2007年10月

竜王戦第二局第一日

昨日の将棋まるごと90分、ゲストは広瀬五段でした。評判通り、自分でも実戦派、終盤型だと認めていました。確かに大物感漂う若手です。まだ二十歳なんでしたか。彼自身のブログで告知していたので見たのですが、こうしてちゃんと素直に見るファンもいるので、プロ棋士にはコマメに告知してもらえると助かります(笑)。

さて、竜王戦。後手番の佐藤さんが、期待通りの独自の戦術を採用。後手番一手損角換わり5筋突き型向い飛車?とでも言えばよいのでしょうか。
△2二飛まで
a

佐藤さんの序盤は、将棋世界の記事などによると、別に奇をてらっているわけではなく、彼なりの合理性の追求が常にあるということだそうです。形にはこだわらず、少しでも多くの得を求めるという。
本局についても、すごく単純に考えると、とにかく角交換をすることで居飛車が穴熊に囲いにくくなり(一応矢倉からの囲いなおしはあるにしても)、一方振り飛車は、穴熊に囲う権利があるわけです。なんとなく、どシロウトが見てもバランスが悪そうだなどと思うのですが。
確かに、封じ手の場面まできちんと囲えれば、少なくとも私レベルのアマなら、振り飛車持って暴れればなんとかなるでしょ、と安易にいいたくなるところなんですが。(暴れ方が分かりませーん、が。)もっとも、当然トッププロでは、全く話が違うわけで、解説の鈴木八段も、手得を生かして自然に駒組を進めている先手を持ちたいという見解でした。ここら辺、両者の根本的な将棋観とも関わるところで、どっちが勝つにしても、序盤をどうお互い捉えていたのかがとても興味深いところです。
封じ手図
b

あと、鈴木さんの話で興味深かったのは、局面の判断で、羽生世代より上は、流れなどを重視するが、渡辺世代以下は、とにかく局面を独立してシビアに判断する傾向があるということでした。線で考えるのと、点で考えるとの違いとも表現していました。かつて、森内名人も似たようなことを、週刊将棋の記事で言っていた記憶があります。
実はマージャンの世界でも似たようなことがあって、ベテランが、全体を通じた流れやツキの動きを考えて打つのに対し、若手は、ツキの流れなど確率的に存在しないのだから、とにかく一局一局を独立して考えるという傾向があるそうです。単純化して言うと、アナログ派とデジタル派の対立ということになるのでしょうか。
さらに、言うまでもなくコンピューター将棋は、究極の局面独立判断派のデジタル型なわけです。というか、そもそもそういう考え方しか出来ないわけなのですが。しかし、そのように点でしか考えないと、一局を通じての構図・構成に欠けて、いわゆる芸術的な棋譜を残しにくいのではないかという考え方もできるのかもしれません。
但し、今言ったのはあまりに単純化しすぎた対比であって、世代によっても、それぞれ個人差のあるところなのかもしれません。そもそも、本局の展開からして、今言ったような考え方が全然当てはまらないじゃん、というツッコミがとんできそうですし。
さて、封じ手予想。▲6六角と打ちたいと思ったのですが、杉本さんが△4四歩と止めてから、△7二金から△6二飛での6筋逆襲を解説しているのを聞いて、やっぱり無難に▲1六歩に3000ペセタ。(巨泉の「世界まるごとハウマッチ」なんて、どれだけ若い人は知っているのだろう。)

竜王戦の録画予約をする際に知ったのですが、NHKのBSで「チャーリーズ・エンジェル」の再放送をしているんだね。今、録画しといたのを流しながらこれを書いているのですが、イヤ懐かしい。チャーリーの中村正さんの吹き替えの声。それと、ファラ・フォーセット・メジャースが、いかにもアメリカっぽいブロンド美人でねえ。←オヤジ。

先手藤井システム▲5六銀型テーマ図メモ

テーマ図はこちら
a

勝又清和「最新戦法の話」を読んで、プロ将棋の楽しみ方の幅が広がりました。私は、プロの将棋を観戦するのを主な楽しみにしているので、この種の本には投資の価値ありと考え、さらに、深浦康市「最前線物語2」と、村山慈明「最新戦法必勝ガイド」を購入。こういう最新形に通暁する二人が、最近立て続けにタイトルを取ったり棋戦優勝したのは、決して偶然ではないのでしょう。はっきり言って、両方とも内容はとても高度で、私レベルが「指す」ためには高級すぎるのですが、プロ将棋を鑑賞するためにはとてもよい本です。どちらも、とても内容が濃い良書です。
で、テーマ図の藤井システムの重要テーマ図について。以前、対ボナンザのオフザケ自戦記をアップした際、たまたまこの戦形でした。その際は、▲8八飛とおとなしく受けて、ボナンザが不可解なゆるめ方をしたのに乗じて勝ちました。▲8八飛と受けるのは、消極的な手で、それでも一局だと思うのですが、どうなんでしょう。何しろ私は定跡を知らない男なので、本当はこの指し方だと振り飛車が、はっきり悪くなる変化とかあるんでしょうかね。
今回は、上記の定跡書をもとに、ボナンザ相手に局面指定で、スパーリングなどして見ましたので、備忘のためにメモ書きしておこうかと。

1.テーマ図より△4五歩といきなり仕掛ける変化
(1)▲6四歩と大決戦に出る
本当は▲8八飛などでなく、強気にこう行けるものなら行きたいところ。一直線の攻め合いの激しすぎる変化。お互いに王手飛車の筋があってコワイ。ただ、深浦さんの本で指摘されていた、一度▲8六歩と受ける手(A図)が好手。こんな手が、ネットで新手として出たというから驚き。この手の後を、ボナンザ相手に指してみたら、私でも一発で快勝できた。ということで、私の中では振り飛車側に自信がある変化となる(笑)。
A図 ▲8六歩まで
b

(2)▲4五桂に強引に△8六歩と攻めてくる変化
これは、ちょっと見ると▲5三桂成△同金△7一角で簡単に受かるように思える、しかし、飛車取りを無視して、先手の飛車を角打ちで準王手飛車で取る変化があり、結局お互い落ち着いた形になる。これは、どちらをもっても指せそうで、力のあるほうが勝ちそうな感じである。
2.テーマ図より△8六歩を入れてから△4五歩と開戦する変化
(1)それに対し▲4五同桂とする変化
これだと、当然△8六飛と走られる形になり、なかなか後手の攻めを受け止めきれない。居玉がモロに響く感じの変化。実は、ボナンザとのスパーリングで一番勝てなかった。意地になって勝つまでやったのだが、ボナンザに無理攻めさせて、入玉するというキッターネー勝ち方しか出来なかった。ああ、無駄な労力使っちまったよ。
(2)▲8五歩と伸ばして、8筋を反撃する変化
この変化だと、後手に△4六歩と△3六歩と、二つ取り込まれる実に気持ち悪い形になる。しかも、八筋を単純に攻めると、角打ちから桂をちぎられて、強引に飛車交換に持ち込まれる筋もある。ところが、村山さんの本に実にいい手が紹介されていた。▲6八玉(B図)。7七の桂にヒモをつけることで、居飛車側の強襲を防ぎながら、3、4筋のたれ歩からもヒョイと逃げてしまう。実に味のいい手で、盤上この一手だという感じがした。ボナンザ相手でも、この変化は、そこそこ戦えた。
B図 ▲6八玉まで
c

A図といい、B図といい、定跡書なのに、読んでいてちょっと感動してしまった。すばらしい定跡は、人を感動させることが出来るのだ(笑)。
ちなみに、ボナンザ相手に指してみた、1(1)と2(2)の変化を、棋譜再生ファイルにまとめてみた。前者は、単純な攻め方しかしてないのに、ボナンザに簡単に勝てて、少なくとも私レベルのアマなら、振り飛車が相当やれる変化だという気がした。後者は、私の攻め筋は、相当怪しいマヤカシなのだが、それでもなんとか勝ちきれた。振り飛車党には、この二つの変化が一応お勧め。

変化ファイル(最初に分岐あり)

といっても、実はこの二つの本も、既に初版から一年が経過している。当然、プロでは全然違う新手がどんどん出ているのだろう。きよきよ氏に教わったのだが、最近の将棋世界でも、このテーマ図が扱われたらしい。(私は未読。)
でも、こうやって、ひとつのテーマ図を掘り下げてみるのって、結構楽しいものだ。ただ、やっぱり藤井システムは居玉なので、相当正確に指せて、腕力もないと指しこなせないという印象を持った。やっぱり、私は藤井システムを自分で真似するのはやめておこうかなあ。

女流王位戦第四局 清水女流王位vs石橋女流四段

昨日は棋譜解説がなかったため、第二局の記事の大失態を踏まえて一日待ってみました。主にプロ棋士がどう書くかに注目して。(ズルイゾ、オレ)
で、やっぱり一日待ってよかったです。というのはですね、私、昨日の石橋さんの問題点を自分なりに考えてみてですね「▲3五歩(A図)の仕掛けが敗因」(早っ)と書くところだったからです。(ハズカシイゾ、オレ)
A図 ▲3五歩まで
a

まあ、別に弱い素人が、プロの将棋について勝手に書いているだけなんで、別に思いっきり間違っても構わないといやあ、構わないんですけどね。それに、私のブログには、ハナから正しい記述など期待されておらず、いかに大ボケかますかのみ待たれているという噂もあったりするわけですが。(被害妄想ダゾ、オレ)
そもそも、私は脇システムの定跡なんてぜんぜん知らないわけですが、(イバルナヨ、オレ)、竜王ブログによると、▲5四銀と指す前までは、まだまだ定跡だったとのことです。そうなんですか、桂損を甘んじても大丈夫なんですか。実はボナンザ君にも、ここら指させてみたのですが、彼にいたっては▲3八歩と辛抱して桂損する手順を選んでいて、これは人間にはマネできないなあ、などと思ったのですが、それほど悪くない判断だということなのでしょうかね。まあ、確かにその後の展開を考えると、と金があまりにも強力すぎましたからね。
石橋さんの局後の感想で、▲5四歩では▲3五桂(B図)だったかというのがありました。
B図 ▲3五桂まで
b

さすがに、これでも苦しそうだなあと思ったのですが、一応これもボナンザ君に指させてみたら(ヒマ人だぞ、オレ)、△3四銀▲5二飛成△4二金に▲5三歩と平然とつないでおいて、後手に金銀の受け駒がないのに乗じて、後手玉に喰らいついて、なんと先手が勝ってしまいました。なんかいかにもテキトーな手順だと思ったのですが、ボナンザ攻めの真骨頂というような指し回しでした(笑)。無論、清水さん相手では、そういう風にいくわけはないのですが、石橋さんの頭の中にも、当然ボナンザなどよりはるかに鋭い攻め筋が何か浮かんでいたのかなあと思ったりしました。
最後の清水さんの寄せもかっこよかったですね。8二の飛車で、先手の5二の角をはずして王手する順まで読みきっての寄せ(C図 投了図)、さすがです。これだけ芸術的に寄せられたら、石橋ファンとしても、悔しいというより、素直に感心するしかありません。
C図 投了図
c

で、最終局です。こうなると、客観的に見て清水ノリが多くなってしまうのかもしれません。また、どうも男性棋士諸氏の書いていることを読んでいると、やはり女流では清水さんへの信頼が厚いようだなあと感じてしまいます。
ということで、石橋さんには、そういうのを全部くつがえしていただきたいと思います。五番勝負が三番勝負になり、最後は一発勝負の決勝戦になったわけですから。紆余曲折ありながら、こういう将棋を清水さん相手に指せる状態になったのは、大チャンスという考え方が出来るのではないでしょうか。(ガンバレ、オレ、じゃなくて石橋!!!)

えっと、今日は麒麟のギャグのパクリがやりたくて書きました・・・。

竜王戦第一局 渡辺竜王vs佐藤二冠

女流王位戦第四局は、清水さん勝ちでタイに戻しました。ちょっと見た感じでは清水さんの完勝に思えます。
ただ、今回は棋譜解説なしなので、もう第二局の轍を踏みたくないので、落ち着いてすこし調べてみてから書いてみようかと思います。

囲碁将棋チャンネルの、将棋まるごと90分、ゲストは渡辺竜王で第一局を自戦解説。タイトル戦のり最中では珍しくて、勝っていたからよかったという感じでしょう。
例によって、明快、明晰な、とても分かりやすい解説でした。
▲ 3六銀で▲1五歩と仕掛けるのは、歩を渡すので後手からの反撃がきつくなるから見送りということでした。
佐藤さんの▲9六歩(A図)、結果的には最後にこけてしまいましたが、この手自体は受けきるか攻めきるかギリギリで、構想としては、はっきり問題だったというわけではないようです。実際、竜王戦挑戦者決定戦第一局のように、とても受かりそうもないところを力技で受けきってしまうのも、佐藤さんの特技の一つだと思うので。実際、攻める渡辺さんも、そう簡単ではないと思っていたようです。具体的には、やはり一時は角の丸損になる瞬間もあるので。
A図 ▲9六歩まで
a

ただ、このあとの攻防、攻めるほうも守るほうも正確で、やはりこのお二人、基本的には、考え方が違うとか言いつつも、なんだかんだ言ってかみ合っていい将棋になる相性なのかもしれません。たまたま、最後に佐藤さんがすっぽ抜けたのが、実に珍しかっただけのようです。
シロウトとしては、すこし細そうな攻めを、相手の守り方を限定しながらうまくつないでいくのが、やっぱりプロの技術だなあと感じます。このあたり、どう受けるとどうなるかという具体的手順を、丁寧にくわしく解説してくれていたので勉強になりました。
△ 8七歩(B図)に対して▲同玉とすれば、まだまだ長い将棋。後手の飛車先を連打して、△4二に回らせる将棋になるとのこと。もっとも、ここら辺は既に竜王ブログで解説済なわけですが。しかし、先手陣も良く見るとスカスカなので、必ず角打ちされて、まとめきるのが大変そうだということなのかもしれません。
B図 △8七歩まで
b

あと、囲碁将棋ジャーナルに、村山新人王が出たとき、△8七歩でなく、△9九角も有力だといっていました。
竜王は、ここに来て、やっと本当に調子を回復しつつあるのではないかと、ファンの欲目で思うのですが、まだそう判断するのは早いのでしょうかね。

思うんですが、ネット中継やら棋士のブログでかなりのことが分かってしまっているので、特に改めて書くほどのことがなくて困ります。まあ、贅沢な悩みなわけですが。
今回のまるごと90分で、一番の新発見?は、竜王が、まだ余裕がある初日のおやつのケーキを結構楽しみにしているらしいということでした(笑)。

東西対抗ネット戦 羽生vs谷川(解説 渡辺)

まあ、タイトルのようなメンバーなので、これは見るっきゃありません。観戦しながら書いてます。
羽生先手で、谷川さんの後手一手損角換わり。羽生さんの対策は、端歩突きこし型右玉。実に良く見る形ですが、シロウトから見て、なぜ良く指されるのかがよう分からん戦法ではあります。
うーーん、渡辺さん、実にマメに解説してくれています。
羽生さん、どんどんハイペースで指して、7筋、5筋の歩を交換。なるほど、こうなってみると、後手がどう動くのが難しそうですねえ。やっぱ、プロ的な戦術だという気がします。
と思ったら、谷川さん△6五歩(A図)と自分から動きました。らしい。
A図 △6五歩まで
a

なるほど、▲1六桂をうたせて△4二玉と早逃げして、桂を目的に攻め駒を攻めるですか。谷川さん、こういう老獪な指し方を実は結構されるような気がします。
うーーむ、△2五歩とか、▲8六香とか、虚々実々の応酬だー。いいゾーー。
うわーー、羽生さん超辛抱の▲2九角(B図)。渡辺さんもビックリ。
B図 ▲2九角まで
b

なんか、すごい攻め合いになっております。でも羽生さんが攻めさせられている感じがするんですけど。
なんて、書いてみたら、竜王が「どちらが勝っているんでしょうか」と。形勢判断できてねーー。
すごい迫力のある終盤です、谷川さんが△3八桂成からキメに出たんですが、ずっとお互い角が当たった状態で延々と続いている。すごいことになっている。こりゃ名局だわ。
オオーッ。羽生さん▲6五銀(C図)、敵の(桂の)打ちたいとこに打てだ。
C図 ▲6五銀まで
c

最後は、谷川さんが時間稼ぎをしながらも、見事に詰ましました。イヤーーー、期待にそぐわぬ凄い将棋でした。ゴールデンカードの名に恥じない。谷川さん、やっぱり美しい将棋を指します。これで、きっと復調してくれるでしょう。
感想戦でもすごい手が出てきました。▲5五桂でなく▲6五桂!!(D図)
D図 ▲6五桂まで
d

これが▲7二銀以下の詰めろになっている。△同飛は▲2七角なので△同歩だが、▲2七角△7八飛成▲6八金で、まだ難しいとのこと。これも見てみたかったナーー。
役者が揃った大満足の一局でした。

マイナビ予選、PDG、ご主人様

マイナビ予選は、決勝を途中からナマで見ていました。
イヤーーーー、ヒヤヒヤさせやがって、石橋幸緒様(笑)。よく勝ったなあ、たぶん逆転、それも相当のでしょ。
中井さんは早々に勝勢になったと思ったので、見るのを中断していたのですが、たまに見ても全然終わってなくて、ちょっとイライラしたし(笑)。
LPSAファンとしては、ちょっと物足りない、イヤはっきり言って相当物足りない(笑)結果になってしまったわけですが、とにかく優勝を狙える二人が、とにもかくにも通過したから良しとしますか。
やっぱり、こういう人によっては三番勝たないといけない予選を抜けるのは、なかなか大変そうですよね。
まあ、とにかく「女王」(いいネーミングといえるかどうかは、なんとなくちょっと微妙な感じだなあ)になるのはただ一人なわけだから、中井、石橋のどちらかが、なりゃあいいわけです。
↑ちょっとばかり、LPSAファンの悔しさと負け惜しみ入っております(笑)。

PDG、ゲストは高橋和さんでした。まあ、本来こういうのがごく当たり前で自然なことであって、今の状態がどう見てもおかしいわけなんですが、そういうことは置いとくとして、えらい暴露トークでした。
女流の普段がどんな感じかとか、全然知らないわけですが、和さん、えらいチャキチャキした人なんですね。高橋和と中倉宏美には、姉妹愛、というか正確に言うと兄妹愛のようなものを感じてしまいました(笑)。
私自身、基本的にとんでもないヨッパライなもんすから、私の中では中倉宏美嬢のイメージが、100%アップしたことだけは申し上げときます。でも、世間的にどうかはマッタク保証の限りではありませんが (笑)。来週のNHK杯、見て笑っちゃわないだろうか。

ご主人様王手です、今週の上司と部下ミニコントは、えらくクラシックな感じの定番バ−ジョンでした。ああいう、格式正しい古典的なヤツ、私は大好きです(笑)。
折り返し時点なわけですが、とにかく形になりつつありますね。
少なくとも、この調子で彼女たちが成長したら、竜王戦や名人戦の中継を、それなりに興味を持って見て楽しめるくらいにはなるんじゃないかしら。将棋の対局って、実はながめているだけで結構楽しめるものだから、別にマニアな鑑賞法でなくても、いい解説さえつければ、彼女たちのようなファンの裾野を、まだまだ広げられるかもしれません。
今彼女たちが受けているような、工夫を凝らした初心者教室とか、本当にやってみたら面白いかもね。

女流王位戦第三局  清水女流王位vs石橋女流四段

のっけから将棋と関係ない話で恐縮ですが、皆さんの周りにはダルビッシュにしびれている女性とかいませんか?年甲斐もなくダルビッシュ様、ステキとかぬかしている女性はいませんか?マッタク。世の男性諸君、オトコも結局カオなのですよ、カオ、カオ。
ある巨人ファン曰く「巨人との日本シリーズで、ダルビッシュ見たいけど、巨人がおさえられたらイヤだからフクザツ。」
何が「フクザツ」ですか。知ったこっちゃない。勝手にしていなさい。ダルビッシュも打たれてしまいなさい、巨人も中日にさっさと負けてしまいなさーーい。

と、何で浮かれているかといいますと、ご推察の通り、昨日の竜王戦と本局の結果に気をよくしているわけです。←単純

今回は、北海道新聞のスタッフブログが充実していて、それを読めばほとんどのことは分かります。気持ちよく手順をなぞってみます。
またしても変則の相居飛車になりました。清水さんが飛車先の交換を目指したのが問題だったそうです。▲7七角と手放なさざるをえなくなくなりました。(A図)
A図 ▲7七角まで
a

スタッフブログには書かれていなかったので一応述べておくと、角をうたずに▲8七歩△8二飛としても、放っておくと△8八歩▲7七桂△8九歩成(△同銀なら飛車成)があります。角をいきなり手放さざるをえないようでは、さすがに清水さん側の作戦失敗でしょう。
しかし、そこから崩れないのが清水さん。とにかく心が強いという感じがします。石橋さんの△7三銀の構想が、やや疑問だったそうで持ち直したそうです。しかし、清水さんも局後悔やんでいた▲6五歩が疑問で、石橋さんの猛攻を招きました。▲3七角(B図)とすれば、まだまだだったとのこと。
B図 ▲3七角まで
b

なんと言っても、本局のハイライトは、その後の石橋さんの切れ味抜群かつとても手厚く重層的な攻めの組み立てでしょう。
スタッフブログを読んでいても、男性プロも指摘していない鋭い攻め筋を連発していたようです。△9六歩の垂らしから△6九角の打ち込み。さらに△7五歩(C図)が、青野先生もほめていた手で、いかにも筋がいいなあという手でした。ひとつのところを攻めるのでなく、いろいろな急所に手がいっていて、単純な一本の攻めしか出来ない私などには、とても勉強になる手順です。
C図 △7五歩まで
c

その後も、△6五桂△7五桂と、かさにかかるような厳しくて手厚い攻めが続いて、さすがにもう先手は持ちこたえられない形になりました。見ていると簡単そうですが、なかなかこうしっかり攻めることが出来るものではないんじゃないでしょうか。最後も、バッサリ即詰みに討ち取ってしまいました。
石橋さんが、中終盤の切れ味抜群なところを見せつけた将棋でした。あとひとつなわけですが、本当はファンとしては謙虚なことを言っておかないといけないところなのでしょう(笑)。しかし、普通に堂々と指しても、あの清水さんとも十分渡り合えるのではないかという印象が、ますます強くなった一局でした。
といっても、前述の通り、とにかく清水さんの精神力の強さは相当なものなので、まだまだこれからなのでしょう。石橋さんも、そのことを私たちなどよりも重々承知なはずなので、きっと落ち着いてなおかつ思いきりよい将棋を指してくれるものと信じています。


ダルビッシュ、全然打たれませんでした(笑)。やっぱ、いいピッチャーだわ。

NHK杯 羽生vs中川 ▲3八玉の変化

昨日の記事でふれた変化についてコメントをいただきました。再掲させていただきます。

「▲3八玉に△3九金打は先手玉詰まない。後手負け。

参考1)
△3九金▲2八玉△2九金▲1七玉△2六歩▲2二銀△2三玉▲2四歩△同玉▲3六桂△1五玉▲1六銀△1四玉▲1五歩△2三玉▲2一銀不成
△9八龍▲2四歩△2二玉▲3二銀成△同玉▲4二金打△2二玉▲4三銀成△2一桂▲3二金△1二玉▲3三成銀△同桂▲同金で後手玉必死。

参考2)
△3九金▲2八玉△2九金▲1七玉△2六歩▲2二銀△同金▲4三銀成△2三玉▲2四歩△同玉▲3六桂△1五玉▲1六銀△1四玉▲1五歩△2三玉▲2四歩△1二玉▲3二成銀△3三銀▲2二成銀△同銀▲3二角成以下一手一手。

後手の勝ち手順は、▲3八玉に△1九龍。
参考3)
△1九龍▲2五飛△2四香▲同飛△同玉▲2七香△2五歩▲同香△同玉▲3六銀△1六玉▲2七銀打△1七玉▲2九桂△同龍▲同玉△2八金まで。」


△3九金以下、玉を1七まで追って△2六歩と飛車を取って、後手玉が詰まずで済ませてしまいました。しかし、その後王手をかけながら▲1六銀とうつのが、詰めろ逃れになって、後手玉に詰めろを続けさえすれば先手勝ちということです。うーーむ、考えてみれば当然とはいえ、本当に将棋の終盤は簡単じゃないです。
それで、後手負けかというと、そうでなく、△1九龍とすれば後手勝ちとのこと。どちらにしろ、1九の香のききをはずせば詰み筋がなくなるので、これも考えてみれば当然ですが、飛車も角もとらずにこれが正解とは。この手自体、△3九金以下の詰めろです。今度こそ、△2六歩と飛車をはずす手を避けないと、詰めろがとけそうにありませんが、▲2五飛としてもダメ。
もうわけ分からなくなっている私には、この手順が正しいのかも判断しきれないのですが、今度こそ正しいという気がします。ただひとつだけいえるのは、この▲3八玉の場面で、いかにプロといえども三十秒で冷静に正解を指すのは、相当大変なのではないかということです。とくに、ここまでの流れが流れだけに。
以上の手順を、棋譜分岐ファイルに追加しておいたので是非ご覧ください。

▲3八玉以下の変化(左下に手の分岐あり)


竜王戦は渡辺勝ち、女流王位戦では石橋勝ち。
二局重なって、ネットで見るのも大変だと思っていたら、両局ともあっという間に終わって、少ししか見られませんでした。気が向いたら、それぞれまた記事を書くとして、簡単に感想を。
女流王位戦、実は私は女流のタイトル戦を全部きちんと見るのははじめてなんです。今回、どうも二人とも気合が空回りのように言われているようですが、個人的には、第一人者の清水さんは勿論、石橋さんも、メチャクチャ腕力あるなあ、強いなあというのが「第一感」です。本局も、色々あったようですが、石橋さんの中終盤のウデップシに感心の一局でした。
一方、竜王戦。個人的な事情で、一時期将棋を離れていたのですが、去年の竜王戦あたりから見出しました。本当にスリリングなシリーズで、イヤーー、やっぱり将棋っていいもんですねー、と水野晴郎ばりに思いました。今年も期待が高いわけですが、両者不調でどうなるかと思っていたら、本局は佐藤さんが自滅だったようです。やっぱり、この二人だと、もっともっと内容のいいのを期待してしまいます。

竜王戦開幕、LPSAフランボワ−ズカップ、NHK杯 羽生vs中川

竜王戦開幕。楽しみです。佐藤先手で相矢倉に。佐藤二冠が森下システムから▲5七銀から▲9八香車にしたのが新工夫らしいです。ただでさえ矢倉が分からないと言うのに、高度すぎる手順で、BSの阿部さんの解説を必死に聞いていました(笑)。よくある▲4六銀▲3七桂型から穴熊を目指すのと違って、▲4六歩(A図)とつけるということのようです。
A図 ▲4六歩まで
a

よう分かりませんが、とにかく森下システムと▲4六銀▲3七桂型を地下で結びつけたような柔軟な発想だというのは、なんとなく理解できます。佐藤さんの新手魂健在というところでしょうか。
駒がぶつかったところで封じ手。やっぱり竜王のことだから、△同桂と踏み込むに200ペソとしときます。(古くて若い人には分かるまい。)

LPSAの1dayは、島井さんが連覇。しかも、得意の穴熊を封印しての快挙でした。四間飛車中心の振り飛車党なので、やはり勉強になるし応援してしまいます。高知出身には漫画家の西原理恵子などもいますが、なんとなく、生命力のある芯の通ったまっすぐな感じの女性が多いという極私的独断イメージがあったりします。島井さんはどうなんでしょ。
決勝には北尾さんも進出。正直に言うと、今までの感じだと、もしかしたら早指しはあまりお得意ではないのかもなどという失礼なイメージが出来つつあったのですが、本来の力を発揮して、決勝も大熱戦でした。得意にされている玉頭位取り、藤井さんの「四間飛車の急所1」でも取り上げられていましたが、意外なほど藤井さんはこの戦法を評価している感じを受けました。その影響で、実はは対抗形で居飛車を持ったときの私の裏芸でもあるんです。とにかく、何があっても、最後は上から襲いかかるというのは、いかにも藤井好みなのかもしれません。
最後は、長手順の詰みを島井さんが読みきりましたが、そのあたりの前は、どうすれば将棋が終わるのかという感じでした。棋譜解説で指摘がありましたが、△2五歩のところで、△4四角成(B図)としていたらどうなったか。見ただけで頭がクラクラしますよね(笑)。
B図 △4四角成まで
b

前回は色々大変な1dayでしたが、とにかくこうして定期的に棋譜を公にし続けるというのが素晴らしいことで、色々ありつつも、どんどん皆さん強くなっていっていただきたいものです。

さてと、問題のNHK杯です。私は各地で騒がれるのを知ってから、昨日録画で見たので、そのせいで多分皆さんほど感動できなかったのが残念です(笑)。
やはり、これだけ盛り上がったのは、加藤一二三先生の力が大きかったといえそうです。そういえば、中倉さんはちゃんと千敗の記録についてもふってくれていました。加藤先生によれば、「少なくとも150敗くらいは逆転負けで、本当は負けていない」そうです(笑)。そうですよね。いくら長くトップだったから達成できた大記録だからといっても、ご本人とすれば、そんなに素直には喜べませんよね。
しかし、詰みを発見したときの加藤先生はサイコーでした。お得意の「ウヒョーー」もでたし。さてここで問題、あの場面で何回加藤先生は「アレ」といったでしょう(笑)。
それで、中川先生はどうすればよかったかですが、実は昨日ちょっと調べて記事を書こうと思ったら、すっかり深みにはまってしまいました。▲3八玉の場面(C図)、プロならすぐ勝ちきれるのでしょうが、少なくとも私レベルでは超難解です。
C図 ▲3八玉まで

c

まず、△9八龍とするのは、先手に対する詰めろになってなく、▲3六桂と詰めろをかけ、対して△2四香ぐらいですが▲同桂がさらに詰めろ。どうすれば後手が勝つのか分かりません。
次に△3九金▲2八玉をを入れておいてから△9八龍に対しては▲3九玉としたのが後手への詰めろ。△8九龍としても▲3八玉で詰みません。
直言って全く調べ切れていませんが、驚くほど後手に詰めろがかかって、先手玉が詰まない変化が山のようにあるのです。
さてと、ここで思い切って平地に乱を起こすようなことを言ってみましょう。実は▲3八玉の時点で、既に逆転していたのではないか、と。
まあ、さすがに今回は、「こうすれば後手勝ち」という変化を私がウッカリしているだけだと思います。どなたか強い方、お手数ですが教えていただけないでしょうか(笑)。
▲3八玉以降の変化を棋譜分岐ファイルにまとめてみましたので、興味がある方はご覧になってみてください。 (但し、詰ます作業は東大将棋に任せていて、変な詰まし方していることがありますが、そのままのせてあります。)

▲3八玉以降の変化ファイル(左下に分岐を選ぶ欄があります。)

さてと、薬の効用書ではありませんが但し書きを一応。
これは、弱いシロウトが勝手に変化を考えてみただけなので、正しいことを知りたい方は、必ず週刊将棋、近代将棋、将棋世界、NHKテキスト等を参照ください。

(追記)
コメント欄でご指摘があり、アッサリ疑問解決しました。
△3九金▲2八玉△2九金▲1七玉のとき△2六歩ととっておけば、後手玉は詰まず、先手玉が詰めろで後手勝ちでした。お騒がわせしました。

(10/17追記)
改めて、今日いただいたコメントをもとに記事を書きました。

対Bonanza自戦記(棋譜再生ソフト試用テスト)

LP`SAの1dayは、島井さんが連覇。準優勝も一回あって、やはり中終盤の安定性と力強さが一番だという印象が、素人ながらいたしますです。

さてと、一昨日の私の女流王位戦の記事、ひどかったですねー。棋譜解説もない時に、あんまり思いきったことを書くもんじゃありません。最近強い人たちにおだてられたりしたもんですから、ちょっといい気になってしまっていました(笑)。基本的に単純で調子に乗りやすい性格なんです。
そうですか、▲5五歩あたりでは、先手有利なんですか。清水さんの、△8八歩から△5互角、鋭いと思ったのですが、別にいいと思ってやったわけじゃなく、勝負手だったのですね。
それより、▲2一飛車成り「暴発」とか言ってた人がどこかにいます。当然飛車成る一手で、しかも先手優勢でした。石橋さんには土下座してあやまりたい気分です(笑)。暴発してるのは、私の方だって話です。
△6七銀成が、えらく厳しいように思ったのですが、▲、5六歩としてもボナンザ君推奨の▲7七桂としても、先手十分のようです。それより▲2四角が問題だったとのこと。確かにも我慢すれば角銀交換だけで龍が残る展開だったのに、角取りが残って自玉も危ないのでは悪いのだと、今になって冷静に考えれば分かります。もっとも、そう思うと石橋ファンとしては、ちょっと残念だったなあと思いますが。遠山先生が石橋さんの「勇み足」だといっていたのが正確で、やっぱりプロの言うことが何より確かです(当たり前)。

最近局面図を導入したのですが、欲が出て棋譜再生ソフトも使ってみたくなりました。女流王位戦を調べるために、ボナンザを引っ張り出してきたのですが、ついでに結構指してみました。
まあ、ソフト相手だと数うちゃあ、パンチが入ることもあるんで、自戦記を本邦初公開しときます。今後、プロ将棋の長い詰みの変化など書くときに使ってみようかなどと思っています。あくまで、あまりやり過ぎない範囲で。
それでは、よろしければご覧ください、棋譜ははっきりいって観賞価値なしかもしれませんが、コメントをウケ狙いで頑張ってみました。

余は如何にしてBonanzaクンとひたすら攻めあったか(似非藤井システム使用)

女流王位戦第二局 清水女流王位vs石橋女流四段

激しい将棋でしたが、ちょっと一方的になってしまいました。変則な出だしから清水さんが動いて、石橋さんが▲5五歩とひねった対応をしたのですが、清水さんの△8八歩(A図)が痛打でした。まさかと金を作らせるわけにはいかないし、同金だと銀に成られるし、本譜の同銀だと、堂々と△5五角と出られて厳しい△6七銀成が残ります。さかのぼって、8筋の歩を突き捨てておいたのも抜け目のないところでした。
A図 △8八歩まで
a

石橋さんが▲2一飛成といったのは、さすがに暴発だったようです。なんとなく辛抱する気にならないのは分かるような気もしますが・・。
かすかな期待の▲4五桂にも、冷静に飛車に逃げられて困りました。▲5五歩(B図)に、万が一同飛ととってくれたりすれば、▲3二龍以下のトン死ですが、無論清水さんがそんなのをくらうわけもなく、△7八銀をいれてから、王手で5五の歩を取られて、もう収拾不能ですよね。
B図 △5五歩まで
b

そもそも▲2一飛成より、ずっとさかのぼっての構想に問題があったのかもしれません。
とにかく、こういう負け方なら、そんなにあとに残らないでしょう。
さあさあ、これで三番勝負です。第一局に勝っておいたからこそ、出直せるわけです。次局以降は、将棋の内容の良さにも期待しましょう。


当日追記
今日は、棋譜解説がないので、思いっきり自分の感じたままを書いてアップしてみたのですが(勇気ありすぎ)、そのあと色々調べたりしてみたら、▲2一飛成は別に暴発とかじゃなかったようです。(失礼しました)。
数ヶ月前ボナンザをダウンロードしていたのを思い出して、ちょっと指させてみたのですが、ボナンザ君は△6七銀成に対して、平然と▲7七桂と受けたりしおって、こんなんじゃダメだろ、と思って見ていたら、その後先手が勝ってしまいました。確かに、後手もどうすればいいのか、私の頭ではよく分かりません。
きっと、まだこのあたりでは色々含みがあって、結果的に石橋さんが、その後まずい変化を選んでしまったのかもしれません。

(10/14追記)
改めて、修正記事を書きました。

昨日の記事について言い訳

昨日、王座戦第三局について書いたのですが、某プロ棋士ブログには明らかに私の実力を過大評価している(あるいは、からかわれいてる?)記述があり、某アマ高段者からは「謙遜しているが本当は強いのでは」とか言われたりしております。
こういう誤解はちゃんと解いておかないといけません。いちいち書いていませんが、私がプロの将棋を研究する際には、独力ではなく、常に古いバージョンの東大将棋クンとの共同作業なのです。本来、私にはプロ将棋の終盤を研究することなどハナから無理なのですが、ソフトに詰みを読ませると、結構調べられるものです。驚くくらいに。こうしたらどうかと局面設定して、あとは何もしなくてもソフトが詰みを考えてくれるというのは、実は結構恐ろしいことです。
私みたいに、いちいちこんな面倒くさいことをする人がほとんどいないだけで、誰でもその気になれば、かなりプロ将棋の終盤を調べられる時代になっているということです。プロ棋士の方々にとっては、大変な時代になっているといわざるをえません。もしかすると、こうしてプロ将棋をソフトで調べる行為自体が冒瀆だと思われる方もいるかもしれませんが、私としては、そういう調べ方をされても鑑賞に堪える棋譜をプロには残してほしいと思うし、また残せるものだと信じております。

それと、昨日の記事について早くも訂正があります。▲7一飛に対して△4二玉と逃げた場合(A図)「ソフトは詰まないといっている」と書きましたが、実は詰みがありました。あるアマ高段者の方が、多分自力で考えて発見して教えてくださったものです。
A図 △4二玉まで
a

詰め手順を記しておきます。
△ 4二玉▲5一角△5三玉▲5二角成△5四玉▲4三馬△同玉▲7三飛成△5三角▲4四歩△同玉▲4五歩△同玉▲4六銀右△4四玉▲4五歩△5四玉▲7四龍△6四金▲6六桂△4三玉▲5四銀△5二玉▲5三銀成△同玉▲3一角△5二玉▲4二角右成△6一玉▲6四龍△7二玉▲6二龍△8三玉▲8四金△同玉▲7三龍△9五玉▲9六歩(B図) まで詰み 途中△5三金などとしても詰み
B図 ▲9六歩まで
b

ここは、かっこよく「長手順ですが、流れのみお楽しみください」とか言いたいところですが、書いている本人が符号だけ見ていても分からない始末です。
ところで、何でソフトに読ませて詰みを見落としたかですが、これがお粗末。私は調べるのに、コンピューターのレベルを最強にして時間無制限で指させるやり方をしていたのですが、なんとそれだと詰みを完全に調べずに指してしまうことがあるらしい。今の手順は、プログラムの「詰み問い合わせ」を使って発見したものです。ちなみに考慮時間は、全て読みきるのにたったの30秒。それくらいで分かるんだったら、考えて指してくれよといいたいところですが、やはり恐るべき速度です。
今回は、コンピューターソフトの持つ意味について、実地で考えさせられるところがありました。

週刊将棋を読んで 再度王座戦第三局▲4七銀をめぐって

最近こんな記事を書いたんですが、プロ将棋について勝手読みで書いてしまって、イヤーな感じが残っていました。週刊将棋を読んでみて、ああ、やっぱり。自分の読みとは違うことが書かれていました。ところが、まだ疑問が解決していないのです。
まず、復習すると▲7四角とうって、守りにもきかすわけですが、相手に金の持駒が残っていると▲3八銀と手を戻しても、
△同と▲同角△同飛成▲同玉△4九銀▲2八玉△3八金▲1八玉△2九角 までの詰みです。
従って、さらに王手を続けて、なんとか金合いさせる必要があります。私が考えたのは▲6一飛でしたが、正解は▲7一飛(A図)だそうです。
A図 ▲7一飛まで
a

6一にうたないと到底詰みそうにないと思ったのですが、目的は詰ますことでなく金合いさせることなので、7一でよければそれにこしたことはないわけです。以下週刊将棋の説明手順は
▲7一飛△5一桂▲2三角△4二玉▲3二角成△5三玉▲7三飛成△6三歩▲3一馬 から後手の持ち駒を使わせて、手を戻せば先手勝ちというものでした。
確かに、▲3一馬に対して▲4二金と合駒してくれれば、以下
▲3八銀△同と▲同角
となって、先手玉は詰まないどころか、銀一枚の持ち駒では、詰めろをかけ続けるのすら大変そうで、先手勝ちのように思えます。
ただ、△4二金のところで、△4四玉(B図)と逃げてしまうとどうなるのかが分かりません。
B図 △4四玉まで
b

いろんな手順があって、ややっこしいのですが、一例をあげると
△4四玉▲2二馬△3三桂▲4五歩△同玉▲4六銀右△5四玉▲6六桂△5三玉▲3一馬△4四玉▲4五歩△同桂▲2二馬△5三玉▲3一馬△4四玉▲2二馬(C図)・・・以下繰り返しの連続王手の千日手になって、どうしても後手に金を使わせることが出来ないような気がするのですが。但し、この辺の手順は、全く自信ありません。
C図 ▲2二馬まで
c

さらに、▲7一飛は、私も最初すこし調べたのですが、△4二玉と逃げられた場合も実はよく分かりません。少なくとも、ソフトによると詰みはないようなので、金をなんとか合い駒させるしかないのですが、一例としては
▲ 7一飛△4二玉▲5一角△5三玉▲7三飛成△6三歩▲6二角成△4二玉▲5二馬△3三玉(D図)
と右辺に逃げ込まれると、詰まないし、金など全く使わすことが出来そうにないのです。また、△4二玉に▲5二角成△同玉▲7四角(▲4一角)も△6二玉とかわされて続かないようです。
D図 △3三玉まで
d

(10/11追記)
この形で、実は詰みがあることが分かりましたので、こちらに書いておきました。


ということで、さらに疑問が深まりましたが、まあ月刊誌でも気長に待ってみようかと思います。
今回私が書いたことにも、間違いがいっぱいありそうなので、決して信用しないでください。ただ、プロの将棋の終盤を、あれこれ調べているだけでも、結構楽しかったです。もう、懲りて二度とやらないと思いますが(笑)。

NHK杯 久保八段vs行方八段

先手の久保さんが中飛車、後手の行方さんが対振り飛車右玉。糸谷さんが一躍有名にした戦法ですが、実はどういう指し方なのか全然わかっていなくて、たまに24で、これやる人と出会うと、振り飛車党としてはどうしていいのかよく分かりません。井上さんが、右玉側の理想形を説明していました(A図)。なるほど、これはいい、って私は振り飛車党なんでした。
A図
a

中盤は、▲8二銀が鋭くて、▲7一角の時点では、後手陣崩壊、将棋が終わったのかと思っていましたが、その後の行方さんの指し回しがすごかった。まず△2五桂(B図)。ひぇーーー、全部無視して桂跳ねですか。なるほど、後手の飛車が残っていると、相当怖いので、先手も安易に攻めることは出来ないのですね。すごいねー、プロって。
B図 △2五桂まで
b

さらに、すこし進んだところでの、△8二金。知らぬ間に先手玉に詰めろが。お、恐ろしい・・。
先手も一回受けに回らざるをえなくなりました。さらに、△8一歩。(C図)色々やってくるもんですねえ。しかし、久保さんもこんなコワイ目にあっても、ちゃんと最後は詰まして勝ちきりました。すごいねー、プロって。私が、最後の最後まで、▲7一銀成に気づいてなかったのはここだけのヒミツてす。
C図 △8一歩まで
c

感想戦で、行方さんが悔やんでいたのは、本譜△2五歩のところで、いきなり△8一歩とすべきだったということでした。下手に龍きっていくと、詰まないそうで、それはさすがに逆転。▲同龍でどうか、というところで時間切れになりました。
最近、ようやく分かってきたのですが、プロの終盤というのは、とんでもない膨大な変化が隠れていて、本当に面白いんですね。将棋が持ち駒制にしたというのは、実ははすごい大発明で、だからこれだけ面白い終盤が生まれたのかもしれません。

王座戦第三局 ▲4七銀の変化

囲碁将棋ジャーナルの解説は深浦王位でした。ネット中継でもふれられていた、△4八とに対して▲同銀でなく、▲4七銀とするとどうなるかの変化についてふれていました。さらに、後手が△3八銀(A図)とうってきたときに、後手玉は詰まないらしいのですが、王手をかけて▲7四角で合い駒を使わせて、▲3八銀と手を戻す手順を指摘していました。具体的手順の説明は省略だったので、すこし調べてみた結果を書いておきます。
A図 △3八銀まで
a

△3八銀▲2三金△同玉▲3二銀△同玉▲2四桂に対し
△同金は▲4二飛△2三玉▲3二角△1三玉▲2二角△同玉▲1四角成△3三玉▲3二馬△4四玉▲4三竜 まで詰み(▲2四桂に玉が3三、2二、2三に逃げても詰み)
したがって▲2四桂に対しては△4一玉ですが、それに対して▲7四角(B図)とうちます。この角が3八の守りにきいているのですが、ただこのまま△3八銀と手を戻すと、△同と以下並べ詰みなので、さらに王手を続けて後手に金を合駒に使わせる必要があります。
B図 ▲7四角まで
b

まず、▲7四角に合い駒を使わずに玉が逃げるのは、どこに行っても詰み。したがって、合駒するのですが△5二桂の場合は
△5二桂▲6一飛△4二玉▲5一角△5三玉▲6三飛成△4四玉▲4五歩△同玉▲4三竜 まで詰み
したがって、△5二銀ですが
△5二銀▲6一飛△5一桂(△5二玉は詰み)▲2三角△4二玉▲3二角成△5三玉▲3一馬△4二金
で、やっとこさ金を合駒に使わせることが出来ました。この時点で▲3八銀と手を戻せば(C図)、先手玉は詰みませんが、後手も△6一銀と飛車をはずす手があるので、その後よく分からず、先手が勝ちになる手順は分かりませんでした。
C図 ▲3八銀まで
c

ちなみに、▲7四角に△5二金と合駒すると、その時点で▲3八銀と手を戻せますし、飛車とかでさらに王手してからも手を戻せて、しかも飛車も渡さないので、その場合は先手にも勝ちがありそうな気もします。
ということで、全然調べ切れませんでしたが、(まあ、当たり前です。)とにかくプロの終盤というのは、恐ろしい深さがあるんですね。驚きました。


(10/10追記)
再度チェックしてみたら、上記手順中、▲3一馬に対して、△4二金と合駒せず、△4四玉と逃げた場合の、先手の攻め方が見当たりません。
また、週刊将棋を読んでもう一度記事を書いてみました

王座戦第三局 羽生王座vs久保八段

久保先手で、羽生さんは居飛車に。今回は相振りがテーマなのかと思いきや、アッサリ。本当にどういう戦形を選択してくるのか、全く読めません。
一方の久保さんも、すこし意外な感じの四間飛車の藤井システム風出だし。ただ、システム最新形の▲4六歩プラス▲1六歩ではなく、▲4六歩プラス▲3六歩形(A図)が、久保さんの工夫だ、とか書こうと思ったら、映像サイトで御大藤井が、「この3六歩形は、私も経験がありますが、久保さんはどれくらい研究しているのでしょう」と、システム元祖の貫禄の発言をかましていました(笑)。
A図 ▲3六歩まで
A

藤井システムには、右銀急戦が有効策のひとつですが、▲3六歩形で、端歩が突きあってなく、玉も4八のままなので、△6四銀に対して普通に▲7八飛と受けたりすると、仕掛けられて危ないのでしょうか。とにかく、▲7八銀(B図)とバックしておけば、△7五歩には▲6五歩があるので、とりあえず仕掛けを封じることができます。
B図 ▲7八銀まで
B

両者、この戦形で戦ったことがあるそうで、久保さんの▲6五歩の開戦(C図)が研究だった模様です。多分、これが指したくて、四間飛車にしたのでしょう。ただ、どうもそれほどうまくいかなかったようです。
C図 ▲6五歩まで
C

羽生さんの△2二同玉から△1二玉(D図)が印象的でした。とにかく、玉を戦場から遠ざけておいて、スピードで勝負という発想。そのあとの指し手も、飛車きりから、△4六の銀を生かす△5五角、金取りを無視しての△2四桂と、思想が一貫した指し手でした。
D図 △1二玉まで
D

と、実は羽生さんが勝ちそうだななどと思いながら、ここまで、一気に書き終えたら▲1八金で、羽生さんの指し手がパタリと止まってしまいました。瀬川さんが「後手の攻めが細い」と言ってる・・・。さらに、▲3七歩が平凡ながら好手、久保優勢、久保勝勢、久保必勝、羽生投了してもおかしくない・・・。グゲッ、羽生ファンとしては。
と思ったら、△6八歩(E図)で、久保必勝と言っていた方が意見を変えてくださりました(笑)。面白すぎます。はっきり言って、私はいろんな意味で藤井ファンです。今回の映像サイトは、たくさんミニ動画があってとても楽しめます。それにしても、藤井先生って方は・・。そうですか、振り飛車側が思わしくないと、声が出なくなって、指で口の前にバッテンマークですか。お茶目すぎます・・。
E図 △6八歩まで
G

今終局したところです。とてもネット中継を見ながらブログを書くというような状態じゃありませんでした。本当にすごかった・・。▲1七桂が詰めろ逃れの詰めろで、「またか」と思いきや、△3九角から桂を抜かれて、堂々と詰めろをかけられると、なんと後手玉が詰まない!(と言っても、確かめてないけど。)
▲5七角△4六桂ぐらいは、私にも見えました。でも、驚くべきなのは、△3五同金(F図)の場面。映像サイトで書かれていましたが、▲2五桂△同金▲5七角△4六桂▲同角△3五角▲同角△同金▲2五桂・・、の順を繰り返すと、連続王手の千日手で先手が反則負け・・。こうしなくても、別に3五に角合いしなけりゃよいのかもしれませんが、こういう形ができただけでも十分ビックリです。
冷静に振り返れば、結構さかのぼったところに久保さんの敗因があるのでしょうが、とにかくとんでもない逆転劇でした。
F図 △3五同金まで
F

羽生さんは、王位戦最終局の鬱憤を一気に晴らすような、なんとも表現の仕様のない勝ち方をしました。羽生の終盤力、いまだ健在を、いやというほど将棋界にアピールしたといえそうです。一方、久保さんにとっては、今回の王座戦は、災難、悪夢としか言いようのないシリーズだったと思います。
16連覇ですか。某棋士のメルマガで知ったジョークなのですが、福崎さんは、いまだ「前王座」のままです・・・。

女流王位戦第一局 清女流王位vs石橋女流四段

石橋さん先勝。今回の中継は、ある程度の棋譜解説がついていたので助かりました。
後手の石橋さんが、ゴキゲン風の出だしから、角道を止めて相矢倉に。棋譜解説で羽清水さん得意の右四間を回避したのかもとか書かれていたし、ほかに事前インタビューでも前回は居飛車でのみ勝利をあげたといっていたので、関係があるのかもしれません。また、いつも最初のところで出遅れるので注意したいとも語っていたので、色々細心の注意を払って、苦心して考えての駒組みだったのでしょうか。そもそも、事前に決めた作戦をそのまま指すというのでなく、実際に盤面に向かって感じたままに、自由に指すタイプのようにも思えます。単なる推測に過ぎませんが。
一方の清水さんは、堂々と受けて、▲3七銀と立つ形に(A図)。通常よく△6四角と受ける形で、実際にもそうしたのですが、角が3三から4二に移動しているために、手損になり、若干清水さんがポイントを稼いだようです。
A図 ▲3七銀まで
aaa

石橋さんは、やはり動く将棋なのですね。二度目の△6四歩から、角出して角をきっての△3六歩をみせました。ちょっとでもスキあらば襲いかかるぞという、面白い将棋です。対して清水さんも、「やってきなさい」と、▲6五歩(B図)。銀桂と角の二枚換えになりました。全体に、石橋さんが色々苦労して指したり、動いたりするのを、清水さんが真っ向から堂々と受けとめていたという印象です。
B図 ▲6五歩まで
bbb

この折衝をどう評価するかは難しかったようですが、棋譜解説でもふれていた通り、すごく素朴な疑問として▲6三角(C図)では、▲6三歩成△同飛▲7二角の自然な筋が見えるわけですが、何かイヤな筋とかあったのでしょうか。
C図 ▲6三角まで
ccc

その後、もつれた感じで、終盤は迫力ある攻め合いになりました。▲4三歩とたらされるのが、たまらなくイヤな感じで清水さんがよいようにも見えますが、後手の反撃も厳しく、△6七銀成▲同金から△5五桂(D図)が、いかにも強烈ですよね。それに対して、清水さんは、攻めに行って駒を渡してしまったために、△6七桂不成以下の即詰みが生じてしまいました。この辺は、何が起こっていたのか正直よく分かりません。この辺の少し前のあたりなど、清水さんにも、いかにも何か別の手順があったようにも思える局面でした。
D図 △5五桂まで

ddd

終盤では、石橋さんも、清水さんと伍してやる力があると感じた一局でした。でも、清水さんも、後半はご自分でも不本意だったのかもしれませんが、堂々とした指し回しが印象に残りました。多分、一局勝ったくらいでは喜んでいられない相手なのでしょう。石橋さんが先勝したので面白くなったといえそうです。と、個人的には石橋さんを応援しているからこそ、謙虚に言っておきましょう(笑)。

NHK杯 谷川九段vs松尾七段

谷川先手で、角換わりの将棋に。激しい腰掛銀同型でなく、△6五歩と位をとる形に。私は角換わりの将棋を良く知りませんが、村山聖さんが、こうして位を取って64に角を打つ形をよく指していたのは、なぜか印象に残っています。今「村山聖名局譜」を引っ張り出してみたら。有名な死闘の順位戦の丸山戦も、絶局の木村戦も、後手番でこの形でした。松尾さんも、この形を良く指されるそうで、対する谷川さんは、先手がよいとされていたという、かなり昔の定跡形で対応。飛車を6筋に回って、後手にも6筋に受けさせて、▲4五歩から仕掛けて、飛車の位置をとがめようという発想とのこと(A図)。

A図 ▲4五歩まで
aa

ところが、松尾さんは、この将棋を研究で指していて成算があったらしい。局後、谷川先生が、昔のやり方ではダメですね。というようなことを言われていましたが、ほとんどすたれて先手がいいとされている形を研究しろといっても、無理な話です。谷川先生も、最新の腰掛銀同型とかだったら十二分に対策を練っているのでしょうが、レトロな形で研究が及ばないところを突かれた形になりました。こういう埋もれた形の研究というのが、相手が全く調べてないだけに効果が高いのかもしれません。現代の研究将棋のこわさを思い知らされた一局でした。
解説の渡辺竜王は、相変わらず歯切れが良くて明快。とにかく後手の△8六歩が。ムチャクチャ厳しかったらしい。(B図)

B図 △8六歩まで
bb

その直後の▲8二飛を、谷川さんは一番悔やんでいました。攻めるならば、まだしも▲5三金だったとのことですが、感想戦では、やっぱりそれでも、後手が残しているような感じでした。後手玉が13に上がった形が寄りにくいらしい。
本譜は、△6四角▲7五歩に△同角と叩ききるのが、いかにも気持ちよさそうな決め手でした。△9三角の王手飛車(C図)が厳しくて、それこそ82に打った飛車が泣く形に。そのあとは、松尾さんが押し切りました。

C図 △9三角まで
cc

松尾さんは、所司門下の精鋭の中でも、当初は渡辺竜王以上に将来を嘱望されていた感じでした。その後、そんなに目立った活躍がなかったのですが、それでもコンスタントに勝ち続けて、いつの間にか竜王戦は一組で七段になったのですね。順位戦でも好調ですが、その松尾さんを矢倉で堂々と破った加藤一二三先生は、改めてすごすぎると思います。
松尾さん、なんとなくいかにも現代的なシビアな将棋なのかとイメージで思っていました。でも、どこかの解説で聞いたのですが、なんと、かつて福崎先生にあこがれていて、(まあ「なんと」とか言っちゃいけないところですが)、終盤も地味な手よりもかっこいい手を指したいという気持ちがあるそうです。マジメでおとなしそうな外見だけで判断してはいけないのかもしれません。
一時、渡辺世代の台頭で世代交代かといわれていた時期もありましたが、最近はどの棋戦でも「おなじみのメンバーばかり」という状態に逆戻りしている感じがします。もともと評価の高かった松尾さん、今後なにか大きな活躍をしてくれるのではないか、楽しみです。

と、ついに局面図を導入してみました。今日は、これがやりたくて書いたようなところがあります。いかにも将棋ブログを書いているという自己満足感、相当高いです。今、「気分はせんすぶろぐ」(笑)といったところです。あくまで気分だけですが・・・。
コメントを承認制にさせていただいています。反映まで時間がかかりますが、お気軽にどうぞ。
Recent Comments
  • ライブドアブログ