入時の会話と対話などのエビソードが
画像付きで表示が可能になり、販売スタッフ全員に配信も可能
固定客の情報共有に大いに役立ちます。

例えば水飼さんの販売担当が坪谷の場合、来店時に坪谷がお休みしているので
代役の川崎が水飼さんの顧客情報を見ながら接客することも可能。
顧客データから「最近リーガルからドラゴンベアードにブランドチェンジしたらしい」
会話時のエピソードと購入履歴を見ると、好みはトラッドからモードへ移行したな、そこで
「今日スニーカーをお求めに来られたので、前回買われたNBではなくモーブスを提案しよう」
なんてスゴイことが出来るようになります。

スマホはあらゆる業界を破壊する「悪の端末」といわれています。でもそれは旧業態のこと
スマホを活用してMDや接客に活用すれば「繁盛端末」化へ変えることが可能
スマホで夢のような靴業界にしてみたいですね。





shoebag_mizukai at 09:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年11月07日

緊張感を欠くと繁盛は遠退く

お店にお伺いしてつくづく感じるのは、商品、店、販売スタッフに緊張感が欠けていること
特に品揃えが面白くない。これはファッション誌の影響もあるのでしょうね
「らくちん靴」や「等身大」、「シンプルベーシック」や「プチプラ靴」など
ファッション誌にはとんでもないコピーが飛び交っている。こりゃマズイなと思います。

「ラクチン靴」といってぺったんこ靴を売っていたら、体中の筋肉を落として健康を害するし
「等身大」の靴を売っていたら品揃えは他店とみ〜んないっしょになってしまう。
「シンプルベーシック」なんて言われて定番靴ばかり仕入れて売場はマンネリ化
「プチプラ」と囃し立てられて安物ばっかり揃えたら売上げ大幅ダウン

靴店は単なるモノを売る店ではありません。
お客様をキレイにする「勇気」、楽しいシーンを演出する「ドラマ」、健康にする「提案」を行って
女度と男度を上げる「カツ入れアイテム」ショップなの

売れなくなっても社員の皆さんのお給料を下げてくれるならかまいません。
でも店は売上1割ダウンしたら利益が1割減るわけではありません。即・赤字なの
売れない、儲けられない、でも「お給料は欲しい」では会社はやってはいられない。
商品、店、販売スタッフに、1ミリたりても心のゆるみはご法度
勘違いしないでね。








shoebag_mizukai at 06:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)