2014年07月

2014年07月28日

無在庫販売を進めるのが繁盛店への道

IT時代はモノの価格破壊を激しく進める社会。
新商品はもとより在庫品の価格下落はすごい。特にァッション品在庫の下落はもっと凄まじい。
1年間経つと売値はほぼゼロ、値下げロス率は1日間で0.274%に上る。
計算式は100%÷365日=0.274%
昨日入荷した1万円の靴は、今日1日で27円下落し9,973円へ、10日後に9,726円
100日後には7,260円へ下げなければ処分できない計算
期末バーゲンが3割引き〜半額になるのは、上記の計算式でご理解いただけるだろう。

無在庫で高収益を上げた例で有名なのは、トヨタ自動車の「かんばん」方式
挙母工場でピストン在庫の山をみつけた、工場長の大野耐一さんは
声を荒あげて「こいつを全部、外の池に捨てて来い」と工員に命じた。
工員はピストンを台車に乗せて、外にあった防火用の池に泣く泣く流し込んだそうだ。

ピストンなんか腐る物でもない、ファッション品でもない。在庫していても問題はなさそうだが、
それを「無駄だ」と怒鳴り捨てさせて、工員の在庫意識を変へたそうだ。
「必要な時」「必要な分」だけ作れば良い。それが現代トヨタの高収益の背景にある。
ピストンは捨てても、その後のエンジンの組み立てには何ら支障はなかったそうだ。

靴店も同じ、何であんなに在庫を積むのだろうか、
売場1坪当たり陳列在庫は売価で平均50万円、同じく年間売上高は平均250万円、
250万円÷50万円=年5回転、365日÷5回転=73日
1日売上高の73倍の在庫を持ちながら、まだ在庫室には入りきれない商品で満杯

ファッションは生鮮食品と同じ、鮮度や旬を求められる商品。
そこで在庫減らしの対策、空箱と修理品、お取り置き商品スペースだけ残し全て売場に転用
陳列在庫も1日平均売上高の45日分に抑える。
1坪当たり陳列量は売価換算37万円を上限とする。

少ない在庫で売り業績アップさせた、私の店長時代のお話。
〕益額は劇的に改善。∪楜匍蚕僂慮上。作業量が激減
特に△貴重でしたね。リーガルを切らしていれば、スコッチグレインを
ピンキー&ダイアンの変わりに、セブン・トゥエルブ・サーティを売る
販売員全員が少ない在庫で売る力を、身に付けたのが大きかったですね。

shoebag_mizukai at 15:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年07月20日

繁盛店の品揃えはエレガンス・カジュアル靴が本命

景況感が上向き、靴業界のトレンドはエレガンスから、カジュアルへ移行中
秋冬はトレンドは、モダン・スポーティブ感覚が強まる。
服のシルエットに、ルーズやオーバーサイズが増え
ラスト(木形)やソール、ヒールにボリュームが付き始める。

レディスは、パンプスよりボリュームのあるブーティが本命
カッターは、よりボリュームのあるショートブーツへ
スニーカーは、インヒールやハイカットタイプに注目
底は厚めのラバーソールやストーム付き、ヒールも太いチャンキータイプが増える。

ボリュームがトレンドになれば、素材やディテールにボリューム付きは必須
ファーやハラコにレオパートのプリント。斑や鱗の大きなクロコやパイソンが面白い
ボンディングやキルティングなど、厚ぼったい素材にご注目
ディテールは太いベルトや変形スタッズ、履き口にファーやニットなど
大胆でインパクト感のあるデザインが登場しよう。

そこでこの秋、大ヒット間違いなしのカリスマ・ブランドをご紹介
ブーティはセブントゥエルブサーティにサバサバ、ストロベリーフィールズがお勧め
カジュアルブーツはワークスやあしながおじさん、ヒップスが巧い
ミセスはクラークス、モードカオリ、フィズリーンに注目
上手なミンクス、ジェリービーンズ、シュガーシュガーはもっと高価格化を図ってもらおう。

アベノミクス効果は来春消費増税時まで、2015年度秋冬はアベバブルが弾けて失速
16年度は大不況へ突入、トレンドはルーズなカジュアルから、タイトなエレガンスへ
ペンシルトゥにピンヒール、ニーハイ・サイハイのロングブーツが復活
靴業界は好・不況、どっちへ転んでも売るモノに困らない。
靴って素晴らしい、ありがたい業界ですね。




shoebag_mizukai at 15:23|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年07月15日

この秋・繁盛店を目指す品揃え

好況感アップが続き、靴専門店の業績は、増税後の落ち込みは少なく快走中
中でもスニーカーは好調で、この夏・秋もレディス中心に拡大中
そこでこの秋、昨対売上高二桁アップさせる繁盛手法を公開

メンズスニーカーのトップトレンドは奇抜感、インパクト感のあるディテールが売れ筋
ビッグロゴ、スタッズ、チェーン付や、レオバードやスネーク等のアニマルプリント物に注目
コンバースやアドミラル、ナイキやプーマがヒットブランド
スピングルムーブやソールスターからも目が離せない。

レディスの売れ筋は、シューズをヒントにしたデザインが大ヒット
ブーティやカッター、バレエやドライビングの、スニーカー・バージョンが注目される。
スケッチャーズ、ルコックスポルティフ、ラコステ、フレッドペリーが売れる。
スダッズびしばし付けた、インヒール・厚底ラバーの、ロンドンスニーカーも量販期待
シュガーシュガー、ミンクス、ヨースケ、ヴェンテアンニが超売れ筋ブランド

キッズもスニーカー・シューズやスニーカー・ブーツが大目玉
女の子にDCやインディアン、男の子にスピングルやナイキのブーツ版が売れる。
ただしキッズスニーカーは、運動靴やフィールドタイプでは低価格過ぎて
売上げは取れない、スタッフの給料も出せない。
あくまで3,900円以上のシューズバージョンを拡大

本格的なスニーカーブームは来春から、安部バブル崩壊後の再来年度春がピーク
低価格のケミカル品、ニーズ品売場を縮小させて、
その分スニーカー売場を1割増床、来春はスニーカー売場2割拡大させ
バブル崩壊以降、久しぶりのスニーカーブームに備えたい。


shoebag_mizukai at 10:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年07月07日

幸せドラマを売る店が繁盛店

靴店は靴を売るのが商いと、勘違いしてはいませんか、
確かに昔はそうでしたが、今ではお客様の家庭内在庫は一人26足
履き切れないほどの靴が、シューズボックス(下駄箱)の中に眠っています。
お客様は靴を新たに買うどころか、捨てたいくらい
モノから離れ、モノを捨てる「断捨離ライフ」が、流行り言葉になりました。

そこで、一昔前から盛んに言われたのが、コト(生活)売り
ビームスやUアローズのような、ライフスタイル・ショップがもてはやされました。
洋服だけでなく、靴・バッグ・関連ファッショングッズをトータライズして売る
コト売り提案による、生活シーンのセット販売です。でもコト売りはそろそろオシマイ
お客様は賢くなって、家庭内在庫を上手に組み合わせられるようになったから

じゃあこれからは何を売る?それは楽しい生活ドラマを売る
今は集中豪雨時の暗い雨の日に映える、靴・バッグを携えたお仕事ドラマ
梅雨が明けたら夏休みが待っている、海外や国内リゾートを楽しく送る旅行ドラマ
8月上旬は実家に集まり家族の絆を確かめ合う、お盆を楽しく送る帰省ドラマ
それも単発ではなく、楽しい物語を連続ドラマにして、何本も組み立てるのね

店は劇場、売場は舞台、お客様は主役で、販売員は脇役
この前来られたお客様と、今回はどうのように演じ、感動・感激させるのか
販売員はシナリオライター、兼・舞台装置係り、兼・役者なのね。
お客様とのドラマを楽しむには、セリフを用意しなけりゃなりません。
それがお客様別個人ノート。私のお客様ファイルには、会話と対話記録がびっしり
だからお客様との楽しいドラマを、無数に組み立てられるのです。

単に在庫は罪庫に変わるけど、楽しい生活ドラマなら在庫は財庫に変わる。
財庫は持つほど売上高と利益を増やす。業績は無限大なのね。
店と販売員は楽しいコトを沢山経験する、「楽暦」を積む時代が到来しました。




shoebag_mizukai at 15:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)