2007年07月

囲碁将棋チャンネル

王座戦、挑戦決定の森内vs久保を横目で眺めながら、例によってゴチャゴチャやっている。△5三飛が、森内さんらしいごっつい手。それにしても、最近のプロは、中飛車とか石田流の力戦系振り飛車が多い。見ている分には面白いのだが、マネが難しいので困ってしまう。プロ棋士もこういうのを体系化した本で、誰がいいのを出すのかの先陣争いだろう。

最近囲碁将棋チャンネルに再加入した。ネットでしょっちゅう中継もあり、将棋ブログ、サイトなども多く、さらに将棋以外にもやりたいことがたくさんあるので、いくら時間があっても足りない。銀河戦にブロガー棋士が複数進出しているらしいので、見たいと思ったのが再加入のキッカケなのだが、ちゃんと勝ってくれるのだろうか。
片上講座、ブログでもふれているので見たが、夫婦でやっているのは知らなかった。月間順位戦を見る。北尾まどかさんが、きびきびした聞き手振りを発揮。森内名人の名人戦第七局、自選解説が聞けた。
ただ、それより面白かったのが、升田vs大山の名局解説。升田式石田流を採用しているのだが、序盤の感覚は、まさしくさっき言った現代風力戦振り飛車だ。やはり時代の先駆者だったのだろうか。
森内名人は、升田の著作や当時の観戦記をチェックしているようだ。解説のためもあるのだろうが、昔の将棋にも興味があるのかもしれない。歴史に残る一手という△3五銀は確かに派手な手ではある。
最後に、森内名人は大山将棋に似ているというイメージをもたれるかもしれないが、升田将棋のほうが好きだといっていた。棋風の問題はあるのだろうが、名人にも新たな戦術を開発して欲しいと思う。
銀河戦も、大詰めの予選を見ている。銀河戦は色々な女流が聞き手をしている。そんなに慣れてない人もいるだろうし、きっと実際にやると大変なことなのだろう。文句を言ったりしたら悪いとは思うのだが、たまにあまりに自分の意見などを言いすぎる人がいる。女流も当然強いし、何か言いたくなるのだろう。でも、特に超一流棋士が解説の時などは、少しでも多く考えを聞きたいのが人情だ。やはり「聞き手」として解説者の話を引き出すことを第一にして一歩ひいて欲しいと思う。もっとも、ただ聞き役に徹しているだけでは物足りなかったりするので難しいところなのだろうが。
その辺が抜群にうまいのは、山田久美さんだと思う。基本的には、解説者をよくたてて気分良く自由にしゃべらせている。しかし、時折遠慮がちに「あのう、こう指すとどうですか」と鋭い指摘をして、解説者が「あっ、そんな手が」と狼狽する姿を何度見たことか。痛快である。とてもバランスがいい。
以前から銀河戦を見ていてたまに、「出すぎる」聞き手がいるのが気になっていたのでつい書いた。無論、これも人によっては感じ方が違うのだろうが。何か神経質なオヤジの愚痴になってしまった気がする、

遠山雄亮よんだん@ご主人様、王手です

ご本人がブログで告知されているので見てみた。
感想は・・・・・・・・・・・・・。
真面目に言えば、全く将棋も知らず興味もない女性に、どう将棋を教え込むかのモデルケースといえるだろう。
しかし、いきなりはじまる「上司と部下」ミニコントは一体なんなんだ。中川先生、いい味出してるが「上からの決定なんだよ」とかいってるのは、セリフなんだろうか、アドリブなんだろうか。
へぇ、縄跳びに六級なんてあるのか。
所々にサービスカットが入るが、この番組はいったいどういう視聴者層をターゲットにしているのだろうか。それとも単なるウケ狙いか。
「銀はカニの形の動きをしますが、横には動けない」というギャグ、メイドたちにはクスリともされずに思いっきり納得されていたのは、遠山先生には気の毒だった。それとも、単につまらないと思ったのだろうか。
「ミスターX」、私もよく分からないのだが、すかさず突っ込みを入れていたメイドはなかなかだなあ。
と、どうでもいいことばかりが気になってしまう私だった。
総じて、色々な意味で、このメイドたちは、なかなか遠山先生にとっては強敵だと思う。
本当に三級にしてあげることが出来たら大したものだ。

土曜の日本女子プロ将棋協会(LPSA)等のイベントが終わって

まず、王座戦女流一斉対局。夕方以降見ていたのですが、あまり盛り上がれる場面がなかったのがすこし残念でした。途中まで皆善戦したという去年を見てないのですが、今年は、清水さん以外は、ずっと苦しい戦いだったようです。色々な棋士が共通して指摘するのは「持ち時間が五時間」といいうこと。さすが一年に一度の対局で「慣れろ」というのは酷でしょうから、長時間の女流棋戦がでてくることに期待したいところです。
女流については、将棋ブログのわが「ザ・タッチ」の片割れnanaponさんも書かれています。(えっと、興味、関心の対象や感じ方が良く似ているという二人の内輪ネタなんですが、多分こういうこと書いても楽しめるのはnanaponさんと私だけで、他の読んでくださっている方にはご迷惑かもしれませんが、まあ将棋ブロガーも、こういうこと言いつつ楽しんでないとやってられないもんすから・・。)
さてと、中原先生と先崎先生の女流観を紹介されています。特に先崎さんは、かなり本質的な思い切ったことを言われてますね。後で紹介する羽生さんの挨拶でも、「女子が活躍しているジャンルが盛り上がっている」という指摘がありました。将棋界には、なかなかフェミニストが多いですね。もっとも、誰しも(まあ私も)、フェミニストにならずにはいられない内部事情があったりするわけなのですが。

LPSAの、女子プロトーナメントも設立パーティも大盛況だったとのこと。まあ、いつものことですが、なんてLPSAファンとしてはちょっと強気に言ってみました。
トーナメントでは、中倉宏美vs藤森戦が面白い将棋でした。先日優勝した藤森さんは、早指しがお得意のようで、あんなに見事に左桂がさばけたら、弱い我々レベルの振り飛車党でも普通は必勝でしょう。しかし、中倉さんも辛抱して見事逆転。渡辺竜王も指摘されていますが、かっこいい収束の仕方でした。
ところで、渡辺竜王の解説については、将棋SNSのコミュニティ「第一回女流棋士トーナメント」(外部公開)で社長が生実況されていました。その書き込みを見ると、竜王解説は絶好調でノリノリ(笑)だったようです。相当盛り上がった様子が伝わってきます。

設立パーティでは、なんと羽生三冠が挨拶。この動画、多分もう見られた方も多いと思います。羽生三冠が今回の独立を「将棋でいう勝負手」とお得意の比喩で表現されていたのは言い得て妙です。勝手に続けてしまうと、「勝負手」が見事に奏功したということなのでしょう。
また、バランス感覚に優れた羽生さんらしく、「私がここで挨拶していていいものか」と、冗談めかしてちゃんとことわっています。無責任な一般ファンとしては、こう言わせていただきましょう。
「いーーんです」(川平慈英の口調で。)
あんまり、こんなことばかり言ってると羽生さんに迷惑かもしれないので、一応付け足しておくと、無論羽生さんはLPSAだけでなく、女流棋士会にも、両方頑張って欲しいということなのでしょう。
他にも、森内名人をはじめとして、多数A級棋士が出席されていたそうで、ファンとしてはとても心強く感じます。もっとも、「A級はこういう方々ばかりなのに、なぜ将棋界全体は」、というような余計なことを言いたくなるところですが・・。
中井さんの挨拶動画もアップされています。「本当に色々なことがあった」というのは、泣かせます。この挨拶を聞いていると、中井さんのような人柄の方が団体のトップ、顔なので、LPSAもうまく行っているのだなあと感じてしまいました。どう考えても、いいリーダーですよね。

日レスインビテーションカップ・第1回女流棋士トーナメント・王座戦女流一斉対局

竜王戦は谷川九段完勝の模様。今回は、片上、中原と、注目される相手を次々に負かすちょっと損な役回りになったような気がしないでもありません。つい忘れがちになりますが、やはり谷川さんが無冠というのも相当違和感があります。渡辺竜王も、谷川さんの棋譜を盤面にしっかり並べて勉強したという方ですから、このお二人の対決も是非見てみたいところです。

土曜は女流のイベントが重なってしまいました。

LPSA 日レスインビテーションカップ・第1回女流棋士トーナメント
設立記念パーティのお知らせ

渡辺竜王の解説つきで、その後には設立パーティも行われるとのこと。私は、土日は事情あって自分の自由に行動できないことが多く、まあ普段の心がけが悪いんでしょう。行ける人がうらやましー。当日は家に張りついていなければならないので、せめてネット中継だけは見るぞー。
今LPSAのHPを見たら、中倉彰子初段が、女流王位戦リーグで岩根忍初段に勝ったそうです。まあ、中倉さんにすれば、それぐらい当たり前なのでしょうが、岩根さんって奨励会一級まで行ったんですよね。奨励会一級というのは、私のような奨励会信仰者?のアマの頭の中では、もうそれはそれはとんでもなく強いのですが、岩根さんでも思うようにはいってないようなので、やはり女流のレベルがあがっている証拠だという気がするのですが。どうなんでしょう。
女性が奨励会の中で、周りが男性ばかりの中で、一人、二人でやらなければならないハンディというのは、どれくらいあるものなのでしょう。また、奨励会経験の女流は、大会後、どの程度強くなるものなのでしょう。それと、私には、奨励会の三段から上級者辺りの実力差がどのくらいあるのかが、よく分からないのですが。現在の女流のレベルを考える上で、そんなことがちょっと気になったりします。
それにしても、中倉さんの対局姿、当たり前ですが、こわいくらいに真剣そのもので、いいもんですなあ。

NIKKEI NET 将棋王国 王座戦女流一斉対局

朝日杯で女流旋風が吹き荒れている、あるいは吹き荒れかけているので、当然こちらにも注目が集まるでしょう。渡辺先崎両氏がコメントしています。
片上氏も、ブログ記事を書かれたばかりです。
まあ、男性棋士も、仮に(あくまでも仮にですよ)、「まだまだ男性棋士が女流に負けるわけないじゃん、アホかよ」と思っていたとしても、表立ってそれを公言する勇気のある人はまずいないでしょう(笑)。多少はリップサービスも混ざっているような気もしますが、今回の三人は、皆あまりお世辞とかいいそうにないタイプなので(笑)、ある程度額面通りに受け取ってよいと思います。特に先崎氏が「粘っこく指せば二勝もありうる」と言われているのが目を引きます。渡辺氏は「一勝してほしい。そのチャンスは十分ある」、片上氏は「男性側が悪くても3−1以上」、とのことです。
ところで、片上氏の五時間対局についての分析を一部引用してみます。

「長時間互角のまま局面が推移していく、そういった経験がないのが大きいと思うのです。これは持ち時間が長い、短いというだけの話ではありません。」「プロの将棋では、一局の間にさまざまな駆け引きがあります。昨年はそうした勝負の最後の部分で、差がついたような印象を持っています。これは単なる「終盤の力」というのとも、またちょっと違うのです」。
「時間がたくさんあるからこその悪手、あるいは時間が「少なくなってきた(もともとはたっぷりあったのに)」ゆえの悪手というのも、プロの将棋にはたくさんあるのです。」

別に女流の将棋に限らない、プロの将棋についての貴重な証言といえそうです。長時間相手を前にして盤面に座って戦っていると、単に棋譜だけ見てもシロウトには分からない部分がたくさんあるのでしょう。
それはさておき、こういう高度な話でなく、ザックリ言った場合の「終盤力」というのは、やはりまだ男女差があるのでしょうか。少なくとも、短時間の朝日杯の石橋さんなど見ていると、「終盤でも相当やれそう」と思ってしまうのですが。まあ、とにかく今回の対局を楽しみに見たいと思います。LPSAが終わる夕方以降は、丁度こちらの王座戦をゆっくり見られそうなので。

ところで、中井さんも他の女流にエールを送っていますね。「(イベント会場の)新宿から一生懸命、対局している女流棋士にパワーを送りたいと思っています。」とのことですが、中井さんのような方にこんなことを言うのは失礼だとは思うのですが、なんだかちょっと可愛らしすぎませんか(笑)。「一生懸命パワーを送る」って。読んでいて、なごんでしまいました。

王位戦第二局、思わぬ記事を取り上げていただいて

王位戦中継は、対局室の一分ごと更新の静止画が見られます。六時前からしばらく羽生さんの静止画を見続けていたのですが、毎回違うポーズですねえ。かつてジャーナルで加藤一二三先生が「羽生さんの対局姿は私以上に動きが大きい」といわれていて、思わず画面に「えーー、加藤先生以上ですかーー」とつっ込みかけたのですが、本当にそうなのかもしれません。さすがに、対局相手の後ろに立って盤面覗き込みの荒業は、羽生さんはしないのでしょうが・・・。
北海道出身の中井さんが大盤解説の聞き手で行かれていますね。島さんとの解説とのことで結構なことです。まあ、これはLPSAファンの勝手な要望に過ぎませんが、NHKさんも、竜王戦や、名人戦や、ジャーナルの聞き手にLPSAの女子プロを使っていただきたいと思います。別にそうしちゃいけない規則なんてまったく存在しないはずですから。

石橋さんが朝日杯で連勝したことについて記事を書きました。「女流頑張れー」という気分で、はっきりいって、かなり勢いで書いてしまった部分もあります。棋力が高かったり将棋界に詳しい方からは「分かってないなー」と思われるかもしれないなあと、すこし心配しながら。ところが、プロ棋士の方がわりと好意的に取り上げてくださいました。もし紹介してくださるなら、あんなふざけたギャグで締めたりしなかったのに、と死ぬほど後悔したのはともかく、女流を応援する一ファンとしてはとても心強い思いがしました。
まだ私は週刊将棋を読んでないのですが、序盤を不安視する意見が多いというのは意外でした。むしろ終盤でさすがに力負けしているのかなあと思い込んでいたので。しかし、石橋さんの戦いぶりを見て一番驚いたのは終盤です。「終盤の魔術師」に一歩もひけをとらないで戦っているのは正直背筋ゾクゾクものでした。だから、片上先生の女流の終盤力についての評価が、正しいのではないかと希望的観測を交えながら思ってしまいます。
持ち時間についての片上先生の分析は、さすがにプロならではのもので、私などの弱いアマには頭では理解できても本当にはよくは分からない世界です。でも、一言だけ余計な感想を加えておくと、女流のトッププロの持久力とか、根性とかは並みの男性プロより上のような気もするので、それこそ慣れれば時間が長いほど男性を圧倒ということになってもおかしくないのではないでしょうか。
それともし、本当に序盤に弱点があるのだとしたら、ある程度は努力で補える部分なのでは、というのは素人考えなのかもしれませんが。
とにかく、女流棋士の棋力についてあのような評価をする男性棋士がいるというのは、うれしいことです。でも、ああいうことを書けるというのは、まだまだ余裕があるからともいえます。もう余計なアドバイスめいたことを女流にしている場合じゃない、と片上先生に悲鳴を上げさせる時代が早く来ますように (笑)。

竜王戦 佐藤vs久保戦

振り飛車党としては、藤井システムの最新形らしいので興味津々で見ている。でも、昔の藤井システム以上に弱い人間には指しこなすのは無理そうだけどね。
あっ、もう久保さん投了。うーん、これじゃ私レベルが、無理に攻めても居玉での反発がきつくて負けるのとあんまり変わらないじゃない。振り飛車党としてはつらいなあ。
しかし、歩をいくつも成り捨てての佐藤さんの寄せ。気持ちよさそうでした。こんな寄せられ方されちゃぁね。
ということで勝ち残っているメンバーで「新鮮」なのは中原先生だけになっちゃいました(笑)。

石橋女流四段 朝日杯で二連勝

森先生に勝っちゃいましたか。私みたいなオジン世代にすれば、森さんといえば中原先生との名人戦での剃髪の挑戦者ですよ。終盤の魔術師ですよ。羽生さんとのタイトル戦でも、得意のひねり飛車で苦しめた実力者ですよ。いやー、感無量というかなんと言うか。
しかも勝ち方がね。パンチが入ってそのまま押し切ったというわけじゃない。一回戦もそうだったけれど、終盤結構もつれてゴチャゴチャした戦いになったのを、力で勝ちきってしまった。
清水さんもすごい。何しろ破った相手が短い持ち時間では定評のある神吉さん。さらに、二回戦ではB1のバリバリの新鋭の畠山鎮さん。絶対マグレじゃ無理でしょう。
女流のレベルが上がっているのは間違いないけれど、もしかして何か起こりつつあるのですかね。男性プロからすれば、多分女流の力を認めつつも、まだ普通にやれば勝てるくらいに思っているのではないかしら。よく分かりませんが。しかし、こういうのは何かひとつきっかけがあれば「雰囲気」が一変する可能性がある。トップアマが若手プロに勝つのは不思議でもなんでもなくなりつつある。女流も、もしかしたら今後そういう「雰囲気」になるかもしれない。たまに勝つこともある、っていうんじゃなくて、トップの女流なら、予選でひとつ、ふたつくらい勝つのは当たり前という感じに。戦いにおいては、やはり心理面も大きいのだから、「雰囲気」が変われば「勝てるかもしれない」ではなく「普通に勝つ」という気持ちで戦えば、さらに勝つことが増えるかもしれないし。朝日杯、ひょんなことから生まれた棋戦ですが、見逃せません。
ところでLPSAのサイトで生中継されたのも注目。当然主催紙の協力があるわけで、朝日さんもなかなかイキなことをしはりますなあ。なぜ関西弁なのかはわからんが。
将来的に女性のプロ棋士がもし生まれるとしたら、まだ見ぬ若い世代なのだろうと思っていた。でも、編入試験や、三段リーグ編入から抜け出る形で出たって別におかしくないじゃない。今のところは、まだほんのチョビッとだけども期待してしまうよ。
って、相変わらず気が早いオイラだが、今後こういうのが徐々に増えてくるのではないか、というくらいのことは言えるのではないかしら。
今日ネットを開いたら、女性漫才師のパイレーツの浅田が結婚などという、どーでもいいニュースがいきなり目に飛び込んできた。全く関係ないけど一世を風靡したギャグを使ってお祝いしてあげよう。

「女流棋士が男性プロに勝っても当たり前、だっちゅーーの。」

週刊将棋、文藝春秋での羽生さんの対談

週刊将棋、藤井さんの講座二回目。今度ははっきり「こうしろ」という形でいわれているので、前回と違ってインネンのつけようがありません(笑)。
端香の位置、結構衝撃的でした。角を成られて直接香車をとられる形も相当抵抗あるんですけどね。勿論場合によっては使い分けるということなのでしょうが。もっとも自分の場合やることなくなって、とりあえず香あがっとこうか程度のレベルだけどねーー。
また、良くある二枚換の手筋。やっぱり銀をポロリと先に取られるのは相当抵抗があるので、絶対やってないのですが、一度試してみようかという気になりました。もしボロ負けしたら、自分の棋力は棚に上げて、藤井さんを呪うことにします(笑)。



文藝春秋の羽生善治三冠と作家の小川洋子氏の対談を読みました。チェスのフィッシャーが日本に一時拘束されたことが話題に出ています。当時「勝手に将棋トピックス」や「戎棋夷説」でも、熱心に取り上げられていたので私も知っています。
あの問題の本質は、拘束にきちんとした法的根拠があるのかということで、各界が働きかけて、フィッシャーがアイスランドに自由の身となって開放されてよかったと思います。それ以外に特に言うべきこともないでしょう。
ただ、その際私は例のフィッシャーの911テロ賛美発言を知りました。個人の放言の類に過ぎないし、フィッシャーはどうも「そういう」人らしいし、取り立てて本気になって相手にするほどのこともないのかもしれません。ただ、素朴にやっぱりとんでもない発言だよなあとは思います。到底自分の手には負えそうにもない問題なので、とりあえず、フィッシャー言行録についての記事を参考に紹介しておきます。

ジャパンタイムズウィークリー 2004-8-21
極東ブログ ボビー・フィッシャーを捕まえた
「第一回神戸プレオープン大会」の「ボビー・フィッシャーの日本潜伏入門」

第2回1dayトーナメント”ライブログカップが終わって

LPSA 第2回1dayトーナメント”ライブログカップ中継ページ

私が生でTAISENで見ることが出来たのは、一回戦の終わりごろから準決勝終了まででした。決勝はパソコンを覗いたら、既に終わってしまっていました。今回LPSAの新たな試みとして
TAYSENを使ったリアルタイム中継。また、チャットを開放して一般の人間が参加できるようにする。
将棋SNSとのコラボレート。参加棋士、LPSA棋士、一般のファンの生の声を聞けるようにする。

まあ、色々な課題もあったのでしょうが、初回としてはこれだけ新たなことをやれば十分でしょう。将棋SNSでは、この大会を見ての感想が書かれているし、今も続いているので、何か言いたいことがある方は登録されるとよいでしょう。あっという間に百五十人越えしましたね。

さて、ライブを見ての、ちゃんとした建設的な意見ではないミーハーな感想をいくつか。
とにかく、LPSAの女子プロは良くサービスしてくれます。北尾さんが運営の中心になって、SNSでもこまめに参加棋士の声など伝えてくれていました。将棋SNSはまだ初期段階ですが、今後それに対して一般側の良質なリアクションが少しずつ増えていけばいいんじゃないかと思います。結構、一般の人間がああいうところに書くのは勇気いる。こうしてブログを厚顔無恥に書き散らしている私でさえ書けないんですから。でも、むしろ終了後に色々な意見が出ているようなので、今後はさらに盛り上がっていきそうです。

解説には、北尾さん以外にも、中井さん、石橋さん、途中から藤田さんも活発に行っていました。本来それを見られるだけで十分なのですが、さらに一般にも無条件開放してしまうのが、LPSAらしいところです。
準決勝は、先に始まった鹿野vs中倉妹を全部ライブで見たのですが、かなりチャットは盛り上がっていました。中井流?△3八歩や「往年のアイドル対決」をめぐっての、女流とファンとの掛け合い漫才などなかなか楽しめました。ああいう無条件開放チャットでは、たいてい図々しいヤツやウットウシイヤツが出てきて、場を白けさせがちなものですが、少なくとも私が見たこの対局では、ほとんどそういうのもなく、気分良く観戦できました。今時珍しいことです。

藤森さんが見事初優勝でしたが、同じベテランの鹿野さんって「オモロイ」人ですね。一回戦で、トン死を食らわせて大逆転勝利したのですが、感想戦で「私勝ったんですか」とか書き込んでいました。対戦相手からすればカリカリきそうなコメントなんですけどね(笑)。
準決勝後にも、「これから洗濯物干します」とか、やってました。つくづく関西人には勝てないと思います(笑)。個人的には、こういうサービス精神は大好きなんです。また、中継ページの決勝後の写真といったら。あの顔、果たしてつくっているのか、自然なのか(笑)。
感想戦のMVP、優勝者は、間違いなく彼女でしょう。

とにかく、将棋中継の新たな可能性を追求したというのが、一番の意義でしょう。中継の受け皿としては、相当先をいった立派なものだと思います。後は、そこにどれだけ今以上にさらに上を目指して良質な棋譜を提供できるかということだけ。ベテランの健闘を見事だと思う一方、こういう場合、本来若手が当たり前のように決勝に出てきて欲しいなどと思ったりもします。とにかくファンサービスは百点満点なのだから、将棋のほうでも頑張って、中井、石橋両氏以外でも女流のタイトルをLPSAに持ってくるくらいの勢いでやっていただきたいものだと思います。

ライブログ側の貢献ぶりも忘れてはなりません。将棋SNSという貴重な場を提供してもらっているのですから、今後、棋士とファンとの架け橋、ファンの意見表明、交流の場として、ジワリジワリと盛り上がっていくとよいですね。

カスパロフの大著についての戎棋夷説の書評を読めば将棋ファンなら誰でも感じるだろうよってこと

戎棋夷説の7/13、 7/14によると、文藝春秋に羽生さんと小川洋子氏の対談が掲載されているそうだ。読んでみて書く機会もあるかもしれない。その関係で過去記事へのリンクがはられてたので、ツラツラ読んでいたら、他にも面白いことがたくさん書いてある。とりあえず、今日ちょびっととふれてみるのはチェスのカスパロフが書いて話題になった大著のこと。

戎棋夷説 DIARY02 7/21~7/26 ‘/31~8/3

この本については「勝手に将棋トピックス」や若島正氏もふれていて、将棋と比較したチェスの文化的厚み、体系的研究の徹底ぶりについて確か言及されていて、将棋ファンとしては羨望の念を抱いたものだ。戎棋夷説を読むと、さらに具体的な内容が分かる。歴代の名手たちの対局の詳細な分析、「歴代のチャンピオンがチェスにどんな貢献をしているか、それを伝えたい、ということだ。彼らの功績を、チェスの世界だけに留まらず、音楽、文化等、時代のあらゆる精神や雰囲気と関連させて論じたい」ということだそうだ。戎棋夷説では、これについては全面肯定はしていないのだが、チェスを知らないだけに文化的基盤の将棋との差を自虐的に勝手に感じてしまうところだ。
とにかくすごそうだなー、と思うわけだが、大著な上に邦訳もなくチェスも分からないとあっては、ただ溜息をついて憧れるしかない。
さて、カスパロフが関連インタビューで「進歩した現代のチェスでは、いまさら昔の名人の棋譜を調べても役に立たないと若い棋士の多くが言っているが」、と聞かれて答えた部分の引用を長めになってしまうが。すごく興味深いので。

「ここが最もカスパロフが多弁になった部分である。『いま君が触れてくれたような傲慢な考え方は、現代の対局設定にも表れている。インターネットでビュレット、持ち時間1分、3分。で、重要な課題に集中する時間さえ無い。これがだよ、若い連中が終盤に大きな弱点を持っている理由なんだ。たとえばだ、見るがいい、アズマイパラシビリが欧州選手権に優勝した。私より歳をとってる。そう、恐竜みたいなもんだ。エンドゲーム、反撃、そしてエンドゲーム。おまけにしぶとい。彼は古い試合から多くを学んだ世代の一人なんだ。がっちりした基礎が身に着いているんだよ。』」
(戎棋夷説 03/08/03その二 より)

この話、今の将棋の話とあまりに良く似ていないだろうか。確かに技術面の進歩は間違いない。昔の名人よりも、若い棋士のほうがある意味「上」かもしれない。
しかし、それは無論皮相極まりない見方だ。研究の豊富さや、現代的な感覚や、終盤の平準的な技術があったとしても、個人の棋士に本当にきちんとした将棋の個性や質の高さがあるかは怪しいものだ。などと、弱いシロウトが言うのは傲慢この上ないのだが。
過去のチェスの名人の名前のかわりに、大山とか升田とか、場合によっては木村、関根とかだって、本来学ぶところがあるはずなのだ。それを見抜けるのは、たぶん本物の超一流の将棋プロだけなのだと思う。

で、この記事のタイトルに戻るわけなのだが、こういう本を将来羽生善治に書いてほしいよなってこと。ただ、それだけ。

「MONOGUSA collection」のJUN14に戎棋夷説の将棋やその他の話題の一覧リンクを(途中まで)作ってみたので、興味がある方はご覧ください。

ところで、最新記事を読むと、この方、どうもプロのもの書きらしい。そりゃ、そうだろう。どうも文章がうますぎると思っていたもの。

王位戦第一局、週刊将棋

王位戦は、深浦八段先勝。挑戦者について、すこし書いてみます。もっとも、例によって感覚的なイメージ批評で、将棋の内容に即したきちんとした考えではありません。ここを読んでくださっている方は、はじめからそんなものは期待してはいないとは思いますが、一応最初にお断りを。
名人戦最終局で解説されていましたが、郷田九段と対極的な存在の棋士だという感じがします。郷田さんは、現代風ではない古風なところもある自分のやりたいようにやる将棋、一方深浦八段は、現代的で洗練された合理的な将棋というイメージ。そのせいか、解説を聞いていても、どうも深浦八段は、郷田さんの指し手や時間の使い方考え方が、うまく読み取れないでいるような印象を受けました。合理的な自分からすると、郷田さんが何を考えているのか分かりづらいといった感じの。
基本的には、深浦さんのような合理的なタイプのほうが現代では多数派なのだと思います。羽生、森内、佐藤、といった方々もそうでしょう。しかし、今の方々については、合理的な一方で、それぞれのオリジナルなこだわり、遊びのような要素もあるような気がします。深浦さんは、そういう余分な部分を一切そぎ落とした、現代将棋の申し子なのではないでしょうか。よく言えば合理的、別の表現を用いるなら「からい」。丸山さんと、どちらが本当の「激カラ流」なのかを争うような存在。
名人戦の解説でも、ゲストで登場した佐藤秀司さんに対して「ジワジワと勝つのがお得意ですよねえ」と、ややからかい気味に言ってました。しかし、あの場合、佐藤さんは「深浦さんにだけは、その言葉を言われたくありません」、と切り返すべきだったのではないでしょうか(笑)。
普段は、とても人当たりがいい、やわらかい印象の方ですが、勝負師根性も相当のもののようです。つい前日の竜王戦でも、あの壮絶な頭金の投了図、将棋の内容からして相当悔しくて投げ切れなかったのでしょうが、あの図だけ見ても深浦さんの勝負にかける執念のようなものを感じずに入られません。
かなり昔のNHK杯で、やはり対羽生戦で、すこし無理気味の攻めを食らって、そのまま責めつぶされた将棋がありました。その際の、感想戦での深浦さんの顔を真っ赤にして、自分が許せないといった鬼のような形相が忘れられません。たとえ羽生さん相手でも、正々堂々と渡り合える気迫の持ち主なのでしょう。
名人戦の郷田さんとは、全く違うタイプの挑戦者なのが、面白いと感じます。今回の王位戦は、相当ねちっこい「こーい」戦いが期待できそうです。そういう、徹底的に合理性を追求する深浦将棋に対して、羽生さんがどういう対応をするのかということにも注目したいと思います。

週刊将棋、森内名人のインタビューが掲載されています。なるほど、「自分が選ばれたとは思えない」というのは、「自分の力で勝ち取ったのだ」という意味だったのですね。全文を読むと分かります。ハッキリ言って、かっこよすぎです。

藤井九段の振り飛車(秘)講座が、何週かにわたって掲載されるようで、私のような振り飛車党には見逃せません。実際うなずかされることばかりです。
「銀冠に組むと横からの攻めに弱くなる」
そうなんだよねー。特に桂馬飛んじゃうと、飛車渡せなくなって困るんだよね。でも、展開しだいでは、そうせざるをえなくて困るんだよね。
「藤井システムは指しこなすのが難しい。」
そうなんだよねー。やっぱり居玉だと、反撃されたときの反動がきつすぎるんだよねー。もうとっくに自分はシステム使うのはやめた。藤井システムは、相当強い人か、相当弱い人用の戦術だと思う。
「6六銀型での5五歩の仕掛けについて」
そうなんだよねー。常に自分から動けるのが魅力なんだけど、タイミングが難しいんだよねー。自分なんか、相手に待たれたりすると、イライラしてすぐ5五ついて失敗するんだよねー。
「4六の地点に角の余地を」
そうなんだよねー、なるべく歩をつかずに、4六角の余地を残したかったり、4五まで歩をつきたいと思うんだけど、なかなかそのタイミングが相手との兼ね合いで難しいんだよねー。4六に角が出たり打てたりすると、たいてい振り飛車ペースで、とても気持ちよく戦えるんだけど、実現することって結構少なくない?

って、こう書いてきて思ったんですけど、

「分かるけれど、じゃあ、どうすればいいかが分からないじゃーーん。」(某女流棋士のブログ風にオトしてみました。)

まあ、それが本当に分かれば、あなたは藤井猛になれるっていうのが、二重のオチなんですけど・・・。

いくつかの将棋ブログ記事についての雑感

森信雄の日々あれこれ日記 坂口安吾 堕落論

私は安吾マニアなのだ。「織田作之助と阪田三吉の、端歩についてのエッセイが面白かった。以前も読んでいるのだが、年齢とともに感じてくるものが異なってくる。」と、書かれているのは「大阪の反逆」のことである。私も大好きなエッセイである。
東京に対抗する大阪的な反逆精神、衒気、サービス精神について論じている。坂田三吉が、かつて木村義雄を相手に、初手の端歩を二度も続けてついた。その衒気を評価しつつも、序盤の合理性を重んじる木村相手に、そういうハッタリは通用しないという安吾の評価である。(もっとも、現代将棋においては、初手の端歩つきも「合理的」かもしれなくなりつつあるので話はややっこしいが。)
ただ、そういう衒気とかサービス精神自体は、とても大切なものだというのが安吾が本当に言いたいことである。

「現世に俗悪であっても、仕事が不純でなく、傑れたものであれば、それでよろしいので、日本の従来の考え方のごとく、シカメッ面をして、苦吟して、そうしなければ傑作が生まれないような考え方のほうがバカげているのだ。清貧に甘んじるとか、困苦欠乏にたえ、オカユをすすって精進するとか、それが傑作を生む条件だったり、作家と作品を神聖にするものだという、浅はかな迷信であり、通俗的な信仰でありすぎる。こういう日本的迷信に対して反逆しうる文化的地盤は、たしかに大阪の市民性にもっとも豊富にあるようだ。(「大阪の反逆」より)」

こういう日本的なもったいぶった通俗性というのは、現在においても全く変わりがないと思う。あまり言いたくないけりれども、将棋の世界においても、今なおその種の無意味な権威主義が横行している面は否めないと思う。
伝統を守るのは結構。しかし、何より大切なのは中身である。本当に将棋指しとしての技術向上に命をかけているのならば、どんな形のサービス精神も決して俗悪ではない。むしろ、プロの将棋が本質的に「見てもらう」事を要請する性格である以上、素晴らしいことだし、もっとねもっとやるべきことなのだ。
そういえば、ハッシーは大阪に移籍した。理由は全く知らないが、彼にとって大阪というのが、とても合う風土なのかも知れないといったら、勝手もいいところの推測になってしまうが。
「ハッタリ」を見えすいた形でなくガツンとやってのける棋士よ、出でよ!
もっとも、それを意識的にでなく無意識にやってのける達人は、言うまでもなく加藤一二三である。「反逆」ではなく、氏にとっては「自然流」なのが素晴らしいところだ。誰もがそれを理解しているし、全然わざとらしくないので、氏を愛さずにはいられないのだ。
(注)今書いたのは、私が「大阪の反逆」を読んで感じたことで、森信雄先生のブログ記事の内容との関連は全くありません。


My Life Between Silicon Valley and Japan 昭和十年の将棋観戦記

梅田氏のマニアなファンぶりには恐れ入る。以前金子金五郎の観戦記を紹介していたが、これもすごい。ここで紹介されている観戦記に新鮮さを感じるのは、梅田氏や私だけではあるまい。将棋というのは、一対一の人間の人間の真剣勝負である。当然、キレイごとではすまない部分も出てくるはずで、そういうのは人間味の真実なのであって、観戦記というのは、本来そういうのを余すことなく伝えるべきなのである。
現代においては、将棋指しも大人しくなり、また観戦記を書く側も、将棋指しへの遠慮からあまりツッコンだことはしなくなったようだ。しかし、将棋指しの側も、観戦記を書く側も、踏み込んだことまで書かれたり、書いたりするのがプロとして当たり前だという意識を持って欲しいと思う。
現在だって、名人戦のせんす事件など、本当はいくらでも材料はあるはずだ。そういうのを遠慮して糊塗してしまうのはもったいないと思うのだが。森内俊之が永世名人を獲得した瞬間の、あの忘れがたい表情を、昭和十年の観戦記者ならば、どのように表現したのだろうか。
(注)これも、梅田氏の主張内容とは全く関係ない、私が個人的に感じたことです。


渡辺明ブログ 棋聖戦を終えて。

棋聖戦での、佐藤さんの強さというのはただ事じゃない。さすがだ。
まあ、渡辺ファンとしては、絶不調期が重なっちゃったなあとか、きつい日程だったなあとか、体調もどうだったか、とかグチを並べたくなるところなのだが。
もっとも、そういうファンの落胆をよそに、本人はしっかり立ち直って、またやり直すことだけ考えているのに違いない。そういう精神面の強さ、線の太さに対する、個人的な信頼度は相当高いのである。


遠山雄亮のファニースペース NHK杯

一ファンとして、結果は当然残念ではある。しかし、遠山さんといい、相手の行方さんといい、全然棋士らしくなくて、いい絵が取れてたんじゃないだろうか。
遠山四段が指したり、話したりするのははじめて見たのだが、なかなかカッコいいじゃない。結構新たなファンも、(たぶん女性の)が出来たのでは(笑)?
まあ、今回は顔見せということで、次回出場時にはきっちり勝ってもらうことにしましょう。


ヒマだったので、ネタブログの「MONOGUSA joker」「妻の小言」テイストで書いてみました。ダメっすか?

第2回1dayトーナメント「ライブログカップ」について

日本女子プロ将棋協会(LPSA)の第二回1dayトーナメントが7/15(日)、というからもう来週の日曜だ、が開催されます。

第2回1dayトーナメント「ライブログカップ」
株式会社ライブログ ライブログカップ開催

初回は成功したようですが、こういうのは二回目以降をどう続けるかが大切ですよね。ということで、
「LPSAファン、要チェキラ!」(今時こんな表現、誰も使わねーよ)
えっと、とにかくですね(汗)、今回は中井、石橋両氏が不参加のようで、誰が優勝するか分からないし、普段棋譜を見ることのない女流の生対局がTAISEN(要登録)でリアルタイム形式で見られるので面白そうです。
それと、スポンサーがネット将棋ファンならおなじみの「社長さん」なのです。意欲的に新しいこころみに取り組むLPSAと、ネットの専門家で将棋にも理解の深い人物が組むので、どういう形の棋戦のやり方になるかが、何より注目されます。
「ライブログ」側の告知の中でも紹介されていますが、この社長さんは将棋専用のSNSも運営中です。

将棋SNS

自由参加型のSNSで、その中にライブログカップ用のコミュニティもつくって、一般の意見を募っているので、何かよいアイディアのある方は参加されてみるとよいでしょう。LPSAも、社長さんも、なるべくファンの声を聞いて大会を作り上げたいというスタンスのようなので、一般ファン側も是非協力して盛り上がるといいなあと思います。女流棋士、スポンサー、一般ファンの「皆で作り上げる大会」というコンセプトで。
ちなみに、このSNSには。社長ご自身も、男性棋士、女流棋士も参加しています。
ご存じない方のために一応紹介しておくと、この社長さんはご自分のブログでたまに将棋のことも書かれています。

WEB2.0(っていうんですか?)ITベンチャーの社長のブログのCategorie将棋

特に2007年04月17日の「将棋界の今後」全9部作の大作は「daichanの小部屋」でも「勝手に将棋トピックス」でも絶賛された論文です。未読の方は、目を通されてみるとよいと思います。
社長ご本人によると「将棋目当てでブログを見る人は少なく」、ITとかバイオとかの方に熱心なようです。ということで、将棋ファンがどんどん将棋記事にアクセスしたら、もっと将棋のことを書いてくれる、「かもよ」(これ、誰の口調だっけ。)

つい忘れそうになりますが、なんといっても大会をスポンサーしてくださる会社です。

株式会社ライブログ

ブログやSNSの運用を援助するのが主業務のようです。個人、団体・会社ともにやっているようですが、とくに会社でSNSやブログに関係、担当されている方がいたら、こちらに頼んでみたらいかがでしょう。


うーん、こういう書き方してると、また自己ツッコミしたくなるけれど、今日は全然酔っ払ってないのでやめときます・・・。

「daichan's opinion」「大和証券杯について」試験に対するある将棋ファンの答案(赤点つけられちゃうか?)

まあ、次のような書き方をされてるから、他にも記事を書いている方々がいるようですが、私もやってみます。すごく人の意見の影響を受けやすいので、他の人たちの記事を読む前に答案を書いてみよう。

「daichan's opinion」「大和証券杯について」

まず、良く分からないのは今回どれくらいの人間が見ているのかということ。また、どれくらいの人間に見い欲しいと思っているのかということ。ただ「増やしたい」だけでなく、現状とそれに対する具体的目標を立ててもらわないと。とりあえずは24のことなどを考えて3000という数字ではどうでしょう。多分大きい数字なのかもしれませんが、休日の夜には24はたいてい満員なのだから現実的な目標設定なのではないでしょうか。
つまりこの数字なら「将棋が指せて、将棋に大いに興味がある」人間(「第一層」とでも呼んでみます。)のみターゲットに絞っても可能なはずです。いきなり大きな夢でなく「基礎人口」を固める努力をすべきでしょう。
その上で、棋士ブログは読むが将棋はあまり指さない、見ないといった「第二層」、さらにネットはするが将棋はほとんど分からない「第三層」と、順々に拡大努力していくことを考えてはどうでしょう。

それでは、一ファンが見ていて感じた提案をいくつか。

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私自身、最初は気合入りまくりで、可能な場合は昼間からネットをつないでおいて「対局室」を確保したりしていました。しかし、後半はなかなかそこまでしなくて、出遅れたりして、何度も「観戦室」で観る羽目になったのです。
はっきり言って両者では全くといっていいほど違います。リアルタイムで指し手や解説が見られる「対局室」でないと臨場感がなくて全然面白くないといっても過言ではありません。少なくとも「対局室」は、ほぼ毎回満員でしたよね。だから、「観戦室」をいくつも作るのでなく「対局室」を複数にすべきだと思います。もしかすると技術的に大変なのかもしれませんが、一番最初に手をつけるべきことだと思います。「対局室」には入れなくて、見るのをやめた人間も結構いるのではないでしょうか。

◆崕颪込み解説」でなく、「音声、映像解説」を。

やはり、将棋を見ながら、いちいち解説を読んでいくというのは、結構めんどくさいものです。これも技術的な問題が絡むわけですが、「音声」の方だけでも何とかならないでしょうか。勿論「映像」付きならなお良いのですが、それほど必要性は高くないかもしれません。さすがに、自宅で指している棋士の映像は無理でしょうし。もし映像配信したとして、「加藤一二三プラス山田久美」だったら、個人的には万難を排しても見ますけれどね。

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これは△茲蠑綉乕門なのですが、さっき言った「第二層」「第三層」を取り込むために、将棋がよく分からない人用の解説を加えるのはどうか。複数の対局室によって「将棋解説」と「人間解説」を分けるとか。棋士の個性の説明とか、形勢とか戦い方をものすごく分かりやすく漫談してみるという実験的な試み。またしても個人的嗜好を言っておくと、私が最強のお笑いコンビだと思っている「福崎プラス浦野」だったら、私なら将棋解説を捨ててでも、そっちの方を選んで万難を排して聞きます。場合によっては「書き込み」でも良いと思います。

「代打ち」について

片上ブログから引用します。

「それと、解説者の代打ちは論外。対局者は仕方ないとして、解説はチャットがある程度できる人であるのは前提にしてほしい。だって、それってほとんどしゃべらない人がラジオに出るようなものですよ。」

理論的な片上五段の言われることには、いつも納得させられてばかりなのですが、これについてはそうは思いません。
準決勝で加藤一二三先生が登場していましたよね。たぶん「代打ち」なのでしょう。(もっとも、加藤先生のことだから、すごい鮮やかな手つきで「ほほぅーー」とか自力入力している可能性もないとは言えないかもしれませんが 笑)
とにかく、やはり十二分に楽しませてもらえました。要は一番大切なのは「代打ちかどうか」ではなく「面白いかどうか」なのです。「代打ち」する人の能力さえ高ければ、十分チャットとして成立すると思います。少なくとも、加藤先生の時の「代打ち」の方は、実に良くやっているなあと感心していたくらいなんです。
だから主担当については、「面白い、よい解説者」を置いて、それに片上さんとか竜王とか遠山さんといった「自力入力組」(なんと呼べばよいのか分かりませんが)が自由に参加できるようにすればよいのではないかと思います。

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最後になりますが、結局はこれです。「しつこく大量に繰り返し分かりやすくシンプルに」という原則に忠実にやるべきでしょう。
少なくとも一部の棋士ブログでは必ず宣伝をしています。連盟のページでも、何行かの文で淡々と告知するだけでなく、でかい目立つ写真を載せて、下に面白コメントをつけるとか。また、見所を説明した動画ファイルを作成して、連盟や最強戦のページで常時閲覧できるようにしておくとか。他にも「週刊将棋」「将棋世界」等、宣伝できるところでは目立つ宣伝を、いやというほど行うようにして。飽き飽きするくらい宣伝されないと、なかなか見る側の意識には訴えかけないのですから。

やっぱり「平凡」な意見になってしまいました。他の人の記事を読んで、まとめをつくろうとも思いましたが、もう疲れました。誰か、やってください。


昨日書いた記事で紹介した朝日新聞の記事を、ネット上でも見ることができます

asahi.com 棋士の格かけた戦い

朝日新聞7/3朝刊の順位戦記事、梅田望夫さんのブログ記事

梅田望夫さんが、新聞記事でファン代表として将棋について語られています。
(7/5追記)朝日の記事をネット上でも見ることができます

asahi.com 棋士の格かけた戦い

また、それと関連してブログ記事も書かれています。

My Life Between Silicon Valley and Japan  人間の一局 均衡の美

様々な角度から将棋を語られているのですが、以前「観戦記について」で紹介したネットの活用についてもふれられています。

「新聞のようにスペースが限られためメディアと違い、インターネットはだれにでも開かれ、字数などの制約もない。新聞の観戦記で最高峰の戦いを紹介する一方で、どこにも掲載される見通しがない若手の人生をかけた一局をネット上で紹介するなど、それぞれの特色をいかした見せ方を望みたい。難解なプロの将棋をみせるには書き手の責任も重要です。」

以前の主張に加えて「新聞掲載以外の若手の棋譜については、ネットで新聞以外にも誰でも自由に語れるようにする、オープン観戦記を許可すべき」という具体的な提案がなされています。そのことで、将棋に興味を持つ人間の裾野が広がり、最高峰の将棋も見てみたいと思うはずだと。
また、新聞社は「棋譜の希少性をコントロールする」という発想から脱したらどうかとも書かれています。
(ブログ記事を参照ください。)

梅田氏は責任のある立場の方なので、当然のことながら慎重な表現、提案内容です。
無責任な一般ファンの私なら言えるわけですが、当然「棋譜の著作権」「新聞社の有料ネット中継」の問題と具体的に抵触してこざるを得ません。それらについての個人的な意見は、やはり「観戦記について」の中で述べておきました。
「著作権」については、とにかくどうであれ従来のような宙ぶらりんの状態を続けるのでなく、はっきり態度表明して欲しいところです。当然、お金の利益の問題がかかわる問題ですが、「自由化」するプラスも梅田氏の主張の通りきわめて大きいのですから。現在はまだ実感できないかもしれませんが、今後どうネットと向き合うかというのは、大げさに言うと将棋界の将来の命運を握るといっても過言ではないと思います。その意味では、あっさり自由化したほうが、大局的には将棋界のプラスになるのではないかというのが私見です。
有料ネット中継についても、「やめろ」というようなことは言いません。(本当は言いたいけれども、まあスポンサーの立場も一応は考えて。)以前の主張の繰り返しになりますが、中継の本質的意義は「ライブ性」だと思います。だから、対局翌日以降の棋譜の自由化は、それほど実害は出ないと思うので、是非実行していただきたいものです。

何より注目するのは、朝日の記者が、梅田氏のこうした主張に耳を傾け記事にしていることです。新聞社側が、柔軟な対応をすることに期待してしまいます。言うまでもなく、毎日さん側も、立派に名人戦主催の責任を果たしているし、そういう意識を持っている方も多いはずです。今回の共催を機に、是非新聞社側も、こうした問題について真摯に再考していただきたいものだと思います。

梅田さんはこのようにも書かれています。

「「将棋を指す(そして強くなる)人を増やす」だけを「将棋の普及」と考えるのではなく、他のプロスポーツと同じように「将棋を見て楽しむファン」「将棋を鑑賞するファン」という莫大な手付かずの潜在ファン層を掘り起こす努力を将棋界はするべきだ、という僕の持論に記者の方が耳を傾けてくださったので、お引き受けした。」

これも本質的な指摘です。将棋というのは、一対一の戦い、広く言えば格闘技です。何度か書いていますが、プロレスとの共通性も実は多いのではないかと考えています。だから、「マニア」なファンでなくても、「面白さを伝える伝道師」がうまくやりさえすれば、今とは比較にならない広いファン層をひきつけることも可能なのではないでしょうか。

将棋を見る本質的な楽しみについては、このように述べられています。

「人間同士が作り出す一局の将棋にはそれぞれストーリーがあり、均衡の美がある。1手指すごとに均衡が崩れそうになりながら、美しい可能性空間が最後まで続くのが素晴らしい。」

きわめて高級な見方であって、こういう魅力だとファンの裾野は広げられそうもないという揚げ足取りはともかくとして(笑)、「均衡美」というのはとてもよい表現ですね。
そういえば、羽生さんが「相手と全くといっていいほど違うことを考えているのに、結局は必ずといっていいほどいい勝負になるのが将棋の不思議なところだ」という意味のことを言われていました。高いレベルの持ち主ほど「均衡美」を崩さない能力が高いのかもしれないとも思います。



今日は「daichan's opinion」の「大和証券杯について」についても書きたかったのですが、力尽きたので、またにします。梅田さんの「潜在ファン層を掘り起こす」こととも関係する話だと思います。

森内第18世永世名人補足

一昨日書いた囲碁将棋ジャーナルの「一二三と俊之」について戎棋夷説の7/1にも書かれています。とても面白いです。
森内名人は、チェスもされるそうです。チェスは、将棋と比べて、はるかに戦法、戦術について体系化が進んでいるそうですが、森内名人はその影響を受けて将棋でも戦術をきわめようという姿勢があると聞いたことがあります。将棋本の執筆でも、例えば矢倉などについても相当体系だてた内容の濃い本を書く能力があるのではないでしょうか。そういう執筆面でも今後期待したいですね。
また、羽生さんと松原教授の話でも出ていた、将棋コーチング理論の森内版なども読んでみたいものです。具体的な定跡本ではない、将棋の指し方の根本的な考え方の理論化、考え方のメソッドといった本ならば、古くならずに楽しむことが出来ると思うので。
一昨日の記事で最後に紹介した囲碁将棋ジャーナルでの言葉。改めて言うまでもなく謙遜しすぎです。ご本人だって、本当に心の底からそう思っているわけではないでしょう。これからは、短時間のタイトル戦でも、また羽生さんとの死闘を見たいところです。
とにかく、将棋界で実績や実力のわりに今までは一番過小評価されがちだったのが森内さんだと、やはりきちんと言っておくべきでしょう。そういう意味でも、永世名人という形、結果がでて良かったなあと、一ファンとして感じます。
コメントを承認制にさせていただいています。反映まで時間がかかりますが、お気軽にどうぞ。
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